「MMT(現代貨幣理論)」と「FTPL(物価水準の財政理論)」を組み合わせた「MTPL」の紹介
youtube.com/watch?v=g7w4AW… 「消費増税はいらない」世界注目の経済学者が来日(2019/07 ANN/ステファニー・ケルトン)
2022-02-12 20:54:00togetter.com/li/1657279 反緊縮/MMT論者による(日本版)MMT批判! ――日米MMTの違いと、「グリーン・ニューディール」に関する議論の紹介(前回まとめ)
2021-02-13 22:42:27togetter.com/li/1648095 ノーベル賞受賞経済学者・シムズ教授の財政政策 ―― FTPL vs MMT(以前まとめ)
2021-02-13 22:44:22まず、以前紹介したシムズ教授の「FTPL(物価水準の財政理論)」に関係して、FTPLとMMTをミックスした「MTPL」というものを紹介します。
2021-02-13 22:47:24prtimes.jp/main/html/rd/p… MMT(現代貨幣理論)の一部を数式モデル化し、応用した論文を発表(PR times)
2021-02-13 22:48:12前記事「結論として、ハイパーインフレーションになる条件は、GDPがゼロに近づくこと、貨幣が無制限に発行されることに加え、税率がゼロに近づくことであるということが数式モデルにより導かれます」
2021-02-13 22:49:32さて、FTPLとMMTをミックスした「MTPL」。これが経済学的に、どれくらい正当なのかはともかく、数理モデルによるシミュレーションは、実際の政策実務で確実に必要なことだ。
2021-02-13 22:51:45が、「絶対にハイパーインフレにならない」とたんに言い張るのと、数理モデルでハイパーインフレになる条件を明らかにする(その上で回避する)のでは、大きな差がある。
2021-02-13 22:54:02前述の「MTPL」を提唱した木村優氏によると、「MMTは経済学の三流」で、一流が「FTPL」(とサマーズたちの「長期停滞論」)なのだという。
2021-02-13 22:57:09MMTに対するFTPLのメリットは、まず数理モデルを持っていること。先のMTPLも、FTPLベースだろう。MMTには数理モデルが不在だったから。
2021-02-13 23:01:00シムズ「インフレも、政府債務軽減に用いられるという意味で、ある種の「税(Tax)」であることは事実だ。だが、過去言われてきたように、一定のインフレは経済の潤滑油の働きをする。それは他の税にはないインフレのアドバンテージである」(前記事)
2021-02-13 23:02:16また、シムズ教授は「負担なき財政再建」のような嘘ではなく、「インフレ税」をはっきり明言したのも好印象だ。政府紙幣だろうが永久国債だろうが、経済に「フリーランチはない」。
2021-02-13 23:03:38ほかにも、FTPLは制約式によって、伝統的な経済学に接続できるとか、長期的な財政均衡、つまり財政健全化を放棄していないとか、いろいろ妥当な面がある。
2021-02-13 23:05:15だから、主流派経済学者から、FTPLはMMTほど袋叩きにされていない訳だ。FTPLは主流経済学と接続できる部分があるが、MMTは独自の世界観を築いて、そこから出ないから。
2021-02-13 23:06:59しかしでは、なぜネットではMMTが流行して、FTPLがそこまでではないのか? それは上記事を見れば分かるが、要するに一般人には難しいのだろう。
2021-02-13 23:08:07