SPEEDIによる放射性物質放出量の推定とか

福島第一原子力発電の事故後、原子力安全委員会が行った放出量の推定と放射性物質の沈着量を調べてみた。
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Yoh Tanimoto @yoh_tanimoto

雨で大部分が落ちるという上での仮定をここでも使うなら、この時関東上空にあったI-131の濃度は3/15の数十分の一になり、この日は風でまっすぐ原発から来たので、放出量も数十分の一、10^14Bq/hかその数倍で、安全委の数字と合う。

2011-07-08 10:35:57
Yoh Tanimoto @yoh_tanimoto

まとめると、関東の沈着を作った程度の放出が3/16-24くらいまでずっと続いていて、落ちたのが3/21-22だけなのは雨と風の都合ということ。

2011-07-08 10:36:24
Yoh Tanimoto @yoh_tanimoto

ぼくは単なる数学の大学院生で、原子炉についても放射性物質についてもシミュレーションについても何も専門知識はないので、間違いなどあったらよろしくお願いします。宿題終わり。

2011-07-08 10:36:50

ここからは8/22発表の推定について。国立環境研究所のシミュレーションについても。

Yoh Tanimoto @yoh_tanimoto

原子力研究開発機構の放出量新発表http://t.co/sWpO5VC の1.はじめに には残念な事が書いてある。3/12-14の推定が今回できたのは保安院が持ってたダストと線量のデータが出たからと。「国民に示す発想がなかった」のあれ。推定をやってる機構に示す発想もなかったと。

2011-08-23 06:50:29
Yoh Tanimoto @yoh_tanimoto

何かとても脱力したので、読んでいろいろ疑問はあるんだけど今度考える。相変わらずオーストリア気象庁が高崎のダストを使ってやった推定とは全然合ってない。WSPEEDIなら高崎もサクラメントも計算範囲に入ってるはずなんだけど、そういうことはやってない。

2011-08-23 06:50:40
Yoh Tanimoto @yoh_tanimoto

というわけで、ざっと読んだところ、推定量が減ったのは主に空間線量から飛来量を求めていた3/15の分で、午前の分を6/3に出たデータで計算し直したのと、午後の分は線量が全部CsとIからくるとしていたものをTeの分も考えたということです。@hyd3nekosuki @hayano

2011-08-23 06:50:57
Yoh Tanimoto @yoh_tanimoto

安全委の会議資料http://t.co/RgVS8Q3 速記録を見ると、現在の放出量推定は精度が足りないとか3/15以前にも長い放出が合ったかもしれないとかファクター5とか、なんだかずいぶん正直に言っている。事故初期からこんな感じで何をやってるか発表してればよかったのに

2011-08-23 15:40:25
Yoh Tanimoto @yoh_tanimoto

環境研のシミュレーションhttp://t.co/G7a9jKN これは研究開発機構の放出量推定に基づいたもの。図3の右上にはCs-137の沈着量が貼ってあって、千葉や平泉のホットスポットを除いて、今の空間線量の大まかな傾向は再現されてるように見える。

2011-08-27 10:14:28
Yoh Tanimoto @yoh_tanimoto

使われた放出量推定では3/15までに突発的に大きな放出が何回かあって、あとは3/24くらいまでほぼ一定の放出があったことになっている。関東には3/21-22に色々降ったけど、突発的な放出がないという仮定でも関東の効果物は理解できるということ。

2011-08-27 10:14:36
Yoh Tanimoto @yoh_tanimoto

ここhttp://t.co/IiDU3Sj などでは3/21に何かまずいことがあったという話があるんだけど、そうだったとしても3/21-22に特別多くの放出はなかったということになる。シミュレーションでは千葉のホットスポットが再現できてないので、その分くらいは出てたかも。

2011-08-27 10:14:44
Yoh Tanimoto @yoh_tanimoto

こことかhttp://t.co/3wI0Yeh に何度も書いたけど、逆に言うと関東に降った分くらいは3/24くらいまで毎日でてたと。3/16以降の合計量は3/15に大量に出た分を超えている。落ちた分が少ないのは風が吹いたのが3/21-22だけだったから。

2011-08-27 10:14:52
Yoh Tanimoto @yoh_tanimoto

研究開発機構の放出量新発表http://t.co/okX4Yyc は、3/15以前の放出量について特別な事象を除いてダスト濃度を使って計算をやりなおしていて、信頼性は上がっているはずなんだけど、オーストリア気象庁の推定http://t.co/uF4dNy2 とはまだ全然違う。

2011-08-27 12:11:32
Yoh Tanimoto @yoh_tanimoto

新推定では3/13の放出量はグラフから見るとI-131が1.2*10^15Bqくらい。一方、サクラメントでのダストに基づいたオーストリア気象庁の計算では1.2*10^17Bqで、100倍違う。どちらに問題があるかというと、オーストリアの方は放出量がずっと一定と仮定しているようだ。

2011-08-27 12:11:41
Yoh Tanimoto @yoh_tanimoto

サクラメントのダストは一日貯めて測ったものなので、放出量が一定と仮定して、突発的な放出があったときだけに風が向いていると過大評価になる。研究開発機構の30分放出とすると、極端な場合、まあ48倍までは言い訳できる。でも3/13は突発的な事象はないことになってるので、これは通らない。

2011-08-27 12:11:49
Yoh Tanimoto @yoh_tanimoto

研究開発機構の推定に問題があるかはぼくはわからないので、どなたか教えてください。何にせよダストのデータがが高崎とサクラメントであるんだから、WSPEEDIでも環境研もちゃんと再現できるかやればいいと思うんだけどやってない。CTBT観測所と原子力村って仲悪いのかな。でも環境研は??

2011-08-27 12:12:00