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【Lancet】高リスクの密接な接触におけるSARS-CoV-2の血清有病率と感染の危険因子:後ろ向きコホート研究(シンガポール 2020年1月23日~4月3日まで) #クラスター解析 #新型コロナウイルス

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Eric Topol @EricTopol

Important new study on #SARSCoV2 transmission of >1,100 cases with 7,700 close contacts — 36% asymptomatic; require testing — Household contact risk: sharing bedroom >5X; speaking w/ 1° case for ≥ 30 min: 7.9X thelancet.com/journals/lanin… @TheLancetInfDis pic.twitter.com/UTtkCUqlRn

2020-11-03 09:55:11
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SARS-CoV-2 seroprevalence and transmission risk factors among high-risk close contacts: a retrospective cohort study - The Lancet Infectious Diseases

https://www.thelancet.com/journals/laninf/article/PIIS1473-3099(20)30833-1/fulltext

https://doi.org/10.1016/S1473-3099(20)30833-1

ニューロドクター乱夢 @hichachu

高リスクの密接な接触におけるSARS-CoV-2の血清有病率と感染の危険因子:後ろ向きコホート研究 thelancet.com/journals/lanin…

2020-11-03 10:18:11
ニューロドクター乱夢 @hichachu

シンガポールからの論文 2020年1月23日から4月3日までの間に、PCRで確認された指標症例1114例に関連する7770人の濃厚接触者(家庭接触者1863人、職場接触者2319人、社会的接触者3588人)が確認された。症状ベースの PCR 検査により COVID-19 症例 188 例が検出され、7582 例の濃厚接触者は

2020-11-03 10:25:03
ニューロドクター乱夢 @hichachu

SARS-CoV-2 PCR 検査が陽性になることなく検疫を完了した。データが完全な濃厚接触者7770人のうち7518人(96-8%)のうち、二次臨床発作率は、家庭内接触者1779人で5-9%、仕事上の接触者2231人で1-3%、社会的接触者3508人で1-3%。1150人の濃厚接触者(家庭接触者524人、職場接触者207人、

2020-11-03 10:27:39
ニューロドクター乱夢 @hichachu

社会的接触者419人)から得られた血清学的データと症状データのベイズ分析により、症状ベースのPCR検査法はCOVID-19の診断の62%を見逃し、SARS-CoV-2感染者の36%は無症状であったと推定された。家庭内接触者におけるSARS-CoV-2感染との関連は、寝室を共有すること(多変量オッズ比OR 5.38 p=0-0023)

2020-11-03 10:30:26
ニューロドクター乱夢 @hichachu

と、インデックスケースから30分以上話しかけられること(7.86 p <0.0001)であった。非世帯接触者では、複数の症例への曝露(OR 3.92 p<0.0001)、30分以上の間インデックス症例に話しかけられたこと(2.67 p=0.015)、およびインデックス症例と車を共有したこと(3.07 p= 0.0013)が、SARS-CoV-2感染

2020-11-03 10:32:55
ニューロドクター乱夢 @hichachu

と関連した。家庭内接触、非家庭内接触のいずれにおいても間接接触、食事の共有、トイレの共同利用はSARS-CoV-2感染とは独立して関連していなかった。対象となるコミュニティの対策に物理的距離を置き言葉による相互作用を最小限に抑える必要がある。無症候性個人を含むすべての世帯の接触者検査が必要

2020-11-03 10:42:00

リンク www.facebook.com 宮坂 昌之 ここしばらくテレビで、橋下徹弁護士が、クラスター解析あるいは感染者周囲の詳細なcontact tracingをしているのは日本だけであって海外ではやっていないと発言しておられましたが、そんなことはありません。アジアの多くの国では実際にcontact...
ニューロドクター乱夢 @hichachu

橋下徹弁護士が、クラスター解析あるいは感染者周囲の詳細なcontact tracingをしているのは日本だけであって海外ではやっていないと発言しておられましたが、そんなことはありません。アジアの多くの国では実際にcontact tracingをやっています。 facebook.com/10000340397300…

2020-11-04 01:36:38
ニューロドクター乱夢 @hichachu

Lancet掲載論文は、シンガポールから。2020年1月23日から4月3日までの間に、感染者と濃厚に接触した7770人について、仔細にcontact tracingをしています。その結果、濃厚接触者に関する限り、症状のある人だけにPCR検査をしても約半数の感染例を見落としていることが明かになりました。

