（元）名古屋大学工学研究科（旧）助教授　玉置　昌義( @Dr_Head_TMI )さんの呟き３( for #genpatsu )

玉置　昌義 @Dr_Head_TMI

GLBL_468　８・９月の２か月間は、２本の論文を仕上げる期間にします。ツイートは、途切れ途切れになるでしょう。思いが募るような事態が起こるたびには、今まで同様、ツイートを発信したいと思います。論文執筆は２６００本近いツイートを参考資料として何度も読み返す作業が中心になります。

玉置　昌義 @Dr_Head_TMI

RNSNC_1　原子力ルネサンス（Nuclear Renaissance）を語る新シリーズをおこします。背景をいくらか語ります。「（１）「千年に一度の巨大地震の世紀」首都圏直下型や３連動型の可能性も（産経 8月3日)。東日本大震災規模とされる平安時代の貞観地震や関東直下型地震、

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RNSNC_2　東海・東南海・南海地震の３連動とみられる仁和地震など９世紀に起きた地震が、阪神大震災以降の地震の状況と酷似していることが、産業技術総合研究所の寒川・招聘研究員（地震考古学）の分析でわかった。近い将来に首都圏直下型や３連動型地震が起きる可能性が高いとの見解を示し、

玉置　昌義 @Dr_Head_TMI

RNSNC_3　「千年に一度の巨大地震の世紀になるかもしれない」と警鐘を鳴らす」。地震については、これを念頭にタイムスケールを取り直します。もう千年前、２千年前の地震考古学的検証が急務です。科学的な解明なしには、見通しが立ちません。関係科学者の真摯な研究に基づく予知に委ねます。

玉置　昌義 @Dr_Head_TMI

RNSNC_3　「（２）環境省に原発規制庁　菅政権検討、保安院・安全委は統合（Asahi.com　8月3日）。菅政権は、環境省に原子力規制行政を担う「庁」を新設する検討に入った。経済産業省の原子力安全・保安院を同省から切り離し、内閣府の原子力安全委員会と合わせて移行。原発を推進

玉置　昌義 @Dr_Head_TMI

RNSNC_4　してきた経産省の影響力を排除し、安全規制を強化する狙い。来年４月の新組織移行をめざし、近く原子力行政の改編案を公表する」。果たしてこれでいけるのか、落ち着きません。やり玉に挙がっている行政組織のＨＰを覗いてみましょう。原子力委員会、安全委員会、保安院の順です。

玉置　昌義 @Dr_Head_TMI

RNSNC_5　「原子力委員会ＨＰ（http://t.co/7ChiaW2）。原子力委員会は、１）原子力研究、開発及び利用の基本方針を策定すること、２）原子力関係経費の配分計画を策定すること、３）原子等規制法に規定する許可基準の適用について所管大臣に意見を述べること、４）関係行政

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RNSNC_6　機関の原子力の研究、開発及び利用に関する事務 を調整すること等について企画し、審議し、決定することを所掌しています。 原子力基本法（http://t.co/vlJSs8h） 原子力委員会パンフレット（http://t.co/xexkDES）」。原子力行政のトップ。

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RNSNC_7　「原子力安全委員会ＨＰ（http://t.co/3eHoBDt）。原子力安全委員会の組織、体制（http://t.co/MUMxxFq）。原子力安全委員会は、・国会の同意を得て内閣総理大臣により任命される５名の委員、・幅広な専門分野の有識者から構成される審査委員、

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RNSNC_8　専門委員 、・スタッフにより構成される事務局、により構成されています」。数百人の安全委員会組織が、今回の福島第一事故対応に何をしているか、殆んど仕事ぶりが伝わってきませんでした。東電の事故状況と対策の科学的評価を即時で行い、具体的な指導があってしかるべきでした。

玉置　昌義 @Dr_Head_TMI

RNSNC_9　優秀な数百人の専門家が、原発推進行政の人質に取られ、生せる技をなさずに沈黙した感があります。国民に対してすべきをしなかった行政・専門家の果した罪は深いと強く心に刻み込まれています。調査検証を待ちます。知識の粋が即実行に移されていたら、事態は一桁軽減されたはずです。

玉置　昌義 @Dr_Head_TMI

RNSNC_10　「原子力安全保安院ＨＰ（http://t.co/dKBLX2K）。原子力安全・保安院とは？　原子力安全・保安院は、各分野のエネルギー施設や産業活動の安全確保を使命とする国の機関です。たゆまず「安全」という永遠のテーマに取り組んでいきます。・原子力安全規制の業務、

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RNSNC_11　・産業保安規制の業務」。ＨＰを一目見て感じたことは、原子力安全・保安院と銘打っていますが、電力等の一般部局で、専門部局ではないようです。原発が始まって、どんどん膨らんだ行政組織と診ました。以上３つの大行政組織があっても防がなかった事故。組織替えでは済みません。

