SLもお腹を壊す 水質と水運車

おなかいたい 中小田井
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まも(C103お疲れさまでした) @Kojimamo

>今村はかなり早い時期から機関車に連続ブローについてアイデアを温め、大阪鉄道局機関車課長に上申していたが、この時は相手にされず仕舞いに終った。ところが、1932 年夏、関西線の王寺~河内堅上間で地滑りが発生してトンネルが崩落した。

2021-01-16 23:04:34
まも(C103お疲れさまでした) @Kojimamo

>線路は別ルートで復旧せしめられたが、この間、川底地盤の隆起によって従来から罐水として利用していた大和 川の流れが裂けられたために水質の汚濁が進み、王寺機関区は配置されていた 8620 型機関車、総計 23 両における洗罐回帰が軒並み 3、4 日に短縮するという窮状に見舞われた。

2021-01-16 23:04:34
まも(C103お疲れさまでした) @Kojimamo

>これを機に、今村は連続ブローの導入について周囲を説得することの緊要性を再度、思い知らされるに到る。 1933 年の晩春、今村は構想久しい連続ブロー方式について大阪鉄道局運転部長、武井明通に進言し、直ちに実験開始の承諾を得た。

2021-01-16 23:04:34
まも(C103お疲れさまでした) @Kojimamo

>今村の推論するところ、罐水の汚濁濃度は次 図のように対策無しでは(Ⅰ)、ある時点から連続ブローすれば(Ⅱ)、洗罐直後から連続ブーしてやれば(Ⅲ)のような推移を辿る。

2021-01-16 23:06:39
まも(C103お疲れさまでした) @Kojimamo

>これは例えば、1 日の給水に含まれる不純物に等しい不純物を含む濃縮された罐水の一部を毎日排出し続けてやれば、罐水濃度の昂進を防ぐことが出来るというごく古い理屈そのものである。

2021-01-16 23:06:39

>昭和6(1931)年11月に始まる大規模な亀の瀬の地すべりにより、亀の瀬トンネル内で壁面に亀裂が発生、昭和7年2月1日、関西本線は運転を中止。2月4日トンネルは崩壊し、閉鎖されました。上下線がそれぞれ崩壊したことから路線は急遽対岸へ移設(現路線)され、以来トンネルはその姿を表すことはありませんでした