（元）名古屋大学工学研究科（旧）助教授　玉置　昌義( @Dr_Head_TMI )さんの呟き２( for #genpatsu )

玉置　昌義 @Dr_Head_TMI

ＴＭＩ通信_１　福島第一１-４号機事故原発については、ツイートを一段落させ、印刷屋さんに原稿を回しました。来週には、３０部完成してきます。６万円ほどになります。１冊２０００円で、カバーしようと思います。希望者は、dr.head.tmi@gmail.comまで連絡ください。 　

玉置　昌義 @Dr_Head_TMI

ＴＭＩ通信_１　崩壊原発と頭を冷やすため、暫く通信を続けます。「トンネルの水位上昇続＝２号機の高濃度汚染水―福島第一原発（時事 4月16日)：2号機の海水配管トンネル立て坑にたまっていた高濃度汚染水の水位が続いている」。２号機格納容器は底抜け状態。汲み出すとより濃いのが出るだけ。

玉置　昌義 @Dr_Head_TMI

ＴＭＩ通信_3　保安院へ質問「圧力容器圧・格納容器圧・大気圧。圧力容器で負の値。ゲージ圧と絶対圧。私は断定します。圧力容器ゲージ圧計の基準に格納容器圧を採っている。圧力容器絶対圧＝圧力容器測定値＋格納容器測定値+大気圧。twitter.com/dr_head_tmiをご参照」。

玉置　昌義 @Dr_Head_TMI

ＴＭＩ通信_4　JMM No.632 Ex-Ed 2　村上龍「無趣味のすすめ（抜粋） 趣味の世界には・・人生を揺るがすような出会いも発見もない。・・失望も歓喜も興奮もない。真の達成感や充実感は、リスクと危機感を伴った作業の中。失意や絶望と隣り合わせ。私達の「仕事」の中にしかない」

玉置　昌義 @Dr_Head_TMI

ＴＭＩ通信_5　この感覚を今回得ました。500本余りのtwitterを発信して、もう出来ることはないところまで遣り尽しました。長年愛読しているメール新聞のような記事からの引用でした。村上さんをよく知らない。多分本も読んだことはない。このメール新聞は面白い、楽しませていただきます。

玉置　昌義 @Dr_Head_TMI

ＴＭＩ通信_5　東日本大震災・被災物故者の供養と復興祈願の「祈りの鐘」。祈りと希望の鐘を鳴らしましょう。東日本大震災発生から四九日目４月２８日（木）、発生時刻午後２時４６分、各寺院での鐘打と追悼法要。私が大総代・事務局長をしています寺（臨済宗妙心寺派、景徳山永泉寺）でも行います。

玉置　昌義 @Dr_Head_TMI

ＴＭＩ通信_7　多くの人々の命が遠くへ旅立ったように、残った人も辛い道のりに第一歩を踏み出す時が来ました。「東電、当面収束に半年〜９か月。深刻な事態からの復旧を目指す福島第一原発について、今後６か月から９か月程度を目標に・・・事故の収束に向けた工程表を発表」。私自身も試す道へ。

玉置　昌義 @Dr_Head_TMI

ＴＭＩ通信_8　日本農業新聞１面で内橋克人さんを見ました。「住民投票で原発廃止　米国　問われる日本の選択」の結び、「今、地震、津波に原発事故が追い打ちをかける。放射能汚染の進む大地。私たちは「取り返しのつかないもの」を失った。「日本の選択」が世界の厳しい目に射すくめられている」。

玉置　昌義 @Dr_Head_TMI

ＴＭＩ通信_9　私は「取り返せるものはたくさんある」としたい。「失ったもの」は多い。取り返せないものがあるのは厳然たる事実です。それにも勝るものを取り返し、育てるべきです。「日本の選択」は射すくめられるべきものでもなく、そんなはずもない。どんな道であろうと日本は日本の道を行く。　

玉置　昌義 @Dr_Head_TMI

ＴＭＩ通信_10　幾たび目かの新たな「被爆者」を出し続ける現実があります。命を失うことに繋がる恐れも否定できません。しかし、世界の目を畏れて日本の道を誤るのは如何なものでしょうか。日本の道も世界に通ずる今の時代。世界の道も日本経由です。内橋さんの言葉を理解できない理系人間的発想。

玉置　昌義 @Dr_Head_TMI

ＴＭＩ通信_11　フロントランナーとなれ（４月１４日　時評2011　牧原 出　中央公論)。震災と向き合い続ける日本は、二一世紀の世界のフロントランナー。甚大な被害を克服し、日本の将来と世界の将来を担うことに使命感を見いだす人材は必ず日本のどこかに。突如現れることに期待・・・。

玉置　昌義 @Dr_Head_TMI

ＴＭＩ通信_12　ロードマップ「平成23 年４月17 日　東電　福島第一原発・事故の収束に向けた道筋」が発表された。その「参考２：発電所内における主な対策の概要図」で原発のしっかりした基本構造が分かりました。またいろいろ議論してみたい。縮尺・縦寸法・地面・海面の数値だけは欲しい。

