メディア業界団体および加盟社への女性登用要請に関する記者会見
本日午後3時から民放労連、新聞労連、出版労連、メディアで働く女性ネットワーク(WiMN)による「メディア業界団体および加盟社への女性登用要請に関する記者会見」を行います。 twitter.com/tsuda/status/1…
2021-02-09 14:38:07記者会見はこちらで配信されています。 民放労連、新聞労連、出版労連、メディアで働く女性ネットワーク(WiMN)による「メディア業界団体および加盟社への女性登用要請に関する記者会見」 twitter.com/iwakami_staff/…
2021-02-09 15:00:14【IWJ・Ch4】ただ今、「メディア業界団体および加盟社への女性登用要請に関する記者会見 ―出席:岸田花子氏(日本民間放送労働組合連合会女性協議会議長)ほか」を中継中です。→twitcasting.tv/iwj_ch4 #IWJ #民法労連 #女性活躍推進法 #女性登用 #働き方改革 @iwakamiyasumi
2021-02-09 14:56:49会見の登壇者は下記の方々。 ●松元千枝(メディアで働く女性ネットワーク 世話人) ●岸田花子(日本民間放送労働組合連合会 女性協議会副議長) ●吉永磨美(日本新聞労働組合連合 中央執行委員長) ●酒井かをり(日本出版労働組合連合会 中央執行委員長)
2021-02-09 14:50:40在京テレビ局、新聞社、出版社の女性比率。役員の女性比率で10%を超えている業界はなし。 在京テレビ局で女性役員が「ゼロ」なのは、テレビ朝日、フジテレビ、日本テレビ。 データで見ると一目瞭然ですね……。 pic.twitter.com/ItIf6EByFq
2021-02-09 15:01:33岸田「今回の要請は各メディアの労働組合から民放連、新聞協会、書協、雑協の4団体に対して行うもの。元々要請を行っていたが、森喜朗会長の発言がたまたまタイミングがあってしまった」
2021-02-09 15:04:29岸田「4つの業界団体すべてで役員、意志決定者に女性が少ないという問題があると認識している。メディア業界は先人の女性たちの努力もあって制度的には女性差別はないと思っているが、意志決定者に女性が少なく、人材登用についてはルール・制度がないので結果として女性が少ないという現実がある」
2021-02-09 15:06:13岸田「どうして役員に女性が少ないと問題なのか。一般の企業と同じく多様性がない組織はリスクもある。不祥事やモラルハザードを防ぐ力が弱くなる。ESG投資にもマイナス。もう一つの問題はメディア企業としての問題。メディア、作り手の多様性がないことはコンテンツにも悪影響がある」
2021-02-09 15:08:04岸田「制作の現場には女性が増えている。しかし、役員だけでなくコンテンツ部門の責任者はオール男性ということが多い。これはアンコンシャスバイアスも増やし、男女の賃金格差にもつながる。差別的なコンテンツが流れたときに笑いが起きるのもそうした状況を加速させている」
2021-02-09 15:10:05岸田「こちらからの要請。1つめは役員に女性を3割以上に。2つめは業界団体の重要な課題としてジェンダーの問題を取り上げてほしい。3つめは2021年4月までに業界団体と全加盟者が役員の3割を女性にする目標、計画、実績を国の女性活躍推進企業DBで公開し、その後も定期的に更新すること」
2021-02-09 15:12:00岸田「民放連に要請をして状況を伺った。こちらの話に真摯に耳を傾けてもらったが、そもそもテレビ局に女性社長が少なく現実的には難しいという悩みも話してくれた。こちらからは民放の女性役員を民放連に女性枠として登用するやり方を提案した」
2021-02-09 15:14:36酒井「出版業界には書協と雑協の2つがある。どちらにも要請をした。出版業界は1986年の男女雇用機会均等法によって女性誌が増えていったことでそれが男女比に影響を与えた。採用については、年によっては女性の方を多く採るケースもあり、女性比率もほかの業界よりも高い」
2021-02-09 15:16:04酒井「雑誌も書籍も、女性編集長がたくさん存在している。しかし、それでもまだ相対的には女性の比率は少ない。そのことを考えてもらいたいと思い要請をしている。書協も雑協も前向きに考えたいとお返事をしてくれた」
2021-02-09 15:19:14酒井「要請時『女性に声をかけてもなかなか引き受けてもらえないことがあります』と言われた。女性が引き受けづらいのは、ロールモデルがないということ、環境的、支配構造にこそ問題があると伝えた。そういう構造が変わっていくことで女性が役員になることができ、男性も気負わずに社会で活躍できる」
2021-02-09 15:19:14吉永「今回要請書を出したが、要請書という形に違和感がある。女性側が男性に『お願いする』立場であるということはやめたい。国が男女共同参画を掲げる中で、こういう問題がまだ『お願い』ベースであることに違和感がある」
2021-02-09 15:21:56吉永「まず新聞労連から少しずつ変わらなければいけないということで、南彰前委員長の時代から、特別抽出という形で女性を3割入れるようにした。いろいろな人がいろいろな要求を掲げ、それを受け入れることは活動の幅も広げる。この活動を通じて女性の役員も増えつつある」
2021-02-09 15:21:56吉永「森元首相の発言がいま問題になっているが、彼自身の問題だけでなく、社会全体がああした意識を下支えしている。それを変えなければならない」
2021-02-09 15:26:22吉永「私たち労働組合も変わっていかなければいけないが、やはり女性の仲間から聞こえてくる声は『ふさわしい女性がいないと言われる』ということ。何をもって彼女たちが登用されないのか。その価値観自体が問われなければいけないと思う」
2021-02-09 15:26:23吉永「激務の職場でない自分は会社の中で発言を軽んじられると思ってしまう。メディアの現場は特定の職務を経ていないと発言権が小さくなるような構造があり、そこで劣等感に苦しむ女性がいる。この声を切実に受け止めて我々も会社側も社会も変わっていかなければならない」
2021-02-09 15:26:23松元「我々は横断的にメディアに勤める女性たちが集まる団体。民放労連の岸田さんから声がかかって、民放の役員に女性が少ないと聞いて、そのことを内部で共有したところ、新聞や出版でも少ないという声が上がった。うちも一緒になって声をあげようという話になった」
2021-02-09 15:28:06酒井「2018年テレ朝の女性記者が財務次官からセクハラを受けた。あのときにたくさん『私も同様の経験がある』といった告白をたくさん受けた。政治家や官僚、同僚や上司からハラスメント被害が報告され、結局はメディア企業の役員に女性が少なく、取材相手も男性ばかりが原因であると思った」
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