- kasajimajima
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東京都心部の駅は、オリンピックを前に丹念に丹念に昭和の残滓を消し去る作業をしていたのですが、大きい駅は結構やり残しがあって面白いのです。 pic.twitter.com/oUyXNG1hwp
2020-10-17 20:55:34上野の地下道。 ←2015 2020→ ちょっと小綺麗になって『文化の杜道』という謎のキャプションがついたけれど、終戦直後に多くの浮浪児たちが暮らし、そして死んだあの回廊はそのまま。 pic.twitter.com/wXkhhfEPMJ
2020-10-17 21:07:50再掲ですが。 彼らはここで眠り、生きるために犯罪に手を染め、そして多くが「狩られ」ました。 空襲で家族をなくした子供たち、と年表的にひとことで言ってしまうとそれまでですが、多くは学童疎開先で東京大空襲を知り、帰京したら自分の家も知っている街も親兄弟も知人もすべてなくなって(続く)
2020-10-17 22:06:34途方にくれた児童や幼児なんですよね。 10歳に満たない子供たちもこの地下道に、路上に投げ出されたのです。 飢えた子供たちに当時の大人は何をやったか。「トラックに乗せて夜中に近郊の山に捨てたり」「東京湾の品川台場の孤島に隔離したり」しました。興味を持った方はぜひ調べてみてください。
2020-10-17 22:07:40作家・江戸川乱歩は、怪人二十面相、少年探偵団シリーズの戦後編で、小林少年の配下として「チンピラ別動隊」というグループを活躍させています。二十面相を戸惑わせる小僧たちはみな戦災孤児で、「おどろくべき、あきれかえった連中です」描写しながらも、乱歩の彼らを見る目は実にあたたかいのです。
2020-10-18 00:18:08小林君ひきいる少年探偵団の団員って、みんな家に書生がいるようないいとこの坊ちゃんたちだから、夜は家に帰らなければいけないんだよね。チンピラ別動隊を活躍させるのはいいアイデアで、乱歩先生は恐いものなしの彼らを「快活に笑わせる」んだ。子供の頃はその意味がよくわからなかった。せつない。
2020-10-18 11:33:26文学歴史系の文筆家&写真撮り。原稿書きのかたわら、高校で社会科を教えたり、街歩きの案内をしたり。著書『たてもの野外博物館探見』(JTBパブリッシング)『漱石と歩く、明治の東京』(祥伝社黄金文庫)『浅草文芸ハンドブック』(勉誠出版)ほか。2017年より早稲田大学非常勤講師。 2cv→CX→BX→Clio→C4→C4
みんなの反応(駅について)
ああ、懐かしいなぁ。 >rt 改装前の上の駅構内の古い部分大好きだった。 中華料理屋さんの前通って通勤してたの懐かしいな。
2020-10-18 14:51:59@yu_speedbird 上野駅はプラットホームや、本屋からメトロへ降りる場所に「リニューアルの隙間があるなぁ」と感じますネ…。秋葉原の階段周りもわかるかもです…!十数年前はステンドグラス?が残っていた、なんて聞いたこともあるのですが… おなじみ秋葉原付近の高架散策もかねて訪れたくなりました。。
2020-10-17 21:06:06