「『大災厄(ナクバ)』の日70年を目前に米大使館がエルサレムに移転!ガザでは今日もイスラエルが非武装の市民を殺戮している!~岩上安身によるインタビュー ゲスト 東京経済大学 早尾貴紀准教授」

IWJの中の人によるツイートをまとめました。
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24.早尾氏「最終的に国を造るという目標がある以上、入植は点から線に、線から面へ広げていかなければならない。そのためにパレスチナの土地の状況を知る必要が」。岩上「1936年のアラブの反乱に加わったもののリストも作成し、それが48年の大規模虐殺と拷問を招いたと、これは?」 @iwakamiyasumi

2021-01-06 17:16:20
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25.早尾氏「36年と言いますが、その前にも起こっている。36年については、イギリス軍の駐留に対する反発ですが。第一次大戦後、イギリスが戦勝国として入り、そこにシオニストが入植。それをイギリスが差配していた」@iwakamiyasumi

2021-01-06 17:19:20
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26.早尾氏「それに先住民のアラブ人が反発。建国の土地収用はスムーズには進まず、反乱がおこった。それに対してイギリスはさらにより強い軍隊を駐留させようとした。それに対する大規模な反乱が36年に起きました」 @iwakamiyasumi

2021-01-06 17:25:49
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27.岩上「その時の弾圧の主体はイギリス軍だったんですね。それをだんだん現地のユダヤ人に代行させていくと。今のアメリカの中東政策と似てますね」。早尾氏「植民地主義というのは、構造としては共通していると思います」@iwakamiyasumi

2021-01-06 17:28:22
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28.岩上「資料作成の偵察には、ハガナー(のちのイスラエル国防軍)のメンバーが参加、そこには差別的な目線があると」。早尾氏「植民地支配を正当化するためにはどうするのか、というと、アラブ文化は劣っていて野蛮だと、だから植民地統治が必要なのだという理屈です」 @iwakamiyasumi

2021-01-06 17:28:44
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以上で「岩上安身による東京経済大学 早尾貴紀准教授インタビュー」フルオープン再配信を終了します。続きはこちらのページからログインしてご視聴ください→ iwj.co.jp/wj/open/archiv…

2021-01-06 17:32:09
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29.岩上「1948年には、パレスチナの民族運動や、イギリス・シオニストに対する抗議活動に参加していた人々を指名手配としたリストを作成し、見つけたら射殺したと」@iwakamiyasumi

2021-01-06 17:48:31
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30.早尾氏「これはイギリスの三枚舌外交も関わってくる。アラブ人のナショナリズムがあり、イギリスはそこへの支援も約束。他方ではフランスとサイクス・ピコ協定で分割統治。さらにバルフォア宣言がある。三枚舌といっても、均等ではなく、ユダヤ人側に傾いていたというのが実際」@iwakamiyasumi

2021-01-06 17:54:16
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31.早尾氏「村のファイルや村人の中の不都合な人間のリスト、これらの存在が、最初から計画的に抵抗運動を潰す目的があったことを示している。反発があって、偶発的に戦闘が起こったのではない。それを明らかにするのが、パペさんがやろうとしたこと」 @iwakamiyasumi

2021-01-06 17:54:39
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32.岩上「『ホロコーストの代償としてパレスチナをシオニストに与えようとしたイギリス』と、このタイトル、なぜドイツではなくイギリスなのか」。早尾氏「ホロコーストは30年代から45年まで続く、47年の分割決議、建国は48年。その時に土地の収用は6%程度、人口では30%」 @iwakamiyasumi

2021-01-06 17:54:59
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33.早尾氏「ホロコーストの補償ということで考えないといけないのは、多くの国がユダヤ人の移民制限をしていたということ。それがホロコーストの犠牲者を増加させた。その中で移民を受け入れていたのはパレスチナ。ナチス台頭の前はイデオロギー的だったが、台頭後は避難民だった」 @iwakamiyasumi

2021-01-06 18:00:36
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34.早尾氏「大戦後も反ユダヤ主義が残っていた。連合国は収容所のユダヤ人を元々のコミュニティに返す方針だったが、それはもうなくなっていた。戦後に行き場を無くしたユダヤ人にパレスチナのユダヤ人国家という選択肢を示せば、迫害をされた人々は相当流れる」@iwakamiyasumi

