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2021年5月2日

借金玉の詩論語り(文体模写 について)

まとめました。
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借金玉 @syakkin_dama

こないだ、借金玉文体模写で見事に本人釣り上げた人、あれ僕はわりと技巧を公開していくタイプだから致命傷で済んだけど、僕以外のプロだともっとすごいダメージになるので、今後もいろんな人でどんどんやりましょう。応援しています。

2021-04-30 05:44:06
借金玉 @syakkin_dama

文体、重要なポイントは二つで ・脳からアウトプットされる言語に至る前の何かから距離のない、なるべく自然な形で出力できるもの ・機能性や美しさなど商品価値を有するもの この二つなんですが、好みの作家とそうではない作家の文体模写を繰り返すのが個人的には一番近道だと思ってます。

2021-04-30 05:53:16
借金玉 @syakkin_dama

「大嫌いだけど実力派と評価されている作家」の文体模写もかなり役に立ちますよ。自分の脳から出て来る「言語に至る前の声」みたいなものに近い文章を人は好みますし、そうでないものを嫌います。自身のそれがどんな形をしてるかを知り、同時に言語としての形を与えていく練習が「模写」だと思います。

2021-04-30 05:56:05
借金玉 @syakkin_dama

僕は35歳現在、自分の文体にそれなりの自信を持っていますが、20代の終わり頃までは「なんで俺の文体はこんなキモいんだ」と感じながら文体模写を無限にやってたので、あれはやはり「大量の型を習得した結果オリジナルが出て来る」概念だと思いますね。

2021-04-30 05:57:06
借金玉 @syakkin_dama

note.com/syakkindama/n/… これでも書いたけど、果てしなく反復される型稽古、「打ち込み」はきちんとやればわりと応えてくれると僕は思ってます。文体は最終的にオリジナル技がないと絶対に戦えないんだけど、オリジナルを手に入れるにはまず型稽古の繰り返しからなんじゃないかな。

2021-04-30 05:58:48
借金玉 @syakkin_dama

これは極めて個人的な意見なんだけど、「自然に出力出来て自信の持てる自分の文体」がない状態でデビューするのは、もちろん「飛びつけるチャンスには飛びつけ」に一定の正しさを認めるとしても、やはりよく考えた方がいい気がします。

2021-04-30 06:00:07
借金玉 @syakkin_dama

短期的には文体って別に「借用」とか「とりあえず」がやれなくはないんだけど、それって脳から出て来たものを再整形する作業を経て商品化するってことで、単純に作業コストがバカみたいに増えるんですよね。

2021-04-30 06:01:50
借金玉 @syakkin_dama

前回の本、初めて「目的に合わせて文体をゼロベースから再構築し実装する」やったけど、書くコスト通常の5倍くらいはかかった気がする。流石に当分はやりたくない。しぬかと思った。

2021-04-30 06:03:23
借金玉 @syakkin_dama

文体模写、「いい文章だ」とうっかり賞賛してしまうレベルでやられたのはなかなか悔しいけれど、一方で「やっぱりやれば出来るんだな」って確信が生まれたし、今後「文章教えろ」ってキッズには「この方がやれてることとりあえずやりなさい、出来たら呼んで」って言うことにする。

2021-04-30 06:05:45
借金玉 @syakkin_dama

あ、あと忘れてた。「文体構築」にはもう一つ、いわゆる商業ライターが必要に応じて書く、村上春樹が言うところの「雪かき仕事」の文体があり、雪かき文体がやれない人が良い文体を作って商業的な仕事が出来るようになったの、僕は見たことないです。雪かき仕事、あれやって損はないですよ。

2021-04-30 06:07:21
借金玉 @syakkin_dama

どこにも目に障る特徴がなく、それでいてよく構築され高いリーダビリティ―を持つ「雪かき文体」、あれたぶんあらゆる文体のベースになる技能と呼び得る気がしますし、雪かきできない奴は基本的にスキー出来ないですよ。例外はいますけど。

2021-04-30 06:10:42
借金玉 @syakkin_dama

オリジナル文体作る時、審美性や前衛性みたいなものばっかりに目がいってリーダビリティ―とアウトプット効率無視すると、デビュー後にしぬので気を付けてくださいね。

2021-04-30 06:16:32
借金玉 @syakkin_dama

僕も最近noteでやってる、特に散文詩によってるタイプの文体はアウトプット効率が通常の1/100くらいなので(たぶんあと1年くらいやれば1/10くらいまで詰められるとは思うが…)、あれで商業的な勝負は避けましたしね…。

