エロゲの音声って全部飛ばさずに聞いてる人っているんですか？

Wi @Wi_ALPC

個人的にはエロゲー、特にノベルゲームの衰退を招いた大きな原因ってフルボイス化だと思ってます。自分の意思で読む時間をコントロールできるノベルゲームという表現手段と、受け手の時間を拘束するフルボイスというのは実は相性が悪いと思うんですよね。

Wi @Wi_ALPC

当時のエロゲー業界に「可処分時間の取り合い」という概念があったかどうかは知りませんが、それをシナリオ量とボイスだけに頼っていたら、そりゃユーザーに飽きられても仕方ないなあ、と思えてくる。

Wi @Wi_ALPC

「ンなこと言ったら映画だってTVアニメだって、ましてボイスドラマだって音声で受け手の時間を拘束してるだろ」となりますが、それらのメディアは普通受け手に飽きられない様に諸々の工夫が加えられてて、キャラクターの台詞を長々と読ませただけのフルボイスのエロゲーとは違うと思うんですよね。

Wi @Wi_ALPC

あとフルボイスのエロゲーと言っても主人公の独白や地の文といった自分のペースで読み進められる箇所と、キャラクターのボイスでペースを拘束される箇所がそれこそ数十秒毎に入れ替わるわけで、そんなのが何時間も続くというのは実はUXとしてはかなり最悪の部類だったんじゃないかと

Wi @Wi_ALPC

もちろん音声というものがキャラクターに奥行きを与えるのは間違いないし、エロゲーの根幹であるHシーンにおいて極めて強力であることは当然なんですけど、プレイ感覚を無視してあまりにも無頓着にフルボイスに走ったエロゲーが多かったんじゃないかなと思うんですよね。

Wi @Wi_ALPC

引用RTやRT先の発言を見てると 「そもそも適当に飛ばすから気にしてないよ」派と 「折角の音声だけど、確かに全部聴いてると時間を取られてプレイが億劫になるよ」派に分かれてますね。感覚的には前者が優勢な印象。

Wi @Wi_ALPC

あと「スマホゲー・ソシャゲーでも同じようにボイスのせいでプレイが面倒」という発言もちらほらありましたね。フルボイスを売りにしてるソシャゲーが増えてきてる事を考えると、これは今後バカに出来ない問題になるかも知れない。

Wi @Wi_ALPC

連ツイで挙げた、ボイスがプレイ感覚を阻害する問題を上手く回避したゲームとして「十三機兵防衛圏」を挙げてる方も見かけましたね。

Wi @Wi_ALPC

ちなみに私自身は日常シーンなどは時々聴き飛ばし、物語のクライマックスとなるようなシーンではボイスを飛ばさず聴くというスタイルでしたね。ただやっぱり「せっかく声優さんが一生懸命吹き込んでくれたのに飛ばすのは勿体ないよなあ…」という後ろめたさはあったわけですよ。

Wi @Wi_ALPC

基本的には読む速度＞ボイスの速度になるんですけど、物語のクライマックスなどでじっくりと読み込みたいときなどはこれが逆になることもあるんですよね。そこにも違和感があった。

Wi @Wi_ALPC

フルボイスについて否定的な意見をこのツリーで書き連ねてますけど、ゲーム中の声優さんの演技に感動を覚えたことは何度もありますし、あれだけ大量のボイスを一本のゲームに吹き込んでくれる声優さんの努力には本当に頭が下がる思いです。

Wi @Wi_ALPC

私はボイス無しが当たり前の頃からエロゲー・ノベルゲーをプレイしていたので、ボイスをOffにしたり飛ばしたりする行為を勿体ないと感じてしまうが、ボイス付きが当たり前になってからこの道に入った人たちからすれば、別に嫌ならOffにすればいいだけじゃん、という感覚の違いがあるのかも知れない。

ゴールデンハニワ@ @golden_haniwa

めちゃくちゃシリアスなシーンなのに いきなりエロゲのボイス全部聴くべきかどうか論議が始まって爆笑してるｗｗｗ pic.twitter.com/d5tiMAZhqy

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ゴールデンハニワ@ @golden_haniwa

私は音声飛ばしながらプレイするタイプなのでKOTOKOちゃんを応援するゾ。 pic.twitter.com/FMZIZvurhX

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ゴールデンハニワ@ @golden_haniwa

「現実の彼女はいりません」（原作ラノベタイトル：「中古でも恋がしたい」）の8巻です。 al.dmm.com/?lurl=https%3A…

Wi @Wi_ALPC

引用RTなどで違法コピー、シナリオの長大化やキャラクター・ストーリーのパターン化が原因だと指摘して下さる方もいますが、私もフルボイスだけが原因とは当然考えてなくて、それら全てひっくるめてエロゲー衰退の原因ではあるのかな、とは思ってます。

Wi @Wi_ALPC

「スマホゲーム・アプリゲームの台頭に負けた」という意見、確かにその通りですが、エロゲーの衰退はスマホ普及の2010年頃よりさらに前、2005年頃には決定的だったんじゃないかなと。

Wi @Wi_ALPC

あとその2005年ごろの変化としては、HDDレコーダーやキャプチャーボードによる、深夜アニメ視聴の容易化が地味に効いてると思うんですよね。しかも当時はまだアナログ放送が主流だったからコピーに関する制限も極めて弱かった。

Wi @Wi_ALPC

「次の音声が始まるまでは、文章を読み進めても音声が途切れない機能があるからいい」というツイート。私もあの機能は画期的だったと思います。しかしこれも視覚では地の文などを追いつつ、聴覚でキャラクターのボイスを聴くという乖離が生じるので、やはりUX的にはそこまで良いわけでもないのかなと。

Wi @Wi_ALPC

「倍速再生の機能や、倍速再生しても違和感のないよう編集したボイスを別に用意したゲームもある」というツイート。アニメを倍速（1.5倍速）再生で視聴してる人がいることを考えると、これが現実解の一つなのかも知れない。後者の場合コストが嵩むという問題はありますが。

Wi @Wi_ALPC

「ぬきたしはフルボイスだからこそ面白い」というツイート、全てのゲームに適用できるわけではありませんが、台詞回しや声優さんに強烈な個性を持たせて、音声そのものに高い付加価値を付けていく方向性も確かにありますね。昔なら若本氏の演技を楽しみながらエロゲーをプレイしてた人も居たはず。

Wi @Wi_ALPC

「エロゲー全盛期だってフルボイスは当たり前だった」というツイート、確かに2000年前後のとらハ2、君が望む永遠、D.C.といった有名エロゲーはフルボイスだったのでこの辺は私も事実誤認があった。とは言えこの頃のKeyのゲームや2004年のFateはボイスなしで圧倒的な支持を得ていたのもまた事実な訳で。

Wi @Wi_ALPC

ふと思いついたが、立ち絵の場面はボイスなしで、一枚絵の場面はボイスありに切り替えるというのが解決策の1つなのかも知れない。そういった機能を持ったエロゲーとか既にありそうだけど。

Wi @Wi_ALPC

エロゲーの中でもノベルゲーやテキストベースのADVゲーは「クリックゲー」と揶揄されてましたけど、逆に言うとそれらのゲームに残されたゲーム性って「クリック間隔で読む速度を自分でコントロールできる」事だったと思うんですよね。ところがフルボイスでそれがスポイルされるようになってしまった。