【観る将】令和版将棋用語辞典【必携】

先生方の解説をまったりお待ちしています。将棋はいろんな用語があって勉強になるなあ。
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チーム糸谷 @abT_itodani

ゼロ手【ぜろて】 自分の手の後に、相手が応手を指さなければならず、そのまままた自分の手番が回ってくるため、実質相手に手番を回さずに局面を+に出来ること。 用例:「ゼロ手で端を取り込める」 (糸谷)

2021-06-14 18:39:12
チーム糸谷 @abT_itodani

【さわやか】は勝ち負けでかなり意味が変わりますよね。 勝ち→[ここでの踏み込んで勝つのか、読みきってるの凄い、自分もこんなふうに強い勝ち方したい]憧れや羨望。 負け→爽やかにいきすぎましたか?[踏み込みは判断ミス?粘らないといけなかった?] 負け→爽やかですね~[粘りかいてない?] (山)

2021-06-14 19:20:21
チーム糸谷 @abT_itodani

「爽やか」 攻めても受けても勝ちそうな場面で 何も駆け引きなしに一直線で勝ちに行くこと。 爽やかな将棋を指した後の銭湯は 特に有力! (服部)

2021-06-14 19:47:04
チーム糸谷 @abT_itodani

格調高い手【かくちょうたかいて】 正当派の、本筋の、もしくは相手の攻めを堂々と受けて立つような手。いわゆる「筋が良い手」の発展形ではないか。「爽やか」に似て好手とは限らないが、そういった手が指せるというだけで実力の証とも言える。 (糸谷)

2021-06-14 21:18:27
チーム糸谷 @abT_itodani

痒い手【かゆいて】 痛い手ほど厳しくはない、しかし無視できるほどでもない手。さらに下に「くすぐったい手」などもある。 (糸谷)

2021-06-14 21:25:40
チーム糸谷 @abT_itodani

うるさい攻め【うるさいせめ】 簡単に受けられるわけではない、切れにくい攻め。うるさい単独で使う場合もある。 用例:「この端攻めは非常にうるさい」 (糸谷)

2021-06-14 21:28:23
チーム糸谷 @abT_itodani

逆王手【ぎゃくおうて】 相手からの王手に対して玉を逃がす・受ける一手がそのまま相手の王への王手になること。お互いの王が接近していると出やすいが、実戦ではそこまで出現率は高くない。 (糸谷)

2021-06-14 21:30:55
チーム糸谷 @abT_itodani

詰めろ逃れの詰めろ【つめろのがれのつめろ】 逆王手の詰めろバージョン。相手からかけられた詰めろを受けたときにそのまま相手玉に詰めろがかかっていれば詰めろ逃れの詰めろである。さらにそれを逃れた手が詰めろだと詰めろ逃れの詰めろ逃れの詰めろに…… (糸谷)

2021-06-14 21:32:39
チーム糸谷 @abT_itodani

Z【ぜっと】 絶対(ZETTAI)詰まない形の略称。さらに略されてゼと呼ばれることもある。派生形として、〇〇を渡さなければ詰まない場合「〇〇ゼット」と呼ばれることがある。角銀ゼット、桂馬ゼットなど。 (糸谷)

2021-06-14 21:40:04
チーム糸谷 @abT_itodani

一手ばったり【いってばったり】 一手で急に負けにしてしまうこと。それまでは互角もしくは難しい勝負だった時に使われる。 そのまま詰んでしまった場合は頓死【とんし】を使うことが多い。 (糸谷)

2021-06-14 21:44:05
チーム糸谷 @abT_itodani

桂馬のふんどし【けいまのふんどし】 単にふんどしとも。持ち駒の桂馬を打って相手の駒に両取りをかけることを指す。打った後はふんどしの桂と言われることもある。 (糸谷)

2021-06-14 21:47:30
チーム糸谷 @abT_itodani

駒得【こまどく】 駒を得すること。ただで駒を貰っている場合は簡単だが、交換の場合感覚が違うことも。 筆者の感覚だと角と銀桂では銀桂の方が得、飛車と銀桂なら飛車の方が得。三枚以上だとさらに分からなくなる。また、歩の枚数差だけの場合は歩得【ふどく】と呼ばれる。 (糸谷)

2021-06-14 21:50:34
チーム糸谷 @abT_itodani

中段玉【ちゅうだんぎょく】 四段目以上に玉が出ていくこと。大抵入玉を目指すか、追われて脱出してきている形。入玉を目指している場合「わっしょい」や玉の周りにある程度金銀が居て固い場合「ラピュタ」と言われることもある気がする。 (糸谷)

