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ルイス「多くの人が訴訟を起こすのはお金が欲しいから。NPOはそもそもお金がありません。高額な訴訟を起こされたこともありましたが、幸いにしてそれは却下された」
2009-12-10 19:08:32ルイス「だからといって名誉毀損で訴えられるリスクを軽んじるつもりはないです。民法上も刑法上も我々の報道によって責任を問われる必要がある。私が言いたいのは調査報道はヤワな心の人はできない、ということ。シンガポールなどは非常に名誉毀損について厳格」
2009-12-10 19:10:58ルイス「一番のメリットは自分の上にボスがいないので、調査するかどうかの判断を上から却下されることがない。背骨があるかどうか。非営利報道機関をやる上でいいのは意志決定のところで特権を持てる。その自由が確保されている」
2009-12-10 19:13:15瀬川「今日の出演者は議論にならない。思いが全部同じだから。ネットで受けてる質問や会場の質疑をやっていきたい。非営利であることの強みと弱みを教えて欲しい。日本では非営利であることは基盤が弱いと認識されている」
2009-12-10 19:16:24ルイス「大学ベースでこういうセンターを作ることはわくわくする。大学ベースだから技術やインフラ、さまざまな商業ベースに対するデータのアクセスも持っている。さらに大学教授もいる。若くてエネルギーにあふれる人たちが日々変わる技術を試す。環境としては最高」
2009-12-10 19:21:00ルイス「私の大学のワークショップには10名スタッフがいるが、そのうち5名はワークショップ出身者で、彼らは既に全国で読まれるような記事をたくさん書いている」
2009-12-10 19:21:48ルイス「非常に難しい質問。市民を使いたいと思ってます。実際に市民が権力者のことを調べている。やっていることはジャーナリストと同じ。そういう人はかなり昔から存在する。ジャーナリストがそのような頭脳を持っているのは自分たちだけだと思っているのは過ちだ」
2009-12-10 19:26:10ルイス「ミネソタパブリックラジオでは7万5000人が地域に関する情報を提供している。市民は非常に貴重な情報源。最新の情報源だけでなく、クーデターや事件などを写真にとってネットで公表する市民は今もいる。調査報道と市民が協力することは必要だと思う」
2009-12-10 19:28:00澤「大学での調査報道。先ほど奥山さんが言った厚労省のパブコメ問題は価値がある報道だったから朝日さんもうちも記事にした。ただ、それをやるには経験を積まなければならないと思う。こういう取り組みは今までまったくなかった」
2009-12-10 19:29:46ルイス「私はラッキー。私の受け持ちコースは上級コースなので、既に書ける人が来るから(笑)。私のところでは調査のやり方、プロセスを教えている。書き方はあまり重視してない。調査報道は報道でも上級のものなので、やる前に基本的なことは書けるようにしておく必要がある」
2009-12-10 19:32:06ルイス「今19人の学生を教えて、来週評価しなければならない。その中2~3名はいいジャーナリストになりそうだが、そのほかは……良い学生ではあると思います(笑)」
2009-12-10 19:33:21瀬川「日本には寄付文化ない。NPOでやるのは難しい。大学で調査報道やるにしても寄付は必要。その金がない状況で何かいい方法はないだろうか」
2009-12-10 19:34:37奥山「誰かが旗を掲げてやれば、集まるんじゃないかと楽観的に考えることが重要じゃないか。人権状況を監視するような米国のNPOが日本に支部を作ったら多額の寄付を集めることに成功した。日本でも旗を掲げればやれることはあるんじゃないか。希望的観測ですけど」
2009-12-10 19:35:44質問「日米での寄付税制の違いを教えて欲しい。大学についての寄付はかなり優遇されている。寄付税制の違いが実は一番本質的な問題じゃないかと思う」
2009-12-10 19:38:15ルイス「米国では有名なロックフェラーやカーネギーなど、そのへんが何億ドルといった寄付や基金を設立した。所得の5%を使っていろいろな活動をした。運用もうまくいって基金の規模が大きくなり、5%を寄付に使った。それが公共の目的のための組織を育てた」
2009-12-10 19:40:39