例のワシントン・ポスト「ぼったくり男爵」コラムの全訳が無料で公開されている。 米紙「日本政府は損切りし、IOCには『略奪するつもりならよそでやれ』と言うべきだ」 | クーリエ・ジャポン courrier.jp/news/archives/…
2021-05-08 13:08:13一部抜粋
国際オリンピック委員会(IOC)のフォン・ボッタクリ男爵と金ぴかイカサマ師たちの間では、いつの間にやら、日本を自分たちの足置き台として使おうということで決まっていたようだ。
だが、日本は五輪開催に同意したとき、主権まで放棄したわけではない。東京での夏季五輪開催が国益を脅かすのなら、日本の指導者たちはIOCに対し、略奪はよその公国へ行ってしてくれと言うべきである。
中止はつらい。だが、それが弊風を正すことにもなるのである。
(中略)
それなのに五輪マスト・ゴー・オンと横柄に言い張れるIOCの神経はいったいどうなっているのか。
その答えは、IOCの権力の源泉であるオリンピックの開催都市契約にある。これはIOCがいかに高圧的な組織であり、なぜ五輪開催都市が深刻な負債を抱えることになるのかを明らかにする文書である。
そこでは「医療サービス」に7ページが割かれており、開催国は五輪関係者として資格認定を受けた人全員に対し、「無料」で医療を提供しなければならないとされている。現地の病院に五輪関係者専用の病室を用意することもそこには含まれる。東京の組織委員会によれば、IOCの要求に応じるために約1万人の医療スタッフを振り向けなければならないという。
(中略)
ここで仮に日本が契約を破ったと想定してみよう。
そのときIOCは何をするのだろうか。訴訟を起こすのだろうか。しかし、そのときはどの裁判所に訴えるのか。そもそもこれはどの裁判所の管轄なのか。パンデミックのストレスと苦しみにあえぐ国で五輪を断行しようとしているのだ。そんな訴訟を起こしたとき、IOCの評判はどうなるのだろうか。
日本の指導者たちは、自分たちが思っているよりも状況を動かせる力を持っているのだ。少なくとも大会の規模縮小や再延期など最大限の譲歩をIOCから引き出し、開催国を守る形での五輪開催ができるはずである。
オリンピックは前々から深刻な病弊を抱えており、いまの東京の窮状も、その病弊の表れと言っていい。五輪は、関係者全員を痛みと疲労の極限まで追い込むイベントと化しており、そんな条件で五輪を開催したがる国は減る一方だ。
(中略)
いまやIOCと関わろうとする政府の指導者は、ウラジーミル・プーチンや習近平などの暴漢的な支配者だけだと言ってもいい。そんな状況になってしまったのは、これらの理由があったからだ。
プーチンや習近平のような支配者なら、威信を高めるために、労働を強制できるし、お金も無尽蔵につぎ込める。だが、そのような国々を除けば、開催に立候補するところはこの20年でどんどん減っている。
IOCに対して賢明にも「ノー」を言った都市にはバルセロナ、ボストン、ブダペスト、ダボス、ハンブルク、クラクフ、ミュンヘン、オスロ、ローマ、ストックホルム、トロントが挙げられる。2028年の五輪開催でIOCから大きな譲歩を勝ち取ったロサンゼルス市長エリック・ガーセッティはこう言っている。
「(都市の多くは)適正なモデルを見つけない限り、オリンピック開催を絶対に承諾しません」
あの男爵たちの暴飲暴食が、こういう事態を招いたのである。
こうしたことすべては、日本の指導者たちが、自分たちと自国民のために最善の決定をするのを後押しするに違いない。五輪が国際観光収入をもたらすとそれなりに納得できた頃なら、もしかしたら出費の一部は正当化できたかもしれない。だが、いまや日本国民が負担するコストは、単に金銭的なものだけでなくなっている。
IOCはインチキ公国だ。気取って壮大絢爛を売り歩く者たちのための腐敗しがちな金銭の受け皿だ。
そのことを思い返すのに相応しい時と場所があるとすれば、それはいましかない。IOCに本当の権力はなく、あるのは参加各国から一時的に託された権力のみだ。
日本はIOCに何の借りもない。中止は痛みをともなうだろう。だが、それは弊風の一掃にもなるのである。
「強欲と法外なコストのせいで、五輪は開催国にとって重大災害と同じくらいの負担を強いられるイベントになっているのだ。」本文より "ぼったくり男爵"という言葉がひとり歩きしているように見えるけれど、過去を踏まえ未来に向けたこの記事の全文こそ広まるべきだと思う。 courrier.jp/news/archives/…
2021-05-08 07:57:58世界から総スカンかと思いきや、IOCがひどすぎて、日本に同情してくれてるというか、ここでびしっと断れば他の国も助かる的な‥日本もじゅうぶんあほあほだけど、こんな風に言ってくれてるよ〜😭お断りするならほんと今がラストチャンスなんじゃないの‥? #五輪中止 courrier.jp/news/archives/…
2021-05-08 07:22:56オリンピック都市契約に、「医療サービス」に7ページが割かれており、開催国は五輪関係者として資格認定を受けた人全員に対し、「無料」で医療を提供しなければならないとされている。現地の病院に五輪関係者専用の病室を用意することもそこには含まれる。 courrier.jp/news/archives/…
2021-05-08 07:34:58ワシントンポストが掲載したスポーツジャーナリストの論考の全訳。本当は日本の大手紙が書くべき内容では? →米紙「日本政府は損切りし、IOCには『略奪するつもりならよそでやれ』と言うべきだ」 | クーリエ・ジャポン courrier.jp/news/archives/…
2021-05-08 13:08:25〈日本は五輪開催に同意したとき、主権まで放棄したわけではない。東京での夏季五輪開催が国益を脅かすのなら、日本の指導者たちはIOCに対し、略奪はよその公国へ行ってしてくれと言うべきである。中止はつらい。だが、それが弊風を正すことにもなるのである〉 courrier.jp/news/archives/…
2021-05-08 05:12:44「なぜ五輪開催都市が深刻な負債を抱えることになるのか。開催国は五輪関係者として資格認定を受けた人全員に対し、「無料」で医療を提供しなければならない」米紙「日本政府は損切りし、IOCには『略奪するつもりならよそでやれ』と言うべきだ」クーリエ・ジャポンcourrier.jp/news/archives/…
2021-05-08 00:30:01「日本の政治家は国民のために最善の決定を」って、全くもってその通りなんだけど、アメリカの人は日本の政治家がどんだけ無能か知らないだろうな。 米紙「日本政府は損切りし、IOCには『略奪するつもりならよそでやれ』と言うべきだ」 | クーリエ・ジャポン courrier.jp/news/archives/…
2021-05-08 13:03:53