(元)名古屋大学工学研究科(旧)助教授 玉置 昌義( @Dr_Head_TMI )さんの呟き2( for #genpatsu )

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玉置 昌義 @Dr_Head_TMI

TMI通信_26 「核燃料溶融認める=保安院、安全委に報告―原発1~3号機(時事 4月18日)。 原発1~3号機で、核燃料が溶融していたことを認め、同日開かれた原子力安全委員会に報告した。「炉心溶融が起きている可能性が高い」との公式見解」。安全委員みな周知の事。熔融有無無用。 

2011-04-19 06:57:09
玉置 昌義 @Dr_Head_TMI

TMI通信_27 「作業員体調管理へ(原発ニュース– NHK 4月19日)。東電福島第一原発事故現場では、東電や協力会社の社員ら500人近くが懸命の復旧作業。高い放射線量や高濃度の汚染水など、厳しい環境となっています。休憩所を20日から始め、長期化下、作業環境改善を図り始めた」。

2011-04-19 08:38:57
玉置 昌義 @Dr_Head_TMI

TMI通信_28 「答弁が役所以上に役所的」参院で東電社長陳謝(読売新聞2011年4月19日)。清水社長は参院予算委員会に出席、野党議員5人の質問に対し、答え、陳謝し、何度も頭を下げた。終了後は硬い表情のまま、無言で国会を後にした。野党からは「答弁が役所以上に役所的だ」と皮肉も。

2011-04-19 10:46:03
玉置 昌義 @Dr_Head_TMI

TMI通信_29 新年度に「東日本大震災・福島原発事故・復旧挙国一致内閣・国会で出発できなかった。これはここ数十年の日本・世界の不幸の根本原因になった。東電よ、しょうがない。あなたは全行動で示すしか、福島に、日本に、アジアに、世界に、そして地球に償えないことを知っているはずです。

2011-04-19 10:57:22
玉置 昌義 @Dr_Head_TMI

TMI通信_30 「福島第一原発2号機、高湿度で作業困難(産経 4月19日)。東電はロボットを遠隔操作して2号機の原子炉建屋内を調査した結果を発表した。二重扉周辺の放射線量は4.1mSv/時。湿度が94~99%。 圧力抑制室の水温は約80度で、その水蒸気が建屋内に充満している」。

2011-04-19 18:10:42
玉置 昌義 @Dr_Head_TMI

TMI通信_31 本来圧力容器の底で起こっているべき現象が、良くて壊れた格納容器の底、悪くいけば、建屋地下室のコンクリート上で起こっている。水面下にある燃料の崩壊熱によりサブクール沸騰をしていると理解します。2号機建屋外へ漏れでた水の比ではない高濃度の汚染水が大量にあると診ます。

2011-04-19 18:19:49
玉置 昌義 @Dr_Head_TMI

TMI通信_32 2号機タービン建屋内外では漏れ出した汚染水を組み出す作業が継続しています。原子炉建屋から高濃度汚染水の流れ出しを誘発するのを恐れます。作業者に不要な被曝をさせている。2号機対策は抜本的に考え直し、大括りに環境へのFP放出を最小限化する手立てを取る必要があります。

2011-04-19 18:27:30
玉置 昌義 @Dr_Head_TMI

TMI通信_33 No_30-32で、「二重扉周辺の放射線量は4.1mSv/時。湿度が94~99%。圧力抑制室の水温は約80度で、その水蒸気が建屋内に充満している」としながら、そこでは語れなかった。余りにもチャレンジングなテーマがそこには含まれていたからです。4.1mSv/時。

2011-04-20 07:10:20
玉置 昌義 @Dr_Head_TMI

TMI通信_34 この数値に関する今朝のニュースを比べます。(1) 調査が進まなかった2号機の原子炉建屋(NHKオンライン4月20日)。事故収束に向けて、作業員が立ち入らなければならないため、放射線量など、内部の状況を把握する調査は欠かすことができず、新たな課題となっています。

2011-04-20 07:34:06
玉置 昌義 @Dr_Head_TMI

TMI通信_35 (2)原子炉下部損傷の影響か=2号機建屋内の蒸気―福島第1原発(時事 4月19日火)。東電の松本本部長代理「その場合は原子炉建屋内放射線量が、1階入口内側で測定された4.1mSv/時より高くなる。蒸気の原因は特定できず、安定冷却工程表の見直しは判断できない」。

2011-04-20 07:40:43
玉置 昌義 @Dr_Head_TMI

TMI通信_36 (3)2号機収束工程表早くも壁(産経 4月19日)。 ロボットは18日に2台1組で・・・その数値をモニターで確認することになっていた。得られた放射線量率データは扉付近の4.1mSv/時だけで、「低すぎてまったく参考にならない」(経済産業省原子力安全・保安院)。

2011-04-20 07:47:40
玉置 昌義 @Dr_Head_TMI

TMI通信_37 「4.1mSv/時」という値に対して東電と保安院の姿勢がこんなにも違うとは思ってもいませんでした。この数値があるかないかで2号機の状態把握と今後の展開が全く違う可能性を秘めています。思い込みに都合のいい値なら「はい。合格」では解決の糸口すら見いだせないでしょう。

