警官は犯罪が起きる場所に行く

tarafuku10 @tarafuku10

動画『警官は犯罪が起きる場所に行く』を訳してみた。警察は味方か、それとも敵か? 秩序を守るために警察は必要か? それとも警察はレイシストで暴力的なのか? アメリカで大きな議論がまき起こっているこのトピックについて、ヘザー・マクドナルドが数字に基づき分析します。 youtube.com/watch?v=4c762I… pic.twitter.com/PUTEURLEsl

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「警官は私の友達よ」。私も参加したサウス・ブロンクスでの警察と住民の集会で、ある高齢者が思わずそう口にした。治安の良くない地域に住む善良な住民から、同様の言葉を何十回も聞いた。こうした勤勉な人々は、警察を憎んでいない。その逆である。彼らは、多くの人が忘れているようにみえること、… pic.twitter.com/WTKRngoL7f

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…または一度も理解したことがないようにみえることを理解している。それは、警察の仕事のほとんどは、マイノリティのコミュニティ、すなわち、多くの場合は黒人のコミュニティで行われるということである。なぜなら、そこが、暴力的な路上犯罪によって罪なき人々が傷つけられている場所だからである。 pic.twitter.com/dZ1DC14XeH

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簡潔に言おう。警察は犯罪の発生する場所に行くのだ。 全米の人口ランキング上位75の郡において、強盗事件と殺人事件の被告の約60%が黒人である。これらの郡における黒人の割合は15%に過ぎないにもかかわらず。 ニューヨーク市では、黒人が総人口に占める割合は23%だが、殺人の被害者は73%が黒人だ。 pic.twitter.com/RpWaBDoGJ4

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2016年のシカゴでは、4,300人が銃で撃たれた。そのほとんどが黒人だ。12歳以下の被害者は24人。そのうちの1人は父の日に撃たれた3歳児で、麻痺が一生残る体になった。レイバー・デーに銃撃を受けた10歳の子供は、すい臓と脾臓が引き裂かれる傷を負った。 pic.twitter.com/ImvevzjmWq

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これは、都市部の警察署長が毎日のように直面している現実である。犯罪率の高い地域に住む善良な住民が、助けを求めて毎日電話してくるのである。 警察は友なのか、敵なのか? よく言われるように、警察には人を死にいたらしめる人種差別的暴力がまん延しているのか? pic.twitter.com/WymiIUioh0

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2019年、1,004人が警察によって殺された。そのうち黒人は235人。そのほとんどが武器を持っていたか、危険を呈する人物だった。この25%という割合は、黒人の犯罪率から予測されるよりも低い。警官が銃を撃つ件数は、暴力的な容疑者に直面する件数に比例するからだ。 pic.twitter.com/L2NtHyNYgc

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警察に撃たれて死んだ非武装の被害者についてはどうか? 2020年6月1日の時点で、ワシントン・ポストのデータベースによると、2019年に警官に射殺された非武装の黒人は9人、非武装の白人は19人だ。比較のために数字を出しておくと、殺人事件で殺された黒人は年に約7,500人だ。 pic.twitter.com/MJqvnWz6xu

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あなたはジョージ・フロイドやブリオナ・テイラーのことを知っている。それでは、トニー・ティンパはどうだ? 2016年、ダラス。3人の警察官が白人のティンパに手錠をかけ、背中に膝を当てて13分間地面に押さえつけた。その間、ティンパは助けを求め続けた。彼の死は裁判で殺人と認められた。 pic.twitter.com/WgoFDXywKS

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警官が身体的に拘束したことと、コカインが原因だった。 ここでの目的は、警官の違法行為を正当化することではない。問題のある取り締まり手法が、黒人の容疑者に対してのみ使用される、または黒人の容疑者に対して不釣り合いに多用されるという主張に反論することである。 pic.twitter.com/BLn9BsQRFr

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ジョージ・フロイドの死は、人種的憎悪によるものなのか、それともお粗末なトレーニングと警官個人の不適切な気性によるものなのか、結論付けるのはまだ早い。 警官が職務中に誰も殺さずにすむのであれば、それに越したことはない。 pic.twitter.com/26JyyNSUcw

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しかし、年間の逮捕件数は約1,000万件にのぼり、殺傷力のある武器で警官が襲われる事件は1日に27件発生する。それを考慮すれば、多くの場合、警官の生命が危険にさらされる状況で発生した1,000人の民間人の死が、警察権力が制御不能に陥っていることを意味しているとは必ずしも言えない。 pic.twitter.com/RZf3T17rcZ

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警察の取り締まり手法は改善できるだろうか? もちろん、できる。より実践的な戦術トレーニングを積み、緊張の段階的緩和に関する訓練を強化し、ストレスを制御するためのテクニックを身につけることができる。役に立たないのは警察の予算削減だ。 pic.twitter.com/wRFfBE1UGI

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人員不足の警察署に務める警官は、危険な容疑者に立ち向かうときバックアップを期待できない。これにより、ストレスが高まり、間違った意思決定を下すリスクが増える。現場に駆け付けるまでの時間は長くなる。予算が少なくなれば、トレーニングにかける時間も短縮せざるを得なくなる。 pic.twitter.com/qdoaMsc2HD

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犯罪を減らすことが目的なのであれば、警察予算を福祉予算に回すことも間違いである。何十年にもわたって、アメリカ全体の福祉予算の7分の1がニューヨーク市で使われていた。しかし、同市の犯罪が減り始めたのは、ニューヨーク市警がデータ主導の取り締まりを採用したときだった。 pic.twitter.com/GcgzQ67Kji

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現在では、これが全米で標準的な手法となっている。最も必要とされている地域に警察官を送るのだ。いま、この標準的な手法が脅かされている。 人種を問わず、悪い警官は存在する。彼らを取り除くことは必要だ。それは、時代を問わず、どの職業でも同じことだ。 pic.twitter.com/ZxWGdbS3Cw

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しかし、警察官のほとんどが、最も被害に遭いやすい市民を助けたいという思いに突き動かされて働いているというのも事実である。 問題は警察ではない。 問題は人種差別ではない。 犯罪が問題なのだ。 pic.twitter.com/nHRqb0T29e

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治安の良くない場所に住む善良な市民なら、それを理解できる。警察が弱体化したとき、被害を受けるのは彼らなのだから。 すべての黒人の命が大事だと思っているのなら、あなたにも理解できるはずだ。 マンハッタン・インスティチュートの上席フェローのヘザー・マクドナルドでした。(了) pic.twitter.com/PLnTVKA7s9

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追加資料: 動画内で言及された、トニー・ティンパが警察に取り押さえられて死亡したときの映像 (警官のボディカム)【閲覧注意】: youtube.com/watch?v=_c-E_i… 動画『警官は犯罪が起きる場所にいる』の英文スクリプト: prageru.com/video/police-g…

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Tomoさんから追加情報をいただきました。ありがとうございます。ワシントンポスト紙のデータベースで2019年に警官に殺された非武装の黒人が9人という情報が広く出回った後、同紙は事件に関する新しい情報が出たわけでもないのに、なぜか人数を9人から15人に増やしたとのこと。 twitter.com/Tomo20309138/s…

Tomo @Tomo20309138

ワシントンポストは2019年のデータを再分類して「非武装の黒人被害者」を9名から「15名」に増やした。また「非武装」には「警官の銃を掴んだ者」などを含む。 city-journal.org/repudiate-the-… 7500人については、FBIの2018年（黒人の殺害被害者＝7407名）のリンクを添えておく。 ucr.fbi.gov/crime-in-the-u… twitter.com/tarafuku10/sta…

2020-09-07 17:44:28