2020-11-04 01:38:42
ニューロドクター乱夢 @hichachu

いいかえると、感染の事前確率の高い集団には症状がなくてももっと頻度を上げてPCR検査をする必要があるということです。  それから、同居人に濃厚接触者が居た場合、寝室をともにすると感染リスクが約5.3倍、30分以上の長話をすると7.9倍増加します。同居、非同居にかかわらず、食事を一緒にしても、

2020-11-04 01:40:10
ニューロドクター乱夢 @hichachu

トイレを共用しても、感染リスクは増加しませんでした。  このように、感染者の周囲を詳細に検査をして感染リスクを具体的に評価するというのは、日本以外のアジア諸国でもかなり行われていて、今後のためにきわめて有用な情報が得られています。一方、欧米のように感染者が激増すると、このような

2020-11-04 01:40:32
ニューロドクター乱夢 @hichachu

解析が出来なくなり、ますます感染拡大の抑止が出来なくなってくるのです(=悪循環が止められなくなります)。このような作業は医師だけではどうにもならず、保健師、看護師、検査士を含む医療従事者との共同作業が大事です。日本では多くの場合、保健所や地方保健機関がこの作業を受け持っています。

2020-11-04 01:40:44

influenzer @influenzer3

●SARS-CoV-2は黙っていれば食事を一緒にとっても感染リスクはない →シンガポールからの感染リスクに関する検討です。 ・有症状者のPCR検査では感染者全体の62%を見逃している ・無症状の感染者は36% ・感染リスクのある接触は家庭内での寝室の共有と30分以上話しかけられる事、車内で一緒になること

2020-11-30 20:43:26
influenzer @influenzer3

・食事を一緒に取る事、トイレの共有はリスクなし。 タクシー等の車内の十分な換気はやはり必要なようです。 感染性のエアロゾルが車内に停滞しているのでしょうか? 症状とPCR検査に頼った感染者の見逃し率の予想以上の高さは、本戦略の限界を示しています。

2020-11-30 20:43:26
influenzer @influenzer3

制圧を目指すなら、一定期間のロックダウンしか手はないように思います。 SARS-CoV-2 seroprevalence and transmission risk factors among high-risk close contacts: a retrospective cohort study thelancet.com/journals/lanin…

2020-11-30 20:43:27
influenzer @influenzer3

---- ・無症候性キャリアの割合や、家庭内あるいは非家庭内でのSARS-CoV-2の感染伝播リスクについてはまだ不明である。

2020-11-30 20:43:27
influenzer @influenzer3

・シンガポールではCOVID-19診断患者のすべてについて、広範囲な接触者追跡と法的強制力を持つ観察隔離が行われている。これは無症候性感染率を明らかにし、市中における感染リスクの高い濃厚接触を明らかにする事ができる貴重なサンプルとなりうる。

2020-11-30 20:43:27
influenzer @influenzer3

・2020年1月23日から4月3日までにシンガポールで診断されたCOVID-19症例のすべの濃厚接触者を対象とした後ろ向きコホート研究を行った。 ・家庭内接触者はindex caseと住居を共有しているものと定義した。非家庭内接触者はindex caseに2m以内で30分以上接触したものと定義した。

2020-11-30 20:43:28
influenzer @influenzer3

・すべての接触者は14日間隔離され、1日2回、電話で症状のモニタリングが行われ、症状がある場合にはPCR検査を実施した。同意が得られた症例では血清抗体検査およびより詳細な曝露リスク評価を行った。 ・ベイズモデルを用い、見逃した感染症例および無症候性感染の有病率を推定した。

2020-11-30 20:43:28
influenzer @influenzer3

・感染リスク因子の決定には、単変量および多変量ロジスティック回帰モデルを用いた。 (結果) ・1114例のindex caseとその接触者7770人(家庭内1863人、職場接触2319人、社会的接触3588人))を特定した。 ・症状によるPCR検査により188例が陽性となり、残りの7582例は検疫終了となった。

2020-11-30 20:43:28
influenzer @influenzer3

・7770例のうちデータがすべてそろっている7518例の解析では、臨床的二次感染率は家庭内接触1779例の5.9%(95%CI 4.9-7.1)、職場内接触2231例の1.3%(0.9-1.9)、社会的接触3508例の1.3%(1.0-1.7)だった。

2020-11-30 20:43:28