うぐいすリボン開催「性表現規制の文化史 ── 日本とアメリカ」　講師：白田秀彰

羯磨の人 ⋈ @adimexio

女子教育で上層階級の女子に純潔概念が植え付けられる。純潔に価値をおく「少女」の誕生、それをネットワークで結んだ観念上の「女学生」共同体が「清き乙女」幻想を支えていた様子がうかがわれる。

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対抗するには合理性が必要。

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（休憩）

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質疑：マスコミに青少年健全育成条例を取り上げてほしいのに音沙汰がないのは何故？ 回答：何百年もかけて作られてきた「思い込み」がそうさせるのではないか。

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質疑：同性愛がセンシティブな話題の筈が冗談のような空気の中で語られるのはなぜ？ 回答：まじめに語るのが恐ろしいからだと思う。

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質疑：日本のこの手の規制に関する研究者を味方に引き入れられないか？ 回答：研究者は上流階級。この話題を語るのは下流階級に味方する事になり、自分の地位が揺らぐ。その地位を捨ててまでやりたくないはず。こちらの社会的ポジションを「上流階級」に上げる必要がある。

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普通の人は、三段論法を2回以上繰り返すとついてこられない。説得に10分以上かかったら負け。脊髄反射レベルで納得させないと。

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未成年が性行為を行うことと、それを見ることは別。昔、家が一間だった頃、子は親の性行為を目撃したはず。それでも秩序は崩壊しなかった。

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学校教育中に妊娠されると困る。だから18歳以下を子どもとする。これは不自然。現在DQNやヤンキーといわれる人々が本流。我々がひねくれてしまった。

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欲求の話。食欲、睡眠欲、性欲を統制するシステムが学校。食欲、睡眠欲は先天的で当たり前と思っているが、性欲は後天的に発生し、意識できる故に統制されている。

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アメリカでソドミーが市民権を得たのは犠牲と時間が必要だった。それは宗教的な部分が強く、頭を下げていれば通り過ぎてくれなかった。日本の表現規制は最大の敵が身内にいて、外部の敵はこちらが死ぬほど強くないのが致命的。

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この先は「学校」をイメージとした表現が規制の対象になるのではないか。

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子どもはピュア。それに価値を見出すのはキリスト教的。日本では早く大人にさせる方向だった。

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身内の敵について。研究論文は有るのに、それを元にした議論にならない。研究者の中に議論の当事者がいない。

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ゾーニングについて。害悪については論理的には説明できないが、社会的にはやらざるを得ない。

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表現規制に反対する為には、正面切って戦う必要がある。経済的な問題ではなく、表現することそのものの是非で。

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オタクを発達障害と言う人の話。暗黙の了解として基準（スタンダード）を決めている人がそう言っている。人の成長は千差万別で、基準は相対的であることを理解させる。

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（終了）