玄米茶（@genmai_tea）さんによる、カオスラウンジと権利問題に関する考察（2011年7月13日）

玄米茶 @genmai_tea

梅ラボさんはキメこなは匿名集合知の女神の表現でそのまま使うことが必要と述べていますが、その割に大幅に手を加えていて、美術手帖では震災関係なく使われています。また調べて見ても元々のキメこなに女神という設定は見あたりませんし、匿名ですが作者は居ます。

玄米茶 @genmai_tea

分かりやすく穴だらけの理論武装なら無い方がまだマシです。

玄米茶 @genmai_tea

アートの世界はただでさえ競争相手が多く、先人が色々とやりつくしてるのですから技術力を誇示するタイプの作家でなければ「今までに似たような作品があるけどこれはこういった意図があって今までの作品と違う」という理論武装は考えておいて損はありません。

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またカオスラウンジは「ネットやオタクを基盤としたアート集団」を名乗っています。その上でネット画像の無断商用利用・商業誌や同人誌の利用・各種喧嘩を売ってるとしか思えない発言など全力でネットコミュニティや創作者に喧嘩を売ってしまっては自らの基盤を揺るがすだけです。

玄米茶 @genmai_tea

余談ですが、今回の騒動を受けてカオスラウンジ幹部陣がネット上で公開している作品を一通り拝見したのですが、Pixivでもニコニコ動画でもその他サービスでもそれを売り文句にするほど有名には見えないのでこのキャッチフレーズは今後考え直した方が良いと思います。

玄米茶 @genmai_tea

彼らは現状「ネットの反発にも負けずオタクカルチャーから権利問題に提言をするアート集団」ではなくただの「あらゆる面が準備不足で当然のように盛大に転んだ学生気分のアート集団」です。言語化しにくい崇高な理由があるのかも知れませんが、まともな建前さえ用意出来ない集団に未来はありません。

玄米茶 @genmai_tea

あらゆる対応が裏目に出て自分達で騒動をコントロール不能にしたのも確かですが、それ以前の準備が不足しすぎて転ぶべくして転んだという印象が拭えません。

玄米茶 @genmai_tea

取りあえず最低限必要な考えは「リスクマネージメント」「建前と本音」「公私の切り替え」の三つです。その三つも無しに法や倫理に触れる作品を世の中に出そうとすれば当然転けます。火を見るより明らかです。

玄米茶 @genmai_tea

そういう点を踏まえて何の入れ知恵もしないままカオスラウンジを各種ゲストや宣伝に用いると本人達だけではなく関わった人も無駄に評価落とします。お金が絡むことですからちゃんと事前に色々教えるか適切な利用方法を考えましょう。

玄米茶 @genmai_tea

このまま持ち上げてアート界に権利問題を投げかける存在として使っても「こういう準備不足認識不足な人間が出てくるから知財権は厳しく管理された方がいいのでは？」となるでしょうし、商売として使うにもあまりにも準備不足で企業に持ち込むにはリスキー過ぎます。

玄米茶 @genmai_tea

最初福井先生(@fukuikensaku )の授業に出ると聞いたときは「梅ラボ作品についてアウトセーフを語ったら吊し上げになるし、グレーと言ってしまったら学生に何か根本的な勘違いを招く不適切なゲストなのでは」と思い先生に質問をしたのですが実際の授業はどうなったのでしょうね。

玄米茶 @genmai_tea

「アートを自由にやる」と「商業の世界に持ち出す」を両立させるためには妥協か事前準備が必須です。それが無いのなら完全に開き直って反社会集団路線に行った方が何かと手っ取り早いです。

玄米茶 @genmai_tea

以上です。カオスラウンジ自体を見捨てているなら分かりますけど、まだ色々とお金が絡むイベントが控えているのですから周囲の大人は最低限の対策を教えて上げてください。もうだいぶ手遅れですが、現時点でも出来ることはあります。