アバロンヒルの初期作について(作成中)

商業ウォーゲームが黎明期にどう変化していったのかについてのツイートをまとめたい。いや、まとまってなくてもいいから保存したいと思っております。編集中です。変わると思います。突然消すかもしれません。
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vk-sato@Black-Three @Chihaya1234

基本ルールが扱うのは4版が1943年9〜12月の15週間、初版は1944年5〜11月の27週間。グスタフラインを巡る膠着状態の前と後なのがおもしろい。なお4版ではGeneral誌に追加シナリオが掲載されたが初版にはミニシナリオが付属する。気になったのは初版の時点でスタッキングポイント制が採用されてること。

2021-06-29 15:37:57
vk-sato@Black-Three @Chihaya1234

カウンターは初版はパンチドなので後で確認するが、システム的には戦力の段階損失はドイツ軍側にのみ選択ルールとして用意されている。代わりに初版では損害を次のターンの補充ポイントで消費するというSPIのWW1みたいな手法が採用されてる。

2021-06-29 15:41:53
vk-sato@Black-Three @Chihaya1234

思ったのだが、1ターン1週間、1ユニット1個師団というスケールや上陸侵攻をテーマにしたそのタイトルを比較すると、Anzioは同社D-Dayの姉妹編という意図があったのかなと勘ぐるが、システムはまったく違う。DDは60年代の「AHクラシックス」の基本を定め、Anzioはそこからの飛躍を試みたと言えるかも。

2021-06-29 15:46:42
vk-sato@Black-Three @Chihaya1234

このスケールをロシア戦線でやろうとしたのがGDWのDrang Nach Ostenなわけだね(笑) twitter.com/Chihaya1234/st…

2021-06-29 15:52:48
vk-sato@Black-Three @Chihaya1234

Anzioカウンターのチェック。アンパンチド手に入れた2版のカウンターシートの上に初版のカウンターを並べてみる。ユニットの数や数値は同じだが初版にはスタック価が記載されておらず所属ごとの色が違う。初版はブルーvsレッド、2版以降は暖色系vs寒色系という感じ。CWとSSのみ両方同じ色。 pic.twitter.com/dIJJM9j9UX

2021-06-29 22:49:16
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vk-sato@Black-Three @Chihaya1234

Avalonhillのカウンターは南北戦争は当初からブルーvsグレーだが、それ以外の初期作は題材問わず図上演習風の赤vs青のフォーマットが多い。これがいつしか軍服や車両の実際の色をイメージしたデザインが主流になっていくが、ここにもその変遷が見えておもしろい。

2021-06-29 22:57:15
vk-sato@Black-Three @Chihaya1234

例外的にGuadalcanalは米軍が海兵隊が青、陸軍が緑に別れてるが日本軍が「敵の色」の赤なのは同じ。もうひとつWaterlooが英仏普それぞれ赤青緑でこれは南北戦争と同じく軍服をイメージしてるとはいえるかも(イギリスが敵国色だしね)。 twitter.com/Chihaya1234/st…

2021-06-29 23:00:43
vk-sato@Black-Three @Chihaya1234

Anzioのユニットはかなりキャラクター色が濃いというか恣意的な物語性があるようにも思う。当時はそれが新しく刺激だったし今もそうだろうけど、反動でそういうデザインは表層的だという考え方も出てきたりして興味深い。 twitter.com/Chihaya1234/st…

2021-06-29 23:13:49
vk-sato@Black-Three @Chihaya1234

Anzio初版と4版における例のZtoZと防御スタック分割のルールを確認。4ページしかない初版のルールでは「敵ZoCに進入したら停止」以外の条項はないが、防御スタック分割は禁止。4版も同じ文言で防御スタック分割(B4E8)を禁止し、かつ明確にZoZを禁止してる(B4E14)。 pic.twitter.com/6jyawqZ1qK

2021-06-30 13:02:14
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vk-sato@Black-Three @Chihaya1234

ウォーゲーム関連の買い物は1983年に復刻のAvalonhillの初版Tacticsと、シスター新型戦車。「デコトラがあるならデコ戦車があってもいいじゃない」的ななにか。Tacticsはホントは付録の「アバロンヒルの歴史」が欲しかったのだが買った品には入ってなかった。e-bayみてもほぼ入ってないね。なんで? pic.twitter.com/nYUPewVXJk

2021-08-18 18:45:35
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vk-sato@Black-Three @Chihaya1234

初版とおなじみTactics IIは地図が違うだけだろうと勝手に思ってたのだが、ルールもかなり違うほぼ別ゲームでした。初版のシステムは「各陣営は毎ターン30移動ポイントを持ち任意のユニットにそれを配分する」というもの。ちなみにパッケージアートはどっちも好き。 pic.twitter.com/kbDk2K4KIZ

2021-08-18 18:50:03
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vk-sato@Black-Three @Chihaya1234

ちなみにこの復刻版の地図はホントの初版の地図とも違うらしい。「初版と同じ1954年にロバーツ本人によって描かれたが出版に至らなかった」お蔵入りバージョンだそうな。

2021-08-18 22:12:38
N黒 @yasN2010

この初版システムがあったから、後のゲームのルールに 「未使用の移動力を他のユニットに譲渡してはならない」 なる一文が追加されるようになった……とか!?🤔 twitter.com/Chihaya1234/st…

