- uchida_kawasaki
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お話としては面白いのだが、事実関係としては、これまでにわかっていることといろいろ不整合がある。たとえばリスクシナリオの洗い出しについて。 asahi.com/articles/ASNDS…
2021-01-05 12:40:04東電には全社レベルでの「リスク管理委員会」「原子力リスク管理会議」があり、そのもとでリスクマップが作られている。2009、2010年に津波リスクの影響度が更新され「小」から「高」に引き上げられている。貞観地震研究の進展を反映したものだったはず。 図は国会事故調p.487 pic.twitter.com/Z5iyD5ukak
2021-01-05 12:57:32なので「そういうリスクは全部排除されていますので有得ません。安全はすでに確立されています」と言い切ってしまう原子力の担当者はちょっと漫画チックというかほんまかいなという感じ。ただし興味深いのは、東電は津波の驚異が増すことをリスクとしてとらえていたが、それは事故を起こして住民に被害
2021-01-05 13:03:10を与えるからではなく、それによって「バックフィット・設備要求等によるコスト増、設置許可取り消し、訴訟の再燃」が起きることを問題視していた。そういう意味では、大事故を起こすリスクはない、大事故を心配して騒ぐ地元住民こそがリスクと捉えていたので、前述の原子力担当者の発言は正しいのかも
2021-01-05 13:06:41このあたりは国会事故調の5.3.1「東電のリスク管理体制の問題点」に詳しい。ここはかなり出来のいいところだと思うけど、残念なことに引用されている一次資料(東電社内資料、関係者の証言等)が確かめられないので、どうしても解像度が悪い。元資料が公開されればいいのだけど国会事故調は公開度ゼロ
2021-01-05 13:09:24国会事故調の第1部「事故は防げなかったのか」の元資料は、刑事裁判のおかげでずいぶん表に出たのだけれど、第5部に関しては刑事裁判と直接関係しないところが多いこともあって、文書は埋もれたまま。国会図書館の倉庫で眠り続けるのであった。
2021-01-05 13:14:22国会事故調の第5部は、コンサルとか社内監査を専門とする人が書いている。彼らの書いたレポートは通常は当事者組織だけが活用する目的で作成される。一方、事故調報告のように、より広い活用をしてもらうレポートは、もっと根拠を明確にして、付録に一次文書を全部掲載するぐらいの必要があった。
2021-01-05 17:10:23ようするに、事故調報告書の書き方に、彼らは慣れていなかった(1部から4部もそうだけど)。というわけで、第5部はとても良い指摘をしているのに、根拠がきちんとたどれず、説得力が薄まってしまっている。
2021-01-05 17:13:10韓国新聞・社会/文化-東京電力元職員「福島原発爆発事故は防げたかもしれない」=韓国報道 /wowkorea.jp s.wowkorea.jp/news/read/2831… #ワウコリア
2021-01-05 18:53:46元記事はこれかな? 「原発事故、起こるべくして起きた」東電元エースの告白:朝日新聞デジタル asahi.com/articles/ASNDS… twitter.com/uchida_kawasak…
2021-01-05 19:03:35