2021-06-14 21:53:40
山本 博志 @yamahiro3ken

【「流石に勝ちですかね…」「どちらがですか?」】 とは、感想戦で双方の見解が激しくぶつかっている時によく見られる会話。「流石に」というワードで自信を強調しているのに対して、間髪入れずに、素早く「どちらがですか?」と返すのがポイント。 この後は「え?」「え?」と応酬が続く事が多い。

2021-06-14 22:10:37
山本 博志 @yamahiro3ken

【「人間的には必勝」】 ソフトの評価値はさほど出ていなくても、実戦的な勝ちやすさを主張する言葉。主に振り飛車党が多用する。

2021-06-14 22:17:30
チーム糸谷 @abT_itodani

部分的に【ぶぶんてきに】 一部、戦いが起きている場所だけ見たら。解説の棋士がこういった場合、大抵局面を広く見れば回答がある場合が多い。 用例:「部分的には受からない」 (糸谷)

2021-06-14 22:18:35
チーム糸谷 @abT_itodani

棋士はどうも省略する傾向があるので、「詰めろ」が「ろ」だけになったり「Z」が「ぜ」だけになったりします。「ぜだからろで勝ち」の意味は「自玉が絶対詰まないので詰めろをかければ勝ち」です。 (糸谷)

2021-06-14 22:22:12
山本 博志 @yamahiro3ken

【「世知辛いねえ」】 とは、おもに後手振り飛車で、斬新な工夫を用いておおむね研究通りに進んで想定した局面になったにも関わらず、勝ちきれなかった上に局後ソフトで調べてみると、案の定評価値が低かった時に思わず出てしまう心の叫び。振り飛車党が多用する。

2021-06-14 22:25:00
チーム糸谷 @abT_itodani

継ぎ歩【つぎふ】 主に相手の3段目の歩に対し4段目に歩を突き出して取らせ、その歩をそのまま取るのではなく5段目に歩を継いで打ち、相手の歩を5段目に持ってくることを指す。またそれと似た形。 角換わりなどでの突き捨てから継ぎ歩は良くある手筋。 (糸谷)

2021-06-14 22:28:04
チーム糸谷 @abT_itodani

大局観【たいきょくかん】 局面を観て良いかどうか全体を判断する力。 実際には読んだ後の局面がいいかどうかを判断する際に使う力で、「大局観が悪い」という場合大抵良いと思ってその順に進んだのに実際には悪かったということになる。形勢判断力と言い換えてもいいかもしれない。 (糸谷)

2021-06-14 22:36:52
山本 博志 @yamahiro3ken

【直線】 一直線の変化。時には数十手に及ぶ事もあり、レールとも例えられる。 使用例(「直線で来られて痺れました」「いやーこの直線は踏み込めなかったっす。」「漢の直線で行きます。cv.齋藤明日斗四段」

2021-06-14 22:39:36
チーム糸谷 @abT_itodani

棋理【きり】 将棋理論。駒得している方がいい、手は得したほうがいい、駒の働きは良くした方がいいなど将棋を理解する大本となる理論。 用例:「一手損角換わりは棋理に反している」 (糸谷)

2021-06-14 22:41:10
山本 博志 @yamahiro3ken

【弱く▲〇〇】 最強手ではない手のこと。 必ずしも悪手ではなく、相手の主張を通したように見えて深い読みに基づいた恐ろしい狙いを秘めている場合が多い。 使用例→「ここは弱く同歩で… 」「(力強い手つきで底歩を打ちながら)「弱く行きます…」cv狙い澄ましている杉本和陽四段

2021-06-14 22:47:55
山本 博志 @yamahiro3ken

【両手ペットボトル】 勝ちを読み切って両手でゴクゴクとうまそうに水を飲むさま。 梶浦宏孝七段が得意にしており、これをやられると厳しい。

2021-06-14 22:51:27
すわ! @55swkk

【くねり飛車】(くねりびしゃ) 西暦2000年頃にD志社界隈でごく一部に指されていた戦法。身体をくねくねさせながらひねり飛車を指す。 twitter.com/abT_itodani/st…

2021-06-14 22:58:19
チーム糸谷 @abT_itodani

ひねり飛車【ひねりびしゃ】 居飛車で始まり、2筋の交換を経て26に引いた飛車が76や86の地点に移動した形のことを言う。(先手の場合) 石田流と飛車の形としては同じだが、初めから振り飛車にした場合はひねり飛車とは呼ばれない。 (糸谷)

2021-06-13 22:28:18
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