2021-08-19 13:41:53
vk-sato@Black-Three @Chihaya1234

@yasN2010 その可能性はできれば検討してみたいですね。他にも初版のみ鉄道線路があって「線路と道路が並行しているスクエアでは味方ユニットを追い越してもよい」という(IIにはない)スタック禁止の例外があったりして、ここから始まる諸々を考えるとそれだけでワクワクしてきます。

2021-08-19 15:12:56
N黒 @yasN2010

@Chihaya1234 貴重な情報、ありがとうございます!! 「I」は「II」とはいろいろルールが違うのですね。 手持ちの古いゲーム(64年のMidway)でも、「1隻動かさない代わりに、別の1隻を4ゾーン動かしてはならぬ」とありました。

2021-08-19 16:05:29
窪田 好男 @YoshioKubota

@yasN2010 @suginamibgc @Chihaya1234 TACTICS・Ⅰの方のルールの概略です。 私も初めて見たとき、BTAを各ユニットに配分していくというルールに驚きました。 資源・補給物資があって移動できると考えると特に驚くようなルールではないのですが、、、 pic.twitter.com/jIAjsiRPtO

2021-08-19 16:19:04
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HA@3/23ソフィア例会 @HarpoonArrow

TACTICS Iの移動力配分ルール、要するにOCSの給油?

2021-08-19 16:36:29
vk-sato@Black-Three @Chihaya1234

Avalonhillのパッケージ史、50〜60年代編その1、1954年。 500 Tactics 画像は25周年復刻版。オリジナル版は2000部しか刷られなかったそう。発売当時の社名は(最寄の史跡に因んだ)Avalon Gameだったが既存の会社と訴訟になり変更したとか。デザインはMB製品のようなファミリーゲームの面影がある pic.twitter.com/8RsP5qDaUs

2021-08-23 12:16:37
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vk-sato@Black-Three @Chihaya1234

Avalonhillのパッケージ史、50〜60年代編その2、1958年。 501 Gettysburg 502 Tactics II 500番代というのは初期の定価5ドルに由来するらしい。この年会社はAvalonhillとして正式スタート。さっそく印象的な上下左右分割のデザインが採用されている。誰か描かれてる戦車と大砲の型を特定してください。 pic.twitter.com/3Xieakbima

2021-08-23 12:23:56
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vk-sato@Black-Three @Chihaya1234

Avalonhillのパッケージ史、50〜60年代編その3、1961年。 505 U-BOAT 507 Chancellorsville 508 D-Day 512 Le Mans Gettysburgは品番は501のまま改定されタイトルがグレーからブルーに変わる。写真はないが他に南北戦争、鉄道、航空、経営、法廷、英単語を題材にした作品がある。第一期黄金期かな? pic.twitter.com/yAkQrC1CyB

2021-08-23 12:33:20
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vk-sato@Black-Three @Chihaya1234

Avalonhillのパッケージ史、50〜60年代編その4、1962年。 516 Bismarck 517 Waterloo 3色パターンを脱しイラスト主体に。題材も広がったがこの時点ではまだWW2陸戦はD-Dayしかなくナポレオン戦争も当分の間はこれ一作しかない。そんななか前年のUボートに続いてビスマルクとは。やはり映画の影響か? pic.twitter.com/3ZkJmQkJ2c

2021-08-23 12:41:44
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vk-sato@Black-Three @Chihaya1234

Avalonhillのパッケージ史、50〜60年代編その5、1963年。 518 Stalngrad この年はこれ一作のみ。経営難で創業者のC.Robertsは退任、債権者の印刷会社が引き継ぐ。コラージュを用いた赤白黒の大胆なデザインは強烈に印象的。箱を開けると一転、無彩色の地図が出てくるのもすばらしい。 pic.twitter.com/n8yULtpF4V

2021-08-23 12:47:04
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vk-sato@Black-Three @Chihaya1234

Avalonhillのパッケージ史、50〜60年代編その6、1964年。 600 Afrika Korps 601 Midway このから600番代だがすぐ700になってしまうので実は数は少ない。AKのタイトルがドイツ語表記なのが地味に魅力、絵手紙なのもいい。ジャーナリスティックな雰囲気のMidwayはStalingradに通じるものがある。 pic.twitter.com/Kbs2IFmNKT

2021-08-23 12:52:12
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vk-sato@Black-Three @Chihaya1234

Avalonhillのパッケージ史、50〜60年代編その7、1965年。 602 The Battle of the Bulge 700 Blitzkrieg 「〜の戦い」というタイトルはバルジが初だったのか。「電撃作戦」は地図が3枚入ってるのが初かな。どちらもやや稚拙なイラストがかえって昭和の軍記物を彷彿とさせてておもしろい。 pic.twitter.com/kVwyAjCplo

2021-08-23 12:58:51
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vk-sato@Black-Three @Chihaya1234

Avalonhillのパッケージ史、50〜60年代編その8、1966年。 701 Guadalcanal この時期の作品数が少ないのはリサーチやディベロップにより時間をかけ始めたからなのか? 本作は友軍である米陸軍と海兵隊でカウンターの色が違うのが印象的。そういえばWaterlooも英仏普の3色構成だった。 pic.twitter.com/CRHA6z4uMM

2021-08-23 13:05:39
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