「『大災厄（ナクバ）』の日70年を目前に米大使館がエルサレムに移転！ガザでは今日もイスラエルが非武装の市民を殺戮している！～岩上安身によるインタビュー ゲスト 東京経済大学 早尾貴紀准教授」

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これより「ガザでは今日もイスラエルが非武装の市民を殺戮している！ 東京経済大学 早尾貴紀准教授インタビュー（1）」を配信します★配信中！iwj.co.jp/wj/open/archiv… #IWJ @iwakamiyasumi pic.twitter.com/ZOxSYBoM30

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2.岩上「今日はイスラエル建国70周年、翌日は『大災厄（ナクバ）の日』。そこで在イスラエルのアメリカ大使館がテルアビブからエルサレムへ移転されると。本日は東京経済大学の早尾貴紀先生にお話をうかがいます。まず、感想を一言お願いします」 @iwakamiyasumi

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3.早尾氏「ガザ地区が完全に封鎖されてから10年以上経ち、ただでさえ危機的な状況。虐殺が起きているような状況かで、アメリカが大使館を移転するというのは、合衆国の利害で中東が振り回され、ますます悪化し、パレスチナの人々が犠牲になっていることに非常に憂慮しています」 @iwakamiyasumi

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4.岩上「エルサレムに移転するということがどのような意味を持つのか、ご説明いただけますか」。早尾氏「エルサレム、特にその旧市街はユダヤ教、キリスト教、イスラム教の聖地、3つの宗教というか、1つの一神教の3つの宗派の聖地となっています」 @iwakamiyasumi

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5.早尾氏「元々エルサレムは、ユダヤ人国家として割り当てられた国家には入っていなかった。それが70年前の今日、イスラエルが西エルサレムを手にした。1967年、イスラエルが東エルサレム（旧市街）を手にし、80年にイスラエルは統一エルサレムを首都と主張しました」 @iwakamiyasumi

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6.早尾氏「シオニズムの『シオン』はエルサレムのこと。ユダヤ人国家を正当化するために、運動した人は宗教的でなかったにも関わらず、宗教的なイデオロギーを利用した。そしてエルサレムを手中に収めた。しかし、国際社会は認めていません」 @iwakamiyasumi

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7.岩上「その中で米国大使館がエルサレムへ移転すると。イスラエルによるエルサレム占領を認めることになってしまう」。早尾氏「国連に反することをアメリカがやっているわけです」。岩上「大使館移転歓迎式典には86カ国が招待されたが、33カ国しか出席せず。西欧諸国や日本は欠席」 @iwakamiyasumi

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8.岩上「グアテマラやパラグアイも移転すると」。早尾氏「国連総会では、米国は圧倒的多数から非難されました。その時に米国は『非難した国を見ているぞ』と、脅迫のようなことを言った。米国の援助を当てにしている国にとっては、財布を抑えられているようなもの。積極的ではない」@iwakamiyasumi

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9.岩上「昨日、世界一のムスリム人口を有するインドネシアでキリスト教会を狙った連続テロが。この事件について、イスラエル側からの見方、イスラエルに反するISがキリスト教徒を狙った、イスラム教とはけしからん、という解釈で良いのか。むしろイスラムにとって利敵行為なのでは？」 @iwakamiyasumi

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10.早尾氏「こういう事件があった時、気を付けるべきポイントは『ISという統制の取れた組織はもうない』ということ。西欧や米国のイスラム諸国政策に不満や鬱屈をもっている人たちが、それを発散させるときにISというアイコンが使われる。組織だった作戦であると見なすべきではない」 @iwakamiyasumi

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11.早尾氏「こういう事件は、インドネシアでおこなわれた平和的なデモの正統性を失わせ、欧米から『やっぱりあそこは』と見られてしまう。今回のことはわからないが、一般化していえば、正当な抗議運動を弱体化させ、分断するために、コラボレーターによりおこなわれることもある」 @iwakamiyasumi

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12.岩上「今起きているガザ地区での、ナクバへの抗議デモがおこなわれていると」。早尾氏「6週間の連続したデモがおこなわれています。それに対する弾圧による死者は、現時点までに約50人にも上っています。ガザ地区の人たちは、そもそもイスラエル建国によって生じた難民です」 @iwakamiyasumi

