ジャック・アタリ『21世紀の歴史』が示す超民主主義について

自分でついって自分で纏めてみました。
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@hiro1984nks

最近ノマドという言葉をよく目にする。それに対する憧れも急速に広がりつつある。ノマドを目指す知的好奇心の高い方達には、ジャック・アタリの『21世紀の歴史』は是非読んでおいて欲しいと個人的に思う。 http://t.co/rbU26mR

2011-08-05 06:10:10
@hiro1984nks

自分がこの本を初めて読んだのは2009年のGW。350ページ程あるが、面白くて一気に読んだ。その中に示されている21世紀のストーリーの実現は、現在加速しているように思う。そんなわけで自分ももう一度読み返してみようと思った。

2011-08-05 06:17:27
@hiro1984nks

ポイントは、「超民主主義の出現」と、それを担う「トランスヒューマン」と「調和重視企業」の台頭になると思う。日本の場合は、震災もあって超民主主義は比較的早く広まると思う。その際、既得権益との衝突は生まれるだろうが、超民主主義が主流になっていくだろうし、そうなっていくべきだろう。

2011-08-05 06:48:20
@hiro1984nks

ノマドを大別すると三種類あり、〈超ノマド〉〈下層ノマド〉〈ヴァーチャルノマド〉である。日本のオタクはヴァーチャル・ノマドに属する。2020年頃は人だけでなく企業もノマドのような存在になる。『21世紀の歴史/ジャック・アタリ』

2011-08-05 07:01:00
@hiro1984nks

トランスヒューマンとは、愛他主義者であり、世界市民である。彼らは〈ノマド〉であると同時に定住民でもあり、法に対して平等な存在であり、隣人に対する義務に関しても同様である。また、彼らは世界に対して慈愛と尊厳の年を抱いている。『21世紀の歴史/ジャック・アタリ』

2011-08-05 07:10:06
@hiro1984nks

彼ら(トランスヒューマン)は定住民の美徳(用心深さ、歓待の精神、長期的展望)とノマドの美徳(頑固さ、記憶力、直観力)を実践していく心積もりができている。『21世紀の歴史/ジャック・アタリ』

2011-08-05 07:12:55
@hiro1984nks

彼らは自分たちのことを世界市民であると同時に、複数の共同体のメンバーであると考える。彼らの国籍は彼らが居住している国だけではなく彼らがしゃべる言語によって決まる。世界の調和に逆らう行為に対しては法律で、現実を直視しない身勝手さにはモラルで対処する。『21世紀の歴史/ジャックアタリ

2011-08-05 07:14:01
@hiro1984nks

また、友愛が野心の代わりを務め、彼らは他者を喜ばせることに喜びを感じる。この精神は、自分たちに責任があると自覚している子供たちに対して特に当てはまる。彼らは、伝承するという行為は人間の本性であることを再認識する。『21世紀の歴史/ジャック・アタリ』

2011-08-05 07:14:23
@hiro1984nks

この点、女性は男性よりもトランスヒューマンに向いている。というのは、相手を喜ばすことに喜びを感じることが母性本能であるからだ。経済・社会のあらゆる局面において、女性が次第に台頭してくることで、トランスヒューマンが増殖していく。『21世紀の歴史/ジャック・アタリ』

2011-08-05 07:14:45
@hiro1984nks

最近のノマドやコ・ワーキングの議論をかなり先読みしているジャック・アタリは凄い。さすが西洋の知性と呼ばれる人だ。この『21世紀の歴史』は欧州で大ベストセラーになったそうだ。日本ではどの程度の人が読んでいるのだろう。多くの人に読んで欲しい内容。

2011-08-05 07:22:28
@hiro1984nks

調和を重んじる超民主主義の姿は、日本の「和を以て貴しとなす」という伝統的な価値観と一致するところも多いように思える。その点、日本は世界に先駆けてこうした社会を築いていくことが可能だろうし、必要なんだろうなぁって思う。

2011-08-05 07:28:15
@hiro1984nks

これからはノマドと呼ばれる人が増えていくのかもしれないけど、ノマドばかりじゃ社会は発展しないので、ノマドと定住民の共存が必要になってくると思う。ノマドにはノマドの役割があって、定住民には定住民の役割がある。要はどちらも高い能力は必要ってこと。どちらが幸せかってのは個人の価値観。

2011-08-05 09:22:38