2021-04-30 06:18:24
借金玉 @syakkin_dama

初期ブログとかライティング仕事の頃にやってた、サラリーマンと兼業でこなすためのアウトプット効率とリーダビリティ―に特化した文体、今見ると本当にヘタクソでウアアーってなるけど、あの選択以外をやったら潰れてた確信がありますね。

2021-04-30 06:20:53
借金玉 @syakkin_dama

文体、一定は「合目的性によるベストではないけれどベターな選択」を意識しないと、「思い出した頃にいい作品出すけど商業ベースには絶対乗らない」人になっちゃいますし、「仕事としてやる」ってのは一定のダサさを受け入れることだと思った方がいいとは思います。

2021-04-30 06:23:19
借金玉 @syakkin_dama

脳からダイレクトに「そのままでも成り立ってはいる、あとは微調整作業で仕上げられる」文章が出て来る人と、「粘土の塊がドチャっと出て来てそこから整形作業が始まる」人、もちろんスタイルは自由なんですが後者は作業量が下手すると桁で増えますよ。

2021-04-30 06:26:40
借金玉 @syakkin_dama

「文章上手くなるために何を読めばいいですか」ってよく尋ねられるんだけど、「上手い文章」とは何かを考えることが大切で、それは何を表現したいかとかどんな仕事をしたいかで全然別モノになるんですよね。だから、「とりあえず夏目漱石とサマセットモームでも読んだら?」くらいしか言えない。

2021-04-30 06:34:19
借金玉 @syakkin_dama

結局、文章なんて道具なんですから撃てて当たればそれでいいんですよ。

2021-04-30 06:34:39
借金玉 @syakkin_dama

文章についてはいろんな信仰を持った方がいますし、業務的な制約のないアマチュアの世界になるとそれはまさに一人一派といった状況になります。でも、自分の文体の目的と目指すべきものは自分で定めるしかないんですよね。そういう意味で、「これが正しい」みたいな人は全部無視する必要があります。

2021-04-30 06:40:57
借金玉 @syakkin_dama

「読んでもらう」って意味ではインターネットっていう素晴らしい場所がありますし、他人の文章を参考にしたければ無限に本もWebページもあります。そういう意味で、物書き志望がつるむのは個人的に百害あって一利なしだと思いますね。

2021-04-30 06:42:33
借金玉 @syakkin_dama

「文体は合目的性によって最適の形が変化する」って前提を置くと、「この目的にはこの文体がベスト」って判断が出来る人しかアドバイスは意味を持たないんですけど、僕だって自分がやってる極めて限られた分野で「こっちの方がいいかな」くらいのアドバイスがほんの少し出来るくらいですよ。

2021-04-30 06:48:15
借金玉 @syakkin_dama

そもそも「文体の合目的性」を最終的にデザインするのは、書籍の場合作家ではなく編集者ですし、編集者とこの「合目的性」について同意を形成するところからが仕事ですし、「良い文体」なんて本当にわからないですよね。

2021-04-30 06:50:14
借金玉 @syakkin_dama

このあたりを包括する現実的訓練として、やはり「文体模写」は大事だと思います。模写をすると「何故この技術を用いるのか、どういった効果が生まれているのか」みたいなことを考えますから。

2021-04-30 06:55:37
借金玉 @syakkin_dama

ちなみに、僕が担当編集と一番ぶつかったのは「文章のリフレイン」です。僕のツイッターを見てもらえばわかる通り、僕は螺旋階段をグルグル回るみたいに文章を積み上げる人なんですね。これをどの程度残すかで意見が割れ、目的設定に立ち返った調整が必要になりました。

2021-04-30 06:56:33
借金玉 @syakkin_dama

目的設定のない漠然とした「上手さ」「良さ」はそれはそれで、ファインアートっぽくて良いところもありますが、仕事でやることを視野に入れるなら採用不可能ですし、目的設定のない訓練が意味を持つのはどっちかというと「すごく幸福な偶然」ですね。

2021-04-30 06:59:21
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