- BoultonpaulP92
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空想科学読本、「科学的に正しいかどうかと、そこに夢があるかどうかは別問題だ」という大前提に立った上で「それじゃあ私の知りうる科学の範囲で無理やり説明してみようと思う」「アッハッハ!!!!なんかもうめちゃくちゃだぞ!!!!!!」って遊んでる本なので
2021-07-03 01:15:48全く本筋からは関係ないんだけど「科学的に正しいかどうかと、そこに夢があるかどうかは別問題だ」ってタキオンが割と言いそうだなという感想が頭に浮かぶなど
2021-07-03 01:17:19ウマ娘のエアシャカールとアグネスタキオンがバディを組んでる科学探偵ものとか面白そうよネとふと思うなど。パッと見は破天荒そうに見えるエアシャカールのほうがむしろ常識人枠でワトソン役になるんだけど数字できっちり詰めてくるのもまたエアシャカールという。
2021-07-03 01:19:04逆にタキオンはホームズ役というか、ちょっと飛躍した論理で状況を打破するような仮説を立てたりするポジションになるんですよね。どっちも読者からするとすごい推理力を持つ探偵ポジションなんだけど丁寧に解説してくれる方がワトソン役になるという関係
2021-07-03 01:23:12「あぁ?そんなんするには距離が足りねえだろ」 「そこでこのロープだよ、シャカールくん」 「ロープ? ……アァ、たしかにそれをひっかけられりゃあギリ届くな」 みたいな会話が聞こえる
2021-07-03 01:25:19こう、シャカールは「今手元に揃っている情報」を積み上げていって推理していくのに対してタキオンは「まだ見えてない要素」を外挿して推理をしていくんだけど、シャカールの推理は真実にたどり着くためのパワーが足りず、タキオンの推理は飛躍しすぎて的外れになってしまいかねないのを補い合う感じの
2021-07-03 01:27:41「あぁ?いくらウマ娘でも犯行後目撃者が来るまでに見えないところまで逃げられないだろ」 「いや、可能だよシャカール君。――上がり3ハロンを30秒フラット、それだけの足があれば逃げ切れる」 「3ハロン30秒フラットだぁ? そんな脚のウマ娘がいたら重賞を荒らしまくれるぞ――