初めてがうまくいかないレイマリ

略して「はじレイマリ」つって。 初めてのベッドインがうまくいかないレイマリです。 色っぽいタイトルながらうまくいってないので色っぽい内容ではありません。
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マグローラー(((🐟))) @haccccchi18

がんばってベッドインな雰囲気になったもののお互い体と心がついていかなくて 魔理沙「……あ、のさ」 霊夢「……な、に」 魔理「……緊、張しすぎて、何、していいのかわかんなくなった……(おめめぐるぐる)」 霊「…………わかる」 魔理「……わかるのか?」 霊「……わかる」

2020-09-20 17:31:34
マグローラー(((🐟))) @haccccchi18

魔理「……いったん……いったん落ち着いていい……? いったん……いったん、休憩……」 霊「……いい」 魔理「はーーーーー…………」 霊「はあ……………………」 魔理「いや……いや別にしたくないとかじゃなくて、あの、ちゃんとできるって思ってその気になって」

2020-09-20 17:34:15
マグローラー(((🐟))) @haccccchi18

魔理「ただいざとなると思った以上に緊張してなにもかもわからなくなったというかその」 霊「……わかるから」 魔理「……わかるのか……」 霊「わかる……」 隣で寝ている魔理沙の手を探り当て、小指と薬指あたりの二本だけを同じ指でひっかけるようにちょっとにぎる霊夢。

2020-09-20 17:36:59
マグローラー(((🐟))) @haccccchi18

霊「……いやじゃなかったけど……ちょ、ちょっと、ほっとしてる」 魔理「…………うん」 霊「いやじゃないのよ? ほんとよ。……いやじゃないからね」 魔理「わかる」 霊「ほんとにわかってる? ……気にしそうだから」 魔理「わかるって。……わたしも、緊張して、し、にそうだったから」

2020-09-20 17:40:02
マグローラー(((🐟))) @haccccchi18

手をつないだまま黙るふたり。 霊「……わたしたち、たぶん思ってた以上におこちゃまなのね」 魔理「……はーー……だと思う」 霊「……ムリしすぎてたのかな」 魔理「そんなつもりなかったんだけど……」 霊「……わたしも」

2020-09-20 17:42:25
マグローラー(((🐟))) @haccccchi18

といううまくいかないレイマリもかわいいなって思った。 そういううぶなとこは果てしなく似たもの同士みたいな

2020-09-20 17:46:17
マグローラー(((🐟))) @haccccchi18

霊「ねえ」 魔理「んー……」 霊「明日になって、落ち込まないでよ」 魔理「なんでそんなこと念押すの」 霊「……気にして落ち込みそうだから」 魔理「……まあ、めんどくさいからなわたし」 霊「ちがう。いろいろ考えすぎて。……めんどくさいって思ったことない」 魔理「……んー……」

2020-09-20 17:50:49
マグローラー(((🐟))) @haccccchi18

魔理沙が考えすぎてあとあと引きずるのなんとなく学習してるから落ち込まないでよって念押す気遣いが発生してる付き合ってるがゆえの霊夢ムーブかわいいと思うんだけどいかがですか

2020-09-20 17:52:28
マグローラー(((🐟))) @haccccchi18

魔理「……はは」 霊「ん?」 魔理「これさ。もしか、次になんかその、こう……“そういう雰囲気”になりそうなこと、あったときにさ」 霊「……うん」 魔理「出来なかったときのこと思い出して、二の足踏みそうじゃね?」 霊「かもね。……お互い」 魔理「な。……お互い心配になりそ」

2020-09-20 20:51:39
マグローラー(((🐟))) @haccccchi18

霊「……でも、逆にいいんじゃない? ……次もうまくいかなくてもいいって考えたほうが、気楽じゃない?」 魔理「あー……たしかに。そういう考え方もあるか」 霊「……失敗できない、うまくやらなきゃ、ってほうが、わたしは緊張する、……たぶん」 魔理「ん。……そーかも」

2020-09-20 20:54:05
マグローラー(((🐟))) @haccccchi18

魔理「……うまくやらなきゃっておもったんだ? ……今日は」 霊夢の指のはじをちょっと握ってくすりと笑う魔理沙。 霊「そりゃあ、なる……。……なるわよ、わたしだって」 照れて手をにぎり返す霊夢。 霊「緊張して死にそうなの、あんただけじゃないわ」 魔理「……そか」

2020-09-20 20:58:18
マグローラー(((🐟))) @haccccchi18

ちょっと身じろぎしてあっち向く魔理沙。 魔理「……似てんのかな、そーゆうとこ」 霊「……似てると思う。わりと、根っこのとこは」 んー、とか、うんん、とか唸るような曖昧な相槌をうつ魔理沙。 霊「……なに?」 魔理「んーなんか……霊夢と似てるって思うの、不思議なかんじがしてさあ」