玉置　昌義 @Dr_Head_TMI

ＴＭＩ通信_13　「１号機も格納容器破損か（東京新聞Web　2011年4月18日）」。東電「格納容器が冷えたことで内圧が下がった可能性がある。破損の見方も否定できない」。保安院「漏れがあるのは事実。窒素は必要最小限にする」。温度と気体組成（窒素・水蒸気・水素・酸素）だけは欲しい。

玉置　昌義 @Dr_Head_TMI

ＴＭＩ通信_14　水素と酸素の比が分かれば、圧力容器から出てきた水素についての水－ジルコニウム反応と放射線分解反応の寄与割合が出せます。圧力容器内で既に発生した再結合反応は、格納容器内気体の組成からは一意的には評価できません。圧力容器内の温度変化・圧力変化から読み取るべきです。　

玉置　昌義 @Dr_Head_TMI

ＴＭＩ通信_15　もちろん、圧力容器内の気体の組成（水素・酸素・水蒸気）が得られたら、いろんなことが分かります。水蒸気圧力値が出ますので、圧力容器内温度（２点）が水の温度を示しているのか、冷却不十分の高温燃料の温度を直接的かあるいは間接的（輻射など）かに示しているかが分かります。

玉置　昌義 @Dr_Head_TMI

ＴＭＩ通信_16　「原子炉建屋内の状態、１７日調査で 明らかに（NHK Web 4月18日夕）。１号機では１階北側の２重扉から中に入り、４０メートルほど直進。４９mSv／時を計測した。３号機では、１階南側の２重扉から中に入り、障害物で前に進めなかった。５７mSv／時を計測した」。

玉置　昌義 @Dr_Head_TMI

ＴＭＩ通信_17　放射線量率の値は同程度としておきましょう。建屋の破壊状態に開きがある。既に繰り返し述べてきたように、１号機の水素爆発は最上階付近で発生し、屋根を含む最上階を破壊したのは外見より明らか。３号機は地上階から中位階の間での水素爆発。建屋内をひどく破壊しているはずと。

玉置　昌義 @Dr_Head_TMI

ＴＭＩ通信_18　しかし、２号機ではこの程度では済まないでしょう。地下室・格納容器トーラス部周りでの水素爆発（現時点では圧力容器の底も抜けて水蒸気爆発であったことも否定できないとします）。高濃度ＦＰ汚染水が地上階を超えて建屋内に広がったと理解しています。線量率も高いとみています。

玉置　昌義 @Dr_Head_TMI

ＴＭＩ通信_19　ここへ友人から連絡。「寸法の入った図面の在り処をリツイートしてくれた人がいるよ」と、メール添付で送ってくれました。フォロ－してさらに助けてくださる人がいて感謝！　パソコン横の壁に張り出しました。まさに座右の銘「画」。どこまで生かせるかわかりませんが、じわじわと。

玉置　昌義 @Dr_Head_TMI

ＴＭＩ通信_20　「ＴＯＫＩＯホッ…福島県浪江町の「ＤＡＳＨ村」無事（夕刊フジ ４月１８日)。「（３月１１日は）大きな揺れに驚いたけれど、建物や１１年の間に作り上げて来たモノに目立った損壊がなかった」「日々支えて下さる近隣の方々はみなバラバラに・・」。私は自称ツーダッシュ村村長。

玉置　昌義 @Dr_Head_TMI

ＴＭＩ通信_21　３畝足らずの小さな村です。先日東日本大震災を記憶に留めるために、スモモ３本祈念植樹しました。本家が被爆地とは！　しっかりと育てなくては。ついでながら、隣村（といっても３階建てのビルですが）は、AC_ミランのサッカースクールの事務局。ＮＰＯ「地球こども村」共同体。

玉置　昌義 @Dr_Head_TMI

ＴＭＩ通信_22　２号機の使用済み燃料プールからあふれた水がたまる「スキマーサージタンク」 高濃度汚染水（原発ニュース NHK4月18日）。東電「震災直後の先月１３日から格納容器の圧力を下げるため行った放出ガスに含まれた放射性物質が、プールの水に混入したのではないか」と説明。

玉置　昌義 @Dr_Head_TMI

ＴＭＩ通信_23　これは格納容器から建屋内に直接ガス放出したことを意味する。その直後、２号機では地下室・格納容器トーラス部周りで水素爆発が発生し、大破した。爆発で高濃度ＦＰ汚染された水および気体が建屋中に拡がり、充満した。その結果、直接あるいは間接に汚染水が溜ったと私は見ている。

玉置　昌義 @Dr_Head_TMI

ＴＭＩ通信_24 　４号機建屋地下 深さ５ｍの水（原発ニュース – NHK4月18日）。４号機では、先月３１日に地下に降りる階段付近で水がたまっているのが見つかり、１００ｍＳｖ／時の放射線が検出された。東電は、新たに見つかった水の放射線量や水がどこから流れてきたのかなどを調べる。

玉置　昌義 @Dr_Head_TMI

ＴＭＩ通信_25 　テレビを見た人はもう誰でも知っていることです。あれだけ水を掛ければ、プールに命中しなかった分の水は、流れ流れて地下室まで行くしかなかった。隣の３号機は水素爆発後、何度も黒煙を上げ、ＦＰを噴出しました。屋根のない４号機建屋上にも降り注がれてのではないでしょうか。