行為が始まる前、 行為の開始点、 行為の最中、 行為の完了と状態の開始、 状態の継続、 状態の完了点、 状態の終わった後の状態 こういう構成。
2020-09-28 23:42:59この辺の話も、当時参照してたような。 おかゆさんが、telic/atelicという対立の考察をしてたような。 ja.wikipedia.org/wiki/%E8%AA%9E…
2020-09-28 23:50:16達成度のある動詞(例えば、建設するとか。)は、横軸に時間、縦軸に達成度を設定することで、時間と共に達成度が増えてって、100%になって完了するというモデルが考えられる。達成度が0、上がり始める点、上がっている最中、100%になったところ、100%を維持しているところ、などの相が考えられる。
2020-09-28 23:56:05一方で、達成度が瞬間的に0から100になるものもある。本を開くような動作なら、一応、中間の状態はあるけど、ほぼほぼ一瞬で0から100になる
2020-09-28 23:59:08おかゆさんが指摘したけど、「死ぬ」は状態動詞だけど、「死にかける」みたいな言い方をすれば、動作動詞のような振る舞いをする。 この辺、細かく考えだすとカオス。
2020-09-29 00:15:07俺のアスペクト
ここからは、スライムさんが自言語向けに考えたアスペクト論。 能格言語なので、状態を表すのが動詞の基本。「赤い」という状態が動詞のデフォルトの表現。 アスペクトは、観測された状態を基本としてて、「赤い状態の観測」というのが『赤い」ということになる、
2020-09-29 00:26:16赤くない状態から赤い状態への変化を観測したのが、「赤くなる」ただこれは、赤くない状態と赤い状態の両方を観測してないといけない。中間の状態であることの観測ではない。そういうときはどうするか? フラクタルの話をここで持ち出す。「赤に変化している状態」の観測としてこれを表現する。
2020-09-29 00:30:54赤の状態からそうでなくなる、崩壊する様というのも考えられる。 赤い状態を内側とし、そうでない状態を外側と考える。 外から内への変化を「入」 内から外への変化を「出」と考える。 これで、色んな動詞がアスペクトを使って繋がる。
2020-09-29 00:35:26「生きている」という状態を内側とするとき、 入は「生まれる」 出は「死ぬ」 外は「まだ生まれていないか、既に死んでいる」 はい。このままでは未然と完了が区別できません。
2020-09-29 00:37:51なので、話者の予見という軸を入れて、「これから入りそうだ」と「これは出た後だ」という判断を入れることで未然と完了を区別する。 実際そうでしょ?電気が点いていない状態の時、「これから点けるんだ」と思ってるなら、点いている状態の未然だし、さっきまで点いてたのを知ってて
2020-09-29 00:41:56消えてる状態なら、点いている状態が終わった、と、考える訳でしょ。点いていないという状態は同じなのだけど、未然と完了の違いって、話者の視点な訳ですよ。
2020-09-29 00:43:54瞬間的に終わる動作の類いは、外内外という変化を観測したと考えられる。 対となる相は、内外内。これは中断があったが、再開したということ。そこそこ使う表現だと思う。
2020-09-29 00:46:11反復や習慣は内と外の繰り返しと言える。 と、まあ、色々便利な表現ができる。(ついでにいうと、相だけでなく極性も同じカテゴリで表している凄い手法だと思っている。)
2020-09-29 00:49:12他の方のアスペクト論
2013年前後の人工言語界隈の人々へ。 それぞれのアスペクト論をまとめた資料とかあれば下さい。 twitter.com/slaimsan/statu…
2020-09-28 12:34:58@slaimsan 私のもいる?「状態動詞中心のアスペクトモデル」と「アスペクトのフラクタル理論」。原本は残っていないと思うけど要点はまとめられますよ。
2020-09-28 21:58:39@UOXJ7Oxg_I ありがとうございます!読めました。 まあ、やはり状態と行為を語彙で分けるのがシンプルで分かりやすいですよね。
2020-09-29 08:19:38@slaimsan アスペクトは変化と状態の繰り返しで、その一部を切り取って動詞を作り、その中に含まれる変化や状態に適当な相の名前をつけているんだと思うんですよね。私は開始、継続、完了の三相がわかりやすいと思うけど、変化相と状態相の二相を基本単位として考えるのが汎用性が高いかなと思います。
2020-09-29 08:41:36