2020-09-20 21:02:23
マグローラー(((🐟))) @haccccchi18

魔理「……ぜんぜん違うタイプって思ってたから」 あっち向きながらゆるく苦笑いする魔理沙。 霊「……わたしはずっと、似てるって思ってたんだから。ずっとよ。……だから親近感わいて、気になるようになったのに……魔理沙がなんか、そう言うと、離れていっちゃうから」

2020-09-20 21:06:33
マグローラー(((🐟))) @haccccchi18

魔理「言ったことあったっけ……」 霊「ないけど。……なんとなく」 魔理「……そうだな。ごめん。……そういうとこはある……あった」 ごめん、と謝る魔理沙。 霊「……明日落ち込まないでよ」 魔理「おまえどんだけわたしが落ち込みまくると思ってんだよー」 こっち向いて笑う魔理沙。

2020-09-20 21:08:43
マグローラー(((🐟))) @haccccchi18

霊「魔理沙はなんでも考えすぎるんだもん。頭いいから」 魔理「……心配性なだけ」 霊「そうやって、色んなこと考えてるところが……いいなって思う」 魔理「……うんん?」 霊「……そういうのが、魔理沙っぽいから……いいから」 魔理「……」

2020-09-20 21:13:02
マグローラー(((🐟))) @haccccchi18

霊「わたしそんな繊細じゃないから、考えすぎて、わたしを落ち込ませたとかって、落ち込まないでほしいけど。……でもそうやって考えてくれるとこ、……うんと」 魔理「……」 あっち向く霊夢。 霊「……魔理沙度高くていいから」 魔理「まりさど」 繰り返す魔理沙。

2020-09-20 21:16:03
マグローラー(((🐟))) @haccccchi18

霊「ま、魔理沙と、こ、こいび……あー、付き合っ……うー……」 いい淀む霊夢。 霊「……そういう関係なら。相手は魔理沙なんだから、魔理沙度高いほうがいいに決まってるじゃない、わたしにとって!」 照れて耳が赤くなってる気がするのを暗闇の中でとらえる魔理沙。

2020-09-20 21:19:47
マグローラー(((🐟))) @haccccchi18

魔理「あー……魔理沙の魔理沙度が高いと、うれしい? ってこと?」 霊「……ばーかばーかばーか!」 魔理「こどもかお前は」 霊「お互い子どもじゃない! 失敗してるし!」 魔理「……そうだった。今日はお互い裸族の子どもだった……」 急にんふっ!と吹き出す霊夢。 霊「裸族は笑うけど……」

2020-09-20 21:22:33
マグローラー(((🐟))) @haccccchi18

魔理「……笑いのツボ、あさ」 霊「……魔理沙の言い方が面白いのがずるい。わざとやるから」 魔理「だって霊夢の笑うポイント考えるの面白いもんなー」 あはは、と天井向き直して笑う魔理沙。ちょっとおどけた調子で問いかける。 魔理「これ、魔理沙度高い?」 霊「……高い」

2020-09-20 21:27:14
マグローラー(((🐟))) @haccccchi18

レイマリのそういうのはいざ始まっても余裕がお互いまったくないとよくない? 攻め受けどっちもガッチガチになってる

2020-10-04 10:18:23
マグローラー(((🐟))) @haccccchi18

霊夢がなんか魔理沙の上になって手指からめながらいつものバードキスよりはきもーちだけ深め長めにキスしたあとで、 霊夢「……きっ……キス、した」 って真っ赤になってはふっと息ついて、 魔理沙「……わ、かってるよ」 って赤くなった魔理沙に言われてほしい。

2020-10-04 10:20:19
マグローラー(((🐟))) @haccccchi18

霊夢「こ、っ…………ここから」 どうする。と思わず言いかけて、それは魔理沙に言ってもしょうがないことだって気づいて黙る霊夢。 でもそう言いかけたことは分かってしまってる魔理沙。 魔理沙「……わ、たしがやろうかあ?」 とはいっても魔理沙も自信はないしテンパってて何するかわかんない。

2020-10-04 10:22:26
マグローラー(((🐟))) @haccccchi18

霊夢「いい……い、いい。じぶんでやる……」 と意地になった子どもが母親に言うような言葉を口にしてしまう霊夢。 魔理沙「じぶんて……共同、さぎょうじゃん? こーゆーの」 真っ赤になりながらも、緊張してるからこそ無理にゆるんでへらりと笑う魔理沙。 霊夢「そっ、そうだけど……」

2020-10-04 10:24:55
マグローラー(((🐟))) @haccccchi18

霊「……こ、ことば。が。なんか……出てこないのよ」 魔理「……わ、かる。余裕ない」 真っ赤になって笑いながら、魔理沙がそっと指を伸ばして霊夢の髪に触れる。 霊「うん……」 魔理「こんなんになりながら、普通どうしてるんだろな。すげーよな。心臓の音しか聞こえない。脈で首膨らんでるみたい」

2020-10-04 10:28:57