玉置　昌義 @Dr_Head_TMI

RNSNC_12　後の展開の資料を得るために、もう二つ、文部科学省と環境省を覗きます。「文部科学省ＨＰ（http://t.co/7nRL2CM）。東日本大震災関連情報。・放射線モニタリング情報、・学校に関する情報、・生涯学習、スポーツ、文化等に関する情報」。・・・。一言で言えば、

玉置　昌義 @Dr_Head_TMI

RNSNc_13　原発事故から５か月弱の現在、放射線・放射能モニタリング情報いっぱいのトップページでした。「環境省ＨＰ（http://t.co/umXavt9）。東日本大震災への対応：災害廃棄物対策、被災ペット対策、環境モニタリング、アスベスト対策、節電対策、ボランティア活動

玉置　昌義 @Dr_Head_TMI

(環境関連)等、法令上の手続(許可等)の特例、その他。・東日本大震災における環境省の基本的対応方針（3月16日)、・東日本大震災からの復興に向けた環境省の基本的対応方針（5月18日)、・東日本大震災について（7月29日現在）」。原発以外大震災対応に役割を果しているように見える。

玉置　昌義 @Dr_Head_TMI

RNSNC_15　（前報番号落ち）。日本（世界も？）は２１世紀は、千年ごとの巨大地震が続く百年と見立てることにします。言い換えれば、原子力ルネサンスにとっての「百年の計」を立てるべき時期にあるということです。二十世紀後半からの原子力開発の歴史を地震をきっかけに振り返るべき時です。

玉置　昌義 @Dr_Head_TMI

RNSNC_16　それは、すべての日本における人間活動の在り方を考えるときです。千年の一度の大地震が、東日本大震災で終わったとする復興計画ではなく、ここ百年を飛び飛びに連続する大地震の時代と認識して、生き抜く計画であるべきです。どの原発も間もなく大地震に出会うことを前提にします。

玉置　昌義 @Dr_Head_TMI

RNSNC_17　東日本に続き、関東（東京）、東海（静岡・愛知・三重）が、今度の大震災と同じような状況になることを前提にします。現在のところ、残り得るのは、西と北だけのようですが、そこもないと断定するのはやめます。本稿では、原発が優先ですが、すべての産業・人間活動も同一と診ます。

玉置　昌義 @Dr_Head_TMI

RNSNC_18　こんなことを考えることができるのは、地震考古学研究の成果のおかげです。こんなタイムスケールで考えられるとは、微力な私ですが、科学者の一人として、幸せを感じています。原子力安全行政の立て直しは、少なくとも経産・文科・環境の三省の大枠で、総力を挙げてやるべきです。、

玉置　昌義 @Dr_Head_TMI

RNSNS_19　安全委員会、保安院を、統合文部科学・環境省の「原子力安全庁」とし、文部科学省・環境省の関連部門と合流して、大きな独自財源に裏打ちされた強力な「原子力規制機関組織」として再出発すべきでしょう。「総合エネルギー百年計画」は現行のエネルギー庁で早急に立て直すべきです。

玉置　昌義 @Dr_Head_TMI

RNSNS_20　首都圏機能・人口が主体的に、かけがえのない犠牲を払いながらも乗り越えようとしている東日本へ移るのが、第一になされるべきことでしょう。慎むべき言葉ですが、首都圏機能と人口が全滅するのは、日本民族としても避けるべきです。東海三県の人口もしかるべき行動に移るべきです。

玉置　昌義 @Dr_Head_TMI

RNSNC_21　もう一つの需要な行動があります。経団連・経済同友会・大企業が、電力不足に乗じるかのように公言した、企業生産活動の海外シフトを「百年の計」として大々的に進めるべきです。巨大地震が過ぎ去った時、今度は「千年の計」をもってシフトバック。「大地震の世紀」を無事乗り越え。

玉置　昌義 @Dr_Head_TMI

RNSNC_22　「空想もここまで行けば」の感のようですが、このくらいいかなければ、私の嫌いな言葉の一つ、「不透明」ですのでと言って、すべての思考を止めざるを得なくなってしまいます。一つ、落としていました。先の文部科学・環境省に統合して、傘下に「原子力安全庁」を置くとした件です。

玉置　昌義 @Dr_Head_TMI

RNSNC_23　原子力安全庁を科学的知見で支え、専門家も養成する「原子力大学院大学校」を設立し、日本のみならず世界に門戸を開きます。大地震が来ない世界の地域に、最高の安全性を確保した原発と人を送り出しましょう。巨大地震が過ぎ去った２２世紀の日本に原子力ルネサンスをもたらします。