作家も作家なら絵師も絵師だ 〜ライトノベルの文体のおはなしと余談〜

80
浅井ラボ@されど罪人は竜と踊る24(2023年2月17日発売) @AsaiLabot2

久しぶりに「ライトノベルではなく、整った文章の小説を読んでくれ。有名作家とか、翻訳ミステリやSF」という言説がTLを流れる。いやその、だいたいのライトノベル作家はそこらを通って、あの文体になっているんやで?

2021-02-05 14:21:08
浅井ラボ@されど罪人は竜と踊る24(2023年2月17日発売) @AsaiLabot2

そらまー文章なんて十年以上真面目にやって、ようやくなんとか読める程度、なくらい難しい。 一方で、生まれて初めて文章を書いたらデビューした、という人もわりといるわけで。実戦の中で悪戦苦闘しながら、そのうち上手くなっていくものでっせ。 pic.twitter.com/GZuBjQgcWd

2021-02-05 14:42:56
拡大
浅井ラボ@されど罪人は竜と踊る24(2023年2月17日発売) @AsaiLabot2

もちろん文学科や小説教室、または文章技術本や実作品を前にした独学による文章修行を否定はしない。勉強をしたほうがいいに決まっている。ただ、いつどこでどう学び、実際の文章を書くかは人それぞれだ。デビュー前に学ぶものもいれば、デビュー後に学ぶものいる。

2021-02-05 14:55:55
浅井ラボ@されど罪人は竜と踊る24(2023年2月17日発売) @AsaiLabot2

実際的に言えば、校正という文章を整える作業はどの文章媒体でも最後である。先に校正をしてから書くのではないことを忘れてはならない。文体はもちろん作家の思想と個性であるが、なにかを表すための道具であると私は考える。もちろん文体こそがすべてだという人もいる。

2021-02-05 15:10:03
浅井ラボ@されど罪人は竜と踊る24(2023年2月17日発売) @AsaiLabot2

さらに言えば、なんか作品を作って編集者さんや校正さんに指摘を受けては直し、また指摘を受けては直し、が一番早い上達法ではある。だってそれぞれ出版と文章のプロが指導してくれるのだから、毎回勉強になるに決まっている。

2021-02-05 15:20:49
庄司卓@お仕事募集中です( =゚ω゚)ノ @syojitakashi

@AsaiLabot2 ライトノベルって校正、校閲を通してないと思い込んでる人も一定数はいそうですね。 私もデビュー当時「ああいうの(ラノベという言葉は一般的では無かった)校正していないんでしょ?」と訊かれた事があります。

2021-02-05 15:30:37
浅井ラボ@されど罪人は竜と踊る24(2023年2月17日発売) @AsaiLabot2

@syojitakashi いやまあ、本当に校正されていない作品もあります。時間がない、または作者が校正を拒否する。後者はさすがに態度の問題ですが、一般文芸ほどの時間の余裕(半年から一年)がないことはあまり知られていませんね。

2021-02-05 15:48:17
浅井ラボ@されど罪人は竜と踊る24(2023年2月17日発売) @AsaiLabot2

話を最初に戻すと、ライトノベルが装いだけ変えて中間小説と一般文芸となって出るし、ライトノベル出身者が二度も直木賞を取っているし、ハリウッド映画原作にもなっている。ライトノベル特有の文章作法などなく、作家の個人差だろう。どう見るかは個人の観測範囲の狭さと広さを明らかにするだけ。

2021-02-05 15:37:19

中村博文 @dozinchi

RT>小説版「メルクリウスプリティ」が出版されたとき、絵師が外道だったもんでずるずる入稿をのばし、小説家の人が待っているうちに焦れて、どんどん内容を書き直して、当初の予定より大幅に遅れて発売されたときは、第一稿の内容から9割くらい変わってました。いや酷い不良絵師も居たもんですね。

2021-02-05 16:07:52
中村博文 @dozinchi

@tolberia んー怪異なもんでうつらんなー。

2021-02-05 17:33:01