2021-01-06 18:12:28
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35.岩上「戦勝国にとってもその方が都合がよかったと」。早尾氏「『ユダヤ人問題』という言葉がある。存在自体が問題視されてしまっている」。岩上「ナチスの初期思想は共有していると」。早尾氏「反ユダヤ主義はナチスの専売特許ではありませんから」 @iwakamiyasumi

2021-01-06 18:13:11
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36.岩上「そういう虐待を受けてきたユダヤ人が、イスラエルを建国。その前の37年時点で初代首相ベングリオンは『アラブ人は去らなければならない。だが、そうなるには時機をうかがわねばならない。たとえば戦争のような』と。虐待している側が虐待しているような」 @iwakamiyasumi

2021-01-06 18:13:31
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37.早尾氏「ここから、『土地なき民に、民なき土地を』というシオニストのスローガンが事実ではないことをベングリオンは明確に認識していたことがわかる。『民なき土地』は嘘と。さらにベングリオンは、土地の買収では国家に辿りつかないと考えていたことがわかります」 @iwakamiyasumi

2021-01-06 18:13:50
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38.早尾氏「このことを重く見るのは、建国後のイスラエルでは、長く労働党、左派・ハト派と言われる系譜が主導権を握っていた。それに対して右派、今のネタニヤフ首相のリクード党は、系譜をたどると、ベングリオン以上の強硬で暴力主義的なシオニスト修正主義派に行きつく」 @iwakamiyasumi

2021-01-06 18:14:33
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39.早尾氏「戦後の労働党対リクード党という見方では、労働党は和平推進、労働党は過激と見なす傾向がある。これに対しパペ氏は、ベングリオン以来の労働党が穏健派というのは違うというと言っています」 @iwakamiyasumi

2021-01-06 18:15:50
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40.岩上「ベングリオン系譜の労働党に対し、リクード党はさかのぼると良いこと言っているのかと思うと、もっとひどいことを言っていたと」。早尾氏「ベングリオンは軍事力と外交力をうまく使った。それに対し右派は武力のみを強調しました。その系譜がリクード党」 @iwakamiyasumi

2021-01-06 18:38:53
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41.早尾氏「パペ氏が問いたいのは、労働党・左派のシオニストたちは和平派というが、本当に穏健だったのかということ。イスラエルを建国するときに、彼らはどれだけアラブ人を殺したのか、と」@iwakamiyasumi

2021-01-06 18:41:09
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42.岩上「ベングリオンは、パレスチナ全土を声高に要求すれば、実現可能性は低いと考え、委任統治下のパレスチナの80~90%でも独立可能な国家をつくるのに十分であると語ったと」@iwakamiyasumi

2021-01-06 18:41:56
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43.早尾氏「47年に提示されたのは、半々の分割決議。ユダヤ人は受け入れたが、アラブ人は受け入れず、戦争になって8対2になった。アラブ人は受け入れていればよかったのにという言説があるが、ユダヤ人にとって6%から50%なら大躍進。さらにそれでは満足しなかった」@iwakamiyasumi

2021-01-06 18:43:26
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44.岩上「46年当時、パレスチナ指導部は完全に崩壊し、シオニストとパレスチナの間には、パレスチナ解放運動をつぶしたイギリスの委任統治当局しかいなかった。イギリスはホロコーストの補償として、ユダヤ人にパレスチナの地を与えようとした、と」@iwakamiyasumi

2021-01-06 18:44:13
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45.早尾氏「ヨーロッパ諸国は、ホロコーストをヨーロッパ内部で解決することを放棄したわけです。正当な解決は、反ユダヤ主義を克服し、ユダヤ人と共存できる社会をつくること。しかしそうする気はなく、問題を外に出そうとした。それは結局19世紀の民族主義と同じ」 @iwakamiyasumi

2021-01-06 18:44:35
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46.早尾氏「19世紀を通し、民族主義、排外主義が高まり、科学の名を借りた人種差別が拍車をかけた。それはナチスだけではない。優生思想、自民族中心主義」@iwakamiyasumi

2021-01-06 18:45:05
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47.岩上「大日本帝国はまさにそれじゃないですか。皇民化政策で同化して、臣民化させておきながら、帝国内部では階層があって、内地と外地で差別がある」。早尾氏「差別と同化というのは表裏一体なんです。『同じになれ』と言いつつ、『お前は違う』と言う」@iwakamiyasumi

2021-01-06 18:45:33