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13.岩上「アルジャジーラは、『イスラエルは大きな力を誇る、欧州植民地支配主義の最後の名残りである、西側メディアが戦争犯罪や人道に対する罪に反対の声を上げようものなら、シオニストに『反ユダヤ主義者』と呼ばれ、ヨーロッパ人は口をつぐんでしまう』と」 @iwakamiyasumi

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14.早尾氏「ヨーロッパからパレスチナに入植してきた人たちがよそ者。しかし我々の認識は逆転していて、元々イスラエルがあって、その人達にパレスチナが攻撃しているような錯誤が起こっている。我々も西側の報道を反復している。『衝突』というが、現実には双方ではない」@iwakamiyasumi

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15.岩上「ダバシ氏は、『衝突という言葉は使うな』と。五分と五分の力を持ったもの同士のこと。しかし実際には、片方は非武装の一般的な老若男女のパレスチナ人、片方は重武装したイスラエル兵。本来は虐殺なのに、衝突といっている、と」 @iwakamiyasumi

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16.岩上「『ホロコーストからガザへ』の著者・サラ・ロイ氏は、ホロコースト生存者の子ども」。早尾氏「両親ともユダヤ人で、特に父親は絶滅収容所の生き残りです」@iwakamiyasumi

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17.早尾氏「彼女は、『ユダヤ人であるにも関わらず占領に反対している』のではなく、『ユダヤ人であるからこそ、不正な占領がユダヤ人によっておこなわれているのが許しがたい』という倫理観を持っている研究者です」@iwakamiyasumi

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18.早尾氏「『現代思想』今月号は、僕の持ち込みで、ナクバ70年でパレスチナ特集を組んでいます。サラ・ロイ氏が書かれた「もし、イスラエルが利口ならば」では、ガザ地区が、ある種の兵糧攻めにより昔では考えられない悲惨な状況になっていることが書かれています」@iwakamiyasumi

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19.早尾氏「栗田先生は『「いい土地ですから、前に進めてください」とバルフォアはロスチャイルドに言った』と。秀逸なタイトルです。センスがすごいなと。内容は極めて真っ当な歴史分析です」。岩上「『現代思想』は何で表紙にもってこなかったんでしょうね」 @iwakamiyasumi

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20.岩上「5月8日、トランプ大統領がイラン核合意からの離脱表明。このタイミングでイスラエルがシリアに向けてミサイルを発射。10日未明、シリアに駐留するイラン革命防衛隊がイスラエルに報復攻撃と。一方で、イランが攻撃したのは嘘という話も。早尾さんはどうみますか」 @iwakamiyasumi

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21.早尾氏「報道されているレベルでも、8日にイスラエルが、シリアにあるイランが設置した軍事施設に攻撃したのが最初。さらにアメリカの核合意からの離脱表明とタイミングを合わせている。イスラエルの報復というが、最初に攻撃したのはイスラエルです」@iwakamiyasumi

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22.早尾氏「イスラエルのネタニヤフ首相は、イランを嘘つきと批判。ただ、その根拠は怪しい。ただ、アメリカに対し、イランとの核合意から離脱する正当性を与えた。ネタニヤフ首相は国内的には汚職で危機的な状況にあります。対外的に強行的な姿勢を示すのは目を逸らすため」 @iwakamiyasumi

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【再配信】以上で早尾貴紀准教授インタビュー（１）再配信を終わります。どうかご寄付・カンパでIWJの取材活動をご支援ください。よろしくお願い致します。会員登録→ iwj.co.jp/ec/entry/kiyak… ご寄付・カンパURL→ iwj.co.jp/join/pleasehel… @iwakamiyasumi

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【再配信】2018.5.14収録「『大災厄（ナクバ）』の日70年を目前に米大使館がエルサレムに移転！ガザでは今日もイスラエルが非武装の市民を殺戮している！～岩上安身によるインタビュー 第870回 ゲスト 東京経済大学 早尾貴紀准教授（2）」を再配信します。 youtube.com/user/IWJMovie/… @iwakamiyasumi

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23.岩上「新しいところに入りたいと思います。『用意周到に軍事力を強化　パレスチナ人追放に着手し始めたシオニスト』　アラブ人のすべての村の位置や特徴などを記した『村の資料集』を作成したと」@iwakamiyasumi