妖浮世草子
世界観
人間の世界と、遡れば千年前から歴史があるけど流出がほどんどないのでよくも悪くも停滞してる妖怪の世界、そして元は百年ほど前からの妖怪だけど宗教的に人間を食べる文化を持つ為人間と対立してる新妖怪の世界
2021-05-01 02:56:38妖怪の世界はヤクザ的団体で成り立ってて幾つかの「会」が存在、表向きは普通の事業をしておりヤクザとしての暴力行為も基本妖怪の世界で完結してる為人間との関係は比較的良好 しかし新興の妖怪団体が人間を食べる文化を持ち、人間から見れば妖怪と新妖怪の見分けがつかない為、関係が悪化しつつある
2021-05-01 03:02:02人間を食べる妖怪達は自分達を今までの妖怪とはまったく異なる集団である事を自負とし尸仙を名乗る 人間を中心とし人妖入り交じる尸仙対策本部の人間や妖怪達が、ヤクザ妖怪達の助けも借りながら利権で揉めながら尸仙達と戦う話
2021-05-01 03:06:38関西最大規模、京都を中心に活動する妖怪団体「黄傘会」 幹部より上は全員平安時代からの京妖怪 表向きの事業は国内唯一の伽羅の人工栽培による香料メーカーかつその資本を元に総合商社も資本提携 歴史ある会の為に他の会もなかなか介入できず西日本最大との声もある 頭は雷獣
2021-05-01 03:13:31関東最大規模、新東京を中心に活動する妖怪団体「双藍会」 妖怪の為に人工的に造られた大都市新東京を活動の中心にする為、妖怪の中では比較的新しく、ここ二百年ほどで急激に力をつけた団体 表向きの事業は民間軍事会社 主に人間に対し武力の提供を行う 頭は鬼
2021-05-01 03:16:12黄傘会会長は鵺の中の稀少種である雷獣で、商才と妖力はカリスマ的にあるけど昔から鵺一族の秘蔵っ子だった所為で根っからの尽くされ体質で生活能力皆無、その雷獣が5年前拾った人間の子供で今は雷獣の身の回りの世話をしてるっていうタイプのおねロリ
2021-05-01 04:30:53雷獣と娘
雷獣としては拾う気は全くなく、ただ自分のシマで尸仙が人間のアルビノの娘をありがたがって呪術儀式として生きたまま焼いて食おうとしてたのを「それは駄目だね」てぶっ飛ばして、この娘どうしようかなあってなったんだけど家族は先に食べられたみたいだし、行く先なさそうだし、非常食にしようか的な
2021-05-01 04:34:26人間を食べるのは法律的にアウトだしやるメリットもないしそんな美味しいとも思わないから食べないだけで別に自分とこで飼って死んだら食べるのはまあ良いでしょエコでしょってアルビノの娘を拾ってきたら側近の橋姫に「あんた何拾ってきてんのやめて返してきなさい」って怒られる雷獣
2021-05-01 04:36:55「でも見てごらん、この娘はアルビノだろう。私共にとってはただの白い人間だけど、尸仙からすれば高価で意義深い道具だよ。野に放てばすぐまた殺される」 「だから何よ」 「えー。冷たい。冷たいね祢杏は。そんなんだから男に逃げられるのだよ」 「しばくわよ」 「私会長なのになー」
2021-05-01 04:40:54「それにもう【請け負】っちゃった」 「何してんのよ!? あんたただでさえ……はあ!? え、はあ!?」 「後で先生を寄越してくれるかな」 「悠長に言ってくれるじゃない、今すぐ呼ぶわよ💢 はーもう、はあ💢 鬼童丸、鬼童丸いるでしょ! お医者様呼んで! すぐ! 秒で!」
2021-05-01 04:44:30【請け負い】 黄傘会会長の雷獣のみが使える妖術のひとつ。特定の存在にとっての「致命的な瑕疵」を引き受ける。橋姫の腕の傷、酒呑童子の首の傷などを請け負っている。人間の娘からは生きたまま焼かれかけた際の背中の火傷を請け負った。請け負う限り、当人に傷が戻る事はない。
2021-05-01 04:47:49人間の娘、雷獣に名前を聞かれるも「もういらない」と答え人間の名を捨てる。仕方がないので雷獣の名付けた「伊勢」という名前で黄傘会の雑用係になった。それが5年くらい前の話。現在12歳くらい。橋姫に一通り鍛えられたので家事は全部できる。雷獣のお付きみたいなもの。
2021-05-01 04:50:38名前
側近の橋姫は真木柱祢杏(まきばしら・ねあん)、人間のアルビノの娘は伊勢(いせ)、黄傘会会長の雷獣は南禅時鳥(なんぜん・ときとり) ここまでは大体考えてる 聞いてくれてありがとアロエリーナ
2021-05-01 04:52:15はじまり、はじまり
もろもろ
時「ええ……伊勢が料理を? 早いんじゃないかい、まだ子供だろう。包丁は危ないし……あと百年くらいしてからでも……」 祢「あんた人間の寿命全然判ってないっぽいわね」
2021-05-01 04:58:24伊「とき様はえらそうにするのが仕事」 時「ちょっと待って伊勢、少し話そう。私だって色々働いてるんだからね、伊勢、ちょっと来なさい。私の偉大な仕事の話をしてあげよう」 祢「まあ仕方ないわよ。伊勢のいる場所でのあんたって寝てるか煙管ふかしてるか本読んでるか寝てるかでしょ」 時「こらっ」
2021-05-01 05:05:13橋姫の祢杏は人間の伊勢の事人間だからあんま好きじゃないんだけど伊勢に「あんた、時鳥の為にいつでも死ねる?」って聞いた時迷いなく「うん」って答えが返ってきたので「あそ。じゃあ良いわ」って人間としてではなくひとりの存在として認めてる
2021-05-01 05:12:00すうぱあ
祢「あいつやるわよ時鳥」 時「え、なに、伊勢の話?」 祢「あいつ人間でしょ? だから人間用のスーパーで買い物できるのよ! 今日も特売だからお使いに行ったわ」 時「え、お使い!? なんで私に教えてくれないの!?」 祢「まだ早いとかなんだって愚図ると思って」 時「見に行きたい」 祢「ほら」
2021-05-01 16:11:50時「でもその、ええと、すうぱあって、何?」 祢「別に良いわよあんたは知らなくて。一生縁のない世界なんだし」 時「伊勢は行ったんでしょう? 私は!?」 祢「人間用って言ってるでしょ。だとしても妖怪用のスーパーなんかあんた行ってみなさいよ、客が全員逃げるわ。営業妨害よ」
2021-05-01 16:14:12