2011-04-20 07:53:55
玉置 昌義 @Dr_Head_TMI

TMI通信_38 私は今から語ることで、すべての破綻を覚悟で、この「4.1mSv/時」を糸口に2号機の現状把握に再挑戦します。東電と保安院がこの連続ツイートを覗いてくれることも期待します。長いツイートで2号機への見方があれこれ揺れてきたかと思います。一度振り返ってから発信します。

2011-04-20 08:02:42
玉置 昌義 @Dr_Head_TMI

:TMI通信_39 まず、ロボットの使い方について一言。寒い日、家に入るとメガネが曇ります。ロボットを建屋内温度より幾らか高い温度まで予め温めてから、探検に出発させて下さい。カメラが曇って計測器が見えないとか、建屋内の様子が見えないということはなくなります。探検の成功を祈ります。

2011-04-20 08:32:43
玉置 昌義 @Dr_Head_TMI

TMI通信_40 さて、建屋の中の様子はどうでしょう。蒸し器そのものです。お湯は沸騰こそしていませんが、80度近くになっています。外気温は10度もありません。建屋最上階の水蒸気噴出し口からは湯煙が出ています。地下室で発生した水蒸気は上へ立ち昇ります。建屋内は大分熱くなっています。

2011-04-20 09:27:46
玉置 昌義 @Dr_Head_TMI

TMI通信_41 元は見えない水蒸気でしたが、だんだん冷めて、湯煙濛々となり、建屋中を濡らします。水は水滴になり、ポツポツと滴り落ちます。集まって壁を伝って床に溜まり、辺りに散らばったFPを洗い流し、水溜りを作りながらも、溢れた汚染水は流れ道を探りながら、再び地下室へ戻ります。、

2011-04-20 09:40:49
玉置 昌義 @Dr_Head_TMI

TMI通信_42 3月15日の地下室での水素爆発(水蒸気爆発?)から1ヵ月以上経ち、事故原発2号機も概ね定常状態になったと理解します。放出FPの大部分は地下室高温水中にあります。建屋内ところどころに高濃度汚染水が溜っています。燃料プールにも湯煙とともにたくさん入ったことでしょう。

2011-04-20 09:50:33
玉置 昌義 @Dr_Head_TMI

TMI通信_43 ロボットたちの探検も危険が伴います。高温の水蒸気、蒸しあがった中身、高放射線量率。どれも「ヤゲドのもと」ばかり。入口「4.1mSv/時」という比較的低い値だからと言って油断は禁物。この1ヵ月どのくらいの蒸気量が発生したのでしょうか。それはFPが一番知っています。

2011-04-20 10:06:47
玉置 昌義 @Dr_Head_TMI

TMI通信_44 原子炉が止まった直後からの熱はこのFPのためです。熱で燃料が高温にならないように、多くの人たちが命がけで頑張っているのです。FPが出すエネルギー(熱の源)は、大きく言って2種類の放射線です。一つはベータ線(高速の電子)、もう一つはガンマ線(波長の短い電波)です。

2011-04-20 10:21:07
玉置 昌義 @Dr_Head_TMI

TMI通信_45 熱に変わるのは主にベータ線の持つエネルギーです。FPの出すエネルギー(崩壊エネルギー)は、ほとんどがこのベータ線エネルギーを足し合わせたものです。ガンマ線エネルギーは、熱にも変わりますが、簡単のため、全て水の放射線分解に使われ、水素と酸素を発生させる元とします。

2011-04-20 10:30:57
玉置 昌義 @Dr_Head_TMI

TMI通信_46 ここひと月で発生したベータ線エネルギー総量とガンマ線エネルギー総量を計算してやれば、2号機内で発生した水蒸気と水素・酸素混合気体(水素爆発のもと)の総量がそれぞれ求まります。さらっと暗算で出したいのですが、いくらアナログ人間とは言っても、ちょっとそれは無理です。

2011-04-20 10:37:55
玉置 昌義 @Dr_Head_TMI

TMI通信_47 大体の見当だけはつけましょう。4号機プールについてあれこれ計算した結果を再使用します。プールの水の蒸発速度を計算し、水位低下で一日0.7mと出しました。10日で燃料の頭が水面上に出てくることに相当します。それが正しかったことは先日のテレビ映像から証明されました。

2011-04-20 10:47:30
玉置 昌義 @Dr_Head_TMI

TMI通信_48 燃料は一度も頭をださず、熔けてもていませんでした。この私たちの計算結果を使って2号機での蒸発量をおおざっぱに言いますと、このひと月でプールの水10杯分以上は2号機の建屋内へと蒸発したことでしょう。先ほど述べましたように、かなりの部分は水に還り地下室に戻りました。

2011-04-20 10:53:20
玉置 昌義 @Dr_Head_TMI

TMI通信_49 2号機での高濃度FP汚染水の漏れ出し騒ぎの元凶はこれではないでしょうか。もう一つ、水素爆発の恐れのある放射線による水の分解量です。4号機プールでは少なくとも30立方m、多ければ100立方mの水素が発生しました。私たちが4号機での水素爆発の原因と断定したものです。

2011-04-20 10:59:14
玉置 昌義 @Dr_Head_TMI

TMI通信_50 換気停止から爆発までの3.5日間の計算結果でした。2号機での放射線分解による水素の発生量は、Zrー水反応による水素を原因とする水素爆発からひと月経過しています。単純計算では8倍程度になります。停止直後の3号機燃料の崩壊エネルギーは4号機燃料の10倍程度あります。

2011-04-20 11:13:23
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