2014年3月8日開催 日本原子力学会 福島第一原子力発電所事故に対する学会事故調最終報告書 報告会まとめ
学会事故調 最終報告会開催ご案内 日本原子力学会 ■日時:3月8日(土)13:30~16:30 http://t.co/PqEd7Crd2R
2014-03-08 12:49:47#aesj_0308 原子力学会田中「報告書の副題、全貌と明日に向けた提言、どうして事故が起きたのか、福一以外の事故はどうだったのか、あるいはどうしてこうなったのかの要因、という意味」
2014-03-08 13:36:32#aesj_0308 原子力学会田中「きょうは事故調報告書の概要と全体の半分の6章、事故の分析評価と課題の概要と、根本原因の分析についてお話します」
2014-03-08 13:37:18#aesj_0308 原子力学会田中「まず事故調の概要です。P2。原子力の専門家で構成される学術的な組織の責務として、科学的専門的視点から分析し、背景と根本原因を明らかにし、原子力の恒常的な安全の向上への考えを提供するとともに、学会とも問題とも向き合うものなどを目的」
2014-03-08 13:38:44#aesj_0308 原子力学会田中「事故調の調査方法。幅広くカバーし、専門的視点から深い分析を行うため、学会内の部会や連絡会で推進。そして全体でレビューを実施した」
2014-03-08 13:40:07#aesj_0308 原子力学会田中「事故調の調査指針。原子力の安全は放射線リスクから人と環境を守ることであることから、防災対策の対応の問題点についても調査を実施。同時に巨大複雑な原子力を俯瞰的な視点を加えるように務めた」
2014-03-08 13:42:12#aesj_0308 原子力学会田中「6章、事故の分析評価と課題の概要について。P91から。設計から原子力安全、深層防護の各層の観点から分析課題を整理し、同時に系統的に考察している」
2014-03-08 13:48:58#aesj_0308 原子力学会田中「P116原子力安全の考え方について。基本的な目的は人と環境を原子力の施設からの放射線から防護すること。IAEAでも言われている。この達成には、組織と構成人が責務を有するという意識を持つこと、継続した議論、不確かさへの深層防護を基盤とすること」
2014-03-08 13:50:54#aesj_0308 原子力学会田中「原子力安全の基本安全原則、政府規制機関の役割、安全文化の醸成、活動の正当性の説明、事故の発生防止と影響緩和や、放射線リスクの顕在化の某氏など、基本安全原則の体系化が必要」
2014-03-08 13:51:49#aesj_0308 原子力学会田中「深層防護の考え方、P131。福一で無かった第4、5層など、想定を超える事象への柔軟な対応策が欠如していた。ここでは外敵事象に対する防護や、AMの実効性と信頼性が重要でこれをどう具体的に行うかが大事」
2014-03-08 13:53:24#aesj_0308 原子力学会田中「一つの防護柵では、人と環境の安全を確保するのには不十分、特定の者に依存しない形で達成するのが重要な考え方」
2014-03-08 13:54:00#aesj_0308 原子力学会田中「深層防護の考え方と反省。これまでは防護層への過度な依存があった。深層防護そのものは有効でこれからの安全確保の基盤であるが、関係者が理解をして実践する必要があり、安全論理としての成文化が望ましい」
2014-03-08 13:55:02#aesj_0308 原子力学会田中「アクシデントマネジメントについて。内的事業にとどまっていたのが従来のAM。また発生確率の小さい事業は考慮していなかった。安全機能の喪失を考慮した対策がなかった。AMの教育訓練が不十分だった。SAへの規格基準が整備されなかった、これらが反省点」
2014-03-08 13:56:21#aesj_0308 原子力学会田中「アクシデントマネジメントの基本的な整備の考え方。整備方針としては、ハード・ソフトの両面からの安全担保。またハード・ソフトそれぞれの安全余裕などの本来の機能以外にも有効な機能、あるいは所員操作に依存するのではなく、教育訓練組織の整備も必要」
2014-03-08 13:57:37#aesj_0308 原子力学会田中「地震による配管損傷の可能性について。国会事故調では1号でのLOCA可能性が指摘されたが、学会の分析では1号SR弁の作動圧力以下に維持されており、格納容器の内圧上昇もわずか、保安規定以上の漏洩はないことからLOCAは発生していないと分析」
2014-03-08 13:59:08#aesj_0308 原子力学会田中「格納容器の閉じ込め機能の喪失について。PCV上部のペネトレーションやパッキンなどから気相の漏洩の可能性あり。格納容器の下部の損傷から汚染水がタービン建屋経由で漏洩可能性もあり。格納容器の過圧過温による破損対策が重要」
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