リー・スミスの考察「三十人政権」の大意翻訳。

内側から中国に侵食されるアメリカの闇と実態。 またそれに自ら寄与するアメリカ支配階級エリート達の目指す世界、そのお手本となる国とは…。 なかなかゾッとする内容ですが一読の価値あり。 The Thirty Tyrants 続きを読む
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桑原雑 @ashzashwash

大意)だからこそ、ニューヨークのクオモ知事やシカゴのライトフット市長のように長期にわたってロックダウンを繰り返している民主党の官僚たちは、トランプ氏を追い払った今、すぐにでもロックダウンをやめることが急務だと主張しているのだ。

2021-02-11 23:37:01
桑原雑 @ashzashwash

大意)民主党の官僚が意図的に命を破壊し老人ホームで病人を感染させることで何千人もの命を奪ったことを、アメリカ版「三十人政権」とみなすのは不適切である。トランプを倒すためにコロナウイルスの犠牲者を増やすことは彼らの仕事であり、それに成功したのだ。

2021-02-11 23:37:01
桑原雑 @ashzashwash

大意)アテネの反民主主義派と同様に、アメリカの優秀な人材は、とっくの昔に自分がやるべきことを見失っていたのだ。「三十人政権」において、その先頭にいたのはクリティアスという、ソクラテスの最高の弟子の一人であり、詩人であり、劇作家でもある男であった。

2021-02-11 23:37:02
桑原雑 @ashzashwash

注*クリティアスとは何者なのか(wikiより引用) >アテネがスパルタに無条件降伏すると、クリティアスは、テラメネスらと共に、スパルタの武力と保護を背景に三十人寡頭派の独裁政権を樹立した。次々に反対派を死刑や国外追放に処し↓

2021-02-11 23:37:02
桑原雑 @ashzashwash

>ソクラテスに「次々に牛を減じて質を悪化させた牛飼い」と皮肉られる。これを受けクリティアスは、ソクラテスに30歳以下の若者との会話を禁じた。またアルキビアデスの人気に危機感を覚え、リュサンドロスに働きかけ、当時プリュギアへ亡命していたアルキビアデスの暗殺を依頼したと言われる。

2021-02-11 23:37:03
桑原雑 @ashzashwash

大意)アメリカのエリートと中国の危険な蜜月は、約50年前、キッシンジャーが、当時敵対していた2つの共産国の間に関係を開くことで、中国とソ連(当時は中国より脅威的と思われていた)の間の溝の拡大を暴露しようと画策したときに始まった。

2021-02-11 23:37:03
桑原雑 @ashzashwash

大意)二つの共産主義の巨人の間に生じた亀裂の核心は、ソ連の指導者がスターリンを拒絶したことにあったが、これは中国にとってはソ連共産主義体制の終焉の始まりであり、彼ら自身は犯すわけにはいかない過ちであった。

2021-02-11 23:37:04
桑原雑 @ashzashwash

大意)その一方、キッシンジャーの地政学的な策略は彼の歴史的遺産の土台となった。そらに、キッシンジャーは中国の高官との関係を売り物にして巨万の富を築きあげた。

2021-02-11 23:37:04
桑原雑 @ashzashwash

参考*アメリカの親中派・パンダハガーを醸成た男) >マイケル・ピルズベリー氏は1970年代のニクソン政権から現オバマ政権まで一貫して国防総省の中国軍事動向を調べる要職にありました。彼に誤った対中観を植えつけたのは中国に取り込まれたキッシンジャーでした。

2021-02-11 23:37:05
桑原雑 @ashzashwash

>キッシンジャーは日本のことを「戦前の軍国主義を真剣に意図する危険な存在である。注意すべきは中国ではなく日本である」と歴代の大統領や国防総省の幹部達を洗脳してきました。

2021-02-11 23:37:05
桑原雑 @ashzashwash

>このようなキッシンジャーの邪悪な考えはアメリカだけでなく、欧州にも伝染していきました。目先の利益に目がくらむ欧州首脳たちは、中国は全体主義国家であって近代法治国家ではないことを忘れて独裁体制の習近平を前のめりに容認しています。 ameblo.jp/88kantaiki/ent…

2021-02-11 23:37:06
桑原雑 @ashzashwash

訂正)ロックダウンが政治的な道具だからこそ、トランプ氏を追い払った今、民主党の官僚たちは、ニューヨークのクオモ知事やシカゴのライトフット市長のように長期にわたって繰り返しているロックダウンを、すぐにでもやめることが急務だと表明しているのだ。

