日本の水際対策ダメなところを指摘

Doug@宮古島🐕 @doughimself

（長文・連ツイ - IV） （今日は日本のダメなところを指摘） 1. Twitterでは、海外に住んでいる日本人が日本の悪いところを指摘することを「出羽守（デワノカミ）」と呼びます。 （続↓）

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2. そして私のような人間がそれをやるとかなりの確率で炎上してしまうのですが、今日はそれをも恐れずに日本のダメなところをはっきりと指摘したいと思います。 （続↓）

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3. 今回の入国体験を詳細に書いた中で「検疫 → イミグレ → 税関と厳しいチェック体制の中を進んだにもかかわらず、一旦外（羽田空港国際線ターミナル到着ロビー）に出た瞬間にすぐに一般人（日本にいる普通の日本人の皆さん）と混じってしまった」と書きました。 （続↓）

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4. まず、外に出た瞬間にMKハイヤーの運転手さんたちがボードを持って直立不動で立っていました。私は彼らの80センチ前を通り過ぎました。 （続↓）

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5. そして私のグループ（この時点では総勢20名ほど）は到着ロビーをぞろぞろと列を作って歩き、その間も一般人とすれ違い、エレベーターも一般人と同じで、外の歩道では警察官とも一般人ともすれ違いました。つまり我々の動線と一般人の動線が同じだったのです。 （続↓）

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6. 次に、以下の写真は、昨日私が解放された時のものです。「三日間のホテルでの強制隔離を終えたら、公平性を担保するために（小学校の遠足の解散と同じ）また羽田空港に戻ります」と言われてはいましたが、まさかバスの駐車スポットまで同じ場所に戻ってくるとは思ってもいませんでした。 （続↓） pic.twitter.com/DxZdtotO94

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7. この辺の細かさは良しも悪しもさすが日本です。このため、私は完全にデジャブ状態になり、ここを出発した先週の金曜日の20:36にタイムスリップしたほどでした。 （続↓）

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8. 問題はこの後です。前回ここでバスに乗った時は何度も番号の確認があり、またソーシャルディスタンスを保つために一回に数人ずつと区切ってバスに乗り降りをしたので「ああ、感染対策なんだな」と思えていたのですが、解散の時は完全にノーチェックでした。 （続↓）

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9. バスが停まった瞬間に「はい、どうぞ〜」とまるで普通の空港バスに乗っているかのように言われて、全員が一斉に立ち上がり、外に出て、各自の荷物を勝手にピックアップして、「えーっと、ここからどうやって自主隔離先まで行かれますか？」とは一度も確認されずに三々五々となりました。 （続↓）

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10. まさにあの状態を日本語では「蜘蛛の子を散らすように」と表現するのだと思います。つまり「あれほど公共交通機関を使ってはいけない！！！」と言われていたにもかかわらず全くのノーチェックで「リリース」されたわけです。 （続↓）

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11. そして実際にバスを降りた人間の半分くらいは羽田空港駅に直行していました。性善説にもほどがある。（苦笑） （続↓）

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12. ここからが私の結論です。「検疫 → イミグレ → 税関」も、バスも、これは結局「セクショナリズム」の弊害です。日本式に言うと「縦割り組織」。 （続↓）

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13. 各々のセクションが「なんとか無事に自分のセクションだけは事故なく通り過ぎてくれれば後は何が起きても構わない」というメンタリティがどこかにあり、自分のセクションを事故なく通り過ぎてくれた瞬間に「よかった〜、俺たちの任務は完了！（敬礼）」となるからではないでしょうか？ （続↓）

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14. つまり、英語で言う「the bigger picture（大局観）」の欠如。各々の部隊は自分の管轄の「小さな戦（いくさ）」を必死で戦っていて、日本人は優秀で勤勉で真面目なのでその中では善戦するのですが、山の上から「戦争」を見ている指揮官がいないのです。これは明らかに政治家の責任です。 （続↓）

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15. 私は今、この「the bigger picture」を見ることが出来る日本の政治家を渇望しています。 （終）