四の舟×おろし丸による 『スケッチブック リレー小説~青い鳥編1~』

スケッチブックの知識必須。加えてカップリング妄想が好きな人向け。
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焼き鳥P @Yakitori_P

@YOTSUnoFUNE 鳥「…この先は、もうちょっと大きくなってから、ね……?」

2011-07-20 00:38:06
四の舟(よつのふね) @YOTSUnoFUNE

@oroshiwanko 頬になにか、やわらかいものが当たった気がした。それがなにか、その時のぼくにはわからなかった。

2011-07-20 00:42:08
焼き鳥P @Yakitori_P

@YOTSUnoFUNE 胸が尋常じゃないぐらいに、どきどきしていた そしてその僕の鼓動とは別な鼓動も、僕は頬から感じ取っていた

2011-07-20 00:43:46
四の舟(よつのふね) @YOTSUnoFUNE

@oroshiwanko 鳥飼さんを見ると、恥ずかしそうな顔をしていた。その顔を見た瞬間に僕は、なにが自分に起こったのか理解できたが、それを考えて、鳥飼さん以上に恥ずかしくなってしまった。

2011-07-20 00:45:44
焼き鳥P @Yakitori_P

@YOTSUnoFUNE 一瞬だったのかもしれない でもその瞬間が来るまでの時間が、異常に長く感じられた そして、その瞬間が訪れた 「…梶原さんには、ないしょだよ…」

2011-07-20 00:48:46
四の舟(よつのふね) @YOTSUnoFUNE

@oroshiwanko 僕はどうにか、首を縦に振ることができた。こんなにドキドキしたことなんて、一度もなかった。こんな不思議な気持ちになったのは初めてだった。でもその時、この不思議な気持ちが、心地よいと感じる自分がいるのを僕は感じていた。

2011-07-20 00:52:12
焼き鳥P @Yakitori_P

@YOTSUnoFUNE 漫画でも、雑誌でもない ビデオでもない これこそが現実だった その現実に、僕は打ちのめされていた 恐怖感はもちろんあったけど、それ以上に鳥飼さんは――温かかった

2011-07-20 00:54:36
四の舟(よつのふね) @YOTSUnoFUNE

@oroshiwanko 温かく、やさしく、姉ちゃんには感じた事のない安らぎと、なにか別のものを、僕は感じていたんだと思う。そして、僕は、鳥飼さんとずっと一緒にいたいと思ったんだ。

2011-07-20 00:58:15
焼き鳥P @Yakitori_P

@YOTSUnoFUNE 身を、投げ出した。 全身を、彼女に委ねていた。 身体中が、彼女を求めていた。 それでも悲しいくらいに僕は、何もできなかった。 自分の知識のなさが、恨めしかった。

2011-07-20 01:01:08
四の舟(よつのふね) @YOTSUnoFUNE

@oroshiwanko 「青くん・・・!」 とたん、鳥飼さんが震えているのがわかった。そんな鳥飼さんを見るのが、そしてそうさせているのが僕自身だと思うと、強烈な自己嫌悪が押し寄せてきて、僕は鳥飼さんから離れ、「ごめんなさい」と、絞り出すように言った。

2011-07-20 01:03:04
焼き鳥P @Yakitori_P

@YOTSUnoFUNE 逃げ出したかった。もし目の前に穴があったのならば、それが活火山の火口であろうと僕は飛びこんでいただろう。 僕は、最低だ…… 「待って!」 深みに陥ろうとしていた意識を呼び戻したのは、僕を深みに落としたその鳥飼さんだった

2011-07-20 01:06:12
四の舟(よつのふね) @YOTSUnoFUNE

@oroshiwanko 「ごめんなさい・・・」 今度は鳥飼さんが僕に謝った。鳥飼さんが謝ることなんて、なにもない。悪いのは僕だ。 それなのに、自分が悪いことをしたと感じて、僕に謝る鳥飼さんは、、どうして、、こんなに、やさしいのだろう。そして、どうしてこんなに愛おしいのだろう。

2011-07-20 01:09:03
焼き鳥P @Yakitori_P

@YOTSUnoFUNE 涙が、僕の手に落ちた。 その瞬間、僕はありったけの精いっぱいの勇気を、彼女に向けて振り絞った。    鳥飼さんの温かさを、全身で感じた。

2011-07-20 01:11:48
四の舟(よつのふね) @YOTSUnoFUNE

@oroshiwanko 僕等にとって、今はここまでが限界なのだろう。でも、今はそれでいいと思った。いつか鳥飼さんにふさわしい男になれるために、いまは精一杯、鳥飼さんを大事にして、そして好きでいようと思った。

2011-07-20 01:14:20