2021-02-12 00:07:18
桑原雑 @ashzashwash

大意)1972年、キッシンジャーがニクソン大統領と一緒に北京を訪れた時、中国が金のなる樹になることを予見していたとは思えない。中国が商業的なライバルとなり、有益なパートナーとなったのは1990年代に入ってからであり、それからは毎年、貿易上の最恵国待遇を中国に与えようという議論がなされた。

2021-02-16 12:23:02
桑原雑 @ashzashwash

大意)フランシスフクヤマは1992年の著書『歴史の終わり』の中で、ベルリンの壁が崩壊したことで、西洋の自由民主主義が最終的な政府の形を象徴するものとなったと主張した。半世紀近く続いた超大国の膠着状態が終わったことで、対立する政治モデルをお互いに対立させていた歴史的弁証法が解決されたと

2021-02-16 12:23:03
桑原雑 @ashzashwash

大意)信じたのだが、実際には違っていた。アメリカは生き残った共産党国家である中国に西洋の民主主義の信条を吹き込むのではなく、むしろアメリカのほうが東洋のテクノ独裁主義に魅了されたのである。

2021-02-16 12:23:04
桑原雑 @ashzashwash

大意)そして、キッシンジャーに次いで登場した民主党議員ダイアン・ファインスタインによって、米中関係はまた新たなステップへと踏み出す。

2021-02-16 12:23:04
桑原雑 @ashzashwash

大意)1978年、サンフランシスコ市長に就任したファインスタインは江沢民と親交を深め、アメリカのハイテクの中心地として成長を続けるシリコン・ヴァレーに中国からの投資を呼び込み、カリフォルニア州を世界第3位の経済規模にまで押し上げた。

2021-02-16 12:23:05
桑原雑 @ashzashwash

大意)同時に江沢民との提携は投資家である彼女の夫を富豪にした。彼女は民主党上院議員として中国の人権侵害を正当化し、中国への最恵国待遇を恒久的なものにするべく邁進し、一方、友人の江沢民は天安門広場に戦車を送り込んで共産党総書記になった。もちろんファインスタインは江沢民を擁護した。

2021-02-16 12:23:06
桑原雑 @ashzashwash

参考*カリフォルニア州は世界5位の英国を超える経済規模に(2018年05月15日) jetro.go.jp/biznews/2018/0…

2021-02-16 12:23:06
桑原雑 @ashzashwash

大意)かつてのアメリカはモスクワと取引をしたり、ロシア人から多額の選挙献金を受けたり、配偶者がロシア人とビジネス・パートナーシップを結んだりすることを許してはいなかった。冷戦時代のアメリカのリーダーは、そのような行為を許せば、

2021-02-16 12:23:07
桑原雑 @ashzashwash

大意)モスクワが危険な方法でアメリカの政治や社会に直接影響を与えるであろうことを理解していた。ロシアの工場でアメリカの商品を製造したりすることを許可すれば、先端技術や知的財産を脆弱にするであろうと。

2021-02-16 12:23:07
桑原雑 @ashzashwash

大意)例えばロナルド・レーガンはソ連を「悪の帝国」と呼んだことで無神経だと思われていたが、第二次世界大戦末期から1990年までの通商・外交政策において(共産主義国家に対しては)これが一般的なスタンスだったのだ。では、いつからアメリカは態度を変えたのか?

2021-02-16 12:23:08
桑原雑 @ashzashwash

大意)それは、ビル・クリントンが1994年に人権を貿易の地位から切り離すという決断をしたことから始まった。ジョージ・H・W・ブッシュ政権とは対照的に、人権に焦点を当てることを約束してホワイトハウスに入ったはずのクリントンだったが、就任2年後に、その方針を180度転換したのだ。

2021-02-16 12:23:08
桑原雑 @ashzashwash

大意)その決断を聞いてアメリカの人権団体や労働組合は愕然とした。クリントンのメッセージは明確であった。「アメリカが民主主義や人権について 何を言おうとも、結局のところ、最も重要なのは人間ではなく利益である」

2021-02-16 12:23:09
桑原雑 @ashzashwash

大意)そして、民主党員ジョージ・ミッチェルは反対し、共和党員ジョン・マケインはその決定を支持した。クリントンの国家経済会議会長だったロバート・E・ルービンは、中国は「かつてないほどに大きく、より重要な貿易パートナーになるだろう」と予測した。

2021-02-16 12:23:09
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