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●今まで追っかけてきたのでそろそろと思い「キメこな〜カオスラウンジ〜ピクシブ問題」についてパラパラと書きます。前に集めた資料とかも混ぜながら。
2011-08-03 21:29:04●基本的にはカオスラウンジは「悪い場所(前衛育たない)+椹木野衣的シミュレーショニズム(盗め!)のネット版アップデート(by福嶋亮大)」で要約されると思います。
2011-08-03 21:32:53●バフチン-鈴木謙介の「(自由で無遠慮な人間同士の接触が力を得る)合理化された魔術」は「ひとりひとりのイメージが大量に連鎖して見えてくる人間の繋がりの欲望の形成するカオス(by梅ラボ)」と相性良さそう。作風としても。カオスラウンジとしても。
2011-08-03 21:44:15●宣言にある「焼け野原」は「砂漠化したゼロ年代サブカル(やずや・やずや)」で。地下には「化石燃料(同)」な感じでアーキテクチャとか、データベースとかがあって宣言でゼロ年代は何も生み出さなかったとはされてもゼロ年代は利用価値あるし利用しまくりだし。
2011-08-03 21:51:57●宣言の「自らがひとつのアーキテクチャとなって」は「ノード(結節点)」というか「(キュレーションの時代とかの)視座」というか、あと特に「まとめスレ的、タンブラー的(by黒瀬陽平)」というのが梅ラボに当てはまる。作品を見る=視座にチャックインみたいな。
2011-08-03 21:59:59●「工学的介入」はフォトショ使う時にも発生してて(自動選択ツールとか)、そこが制約かかって不自由だからこそ出る身体性で、「photoshop的身体性(gnck)」「悲しき(笑)肉体論(中ザワヒデキ)」という「人為的介入」につながる部分。
2011-08-03 22:10:29●GEISAI大学放課後で東浩紀が黒瀬陽平に言った「チート」という言葉がカオスラウンジ全部を集約してる。既存の素材を組み替えて勝手に遊ぶチートは叩かれ易い。あとは色々の裏技みたいな噂もふまえて。
2011-08-03 22:17:24●カオスラウンジは「新表現主義(ヘタうま?)」リバイバル感が強い(「pixiv底に潜む種々雑多のもったいなすぎる才能を集めて展示しよう」のポストポッパーズはアウトサイダー・アートとも)。「アニメ絵のヘタな人の百姓一揆(by村上隆)」は一側面ではある。
2011-08-03 22:31:38●卵白ラジオで出た「程度問題」というフレーズは重要に思う。それこそその「程度問題」で著作権は白黒ついてくるし。サンプリングの仕方がパーツなのか大ネタなのかはかなりの違い。
2011-08-03 22:51:20●梅沢さんは前のクラウドな図柄から、それこそ自分でキメこなを作るように「キャラのパーツで組み上げたキャラ(ユリイカの表紙のやつとか)」にモードが移行していると思った。なのでてっきり「キメこな」は梅沢さんのキャラかと思った。
2011-08-03 22:59:40●村上隆はオタクの文脈をアートに持ってきてて、カオスラウンジはオタクの作品をアートに持ってきてる。キャラを使う分リスクが大きい。
2011-08-03 23:43:54●「シミュレーショニズム的でいいんじゃねという感覚(by梅ラボ)」シミュレーショニズム(盗用芸術)のシミュレーション(盗用)みたいな感じで徹底。
2011-08-05 21:09:20●「pixivがニコ動に比べて足りない部分は【祭り感・擬似同期・タグ戦争】(by黒瀬陽平)」。藤田直哉が指摘したカオスラウンジの「ユーモアとリアルタイム性」の無さを「pixiv現代アート作家」は持ってて、やっと足りたのかも。
2011-08-05 21:31:42●「ネットワークで流通してはじめて歴史となる(by黒瀬陽平)」。だからカオスラウンジの2次創作、キャラクター化は団体としては必要なはず(リスペクトだったのが糞漫でディスなのが最近のやつ)。
2011-08-05 21:40:45●GEISAI大学放課後で、黒瀬陽平に対して。村上隆は「ケンカを売ってくるのにヘタレキャラ」と責め。東浩紀は「ウソしてでも何でもして爆弾落とせ」と叱る。どちらも「裏技・チート」。
2011-08-05 21:55:47●作者の死の後のゾンビ化1。結論から言うともう作家はフォトショ内のフィルタを組み合わせて新しいフィルタを作るくらいしかやることがない。その新しいフィルタが「作風」と呼ばれるものだと思う。
2011-08-07 16:38:18●2。そう考えると「黒瀬陽平作風生成プログラム」の「ArtMaton!」(梅ラボ作風生成プログラムは似非原さんが卵白ラジオで構想発表)はまさに現代アートらしい問題だと思う。
2011-08-07 16:44:54●3。インプットとアウトプットの間にブラックボックスがあるかホワイトボックスがあるか(古川日出男)。過去はブラックボックスこそが作家性だった(神秘的な感じがするし)。
2011-08-07 16:48:32●4。隠蔽するような要素には作家性なんて宿らない(池上高志)→ホワイトボックスつまりアートのオープンソース化、まさに「あのげんだいアートがきみにもできる!!」な状態。
2011-08-07 16:53:31●5。オープンソースは参加者のモチベーションを高めるためにあるかも。なので「ArtMaton!」で手軽に現代アートした人も結構いるはず。参入障壁が低くなる→競技人口が増加→中にはすごいやつがいる(希望)
2011-08-07 16:58:24●6。作家たちは偶然性を拾い上げるメディア(福嶋亮大)だから、その機会を生んだカオスラウンジは現代アートの信用失墜とかも言われるけど役目を果たしてる。
2011-08-07 17:03:32●7。「個性」は現代アートクイズとかで可視化される(コンピュータにやらせるなら形態素解析と出現頻度のネットワーク図)。あと作家はマイクロスリップ(ちょいミス)とかして乱数供給源になる感じ。
2011-08-07 17:11:19●8。「コップの形は中に入る液体の立場からは選択できない(りすん)」じゃあコップを作ろうともなるけど今までの液体のパターンも保存したいから、おいしいミックスジュースを作れるレシピを用意する。
2011-08-07 17:17:23●9。そのレシピの成分表が「作風」です(「〜風」)。(作風=)「飾り」というのは酔いやすくて、分かりやすくて、新鮮に見える〜でも「飾り」ならプログラムで自動的に作れる(佐々木あらら)。
2011-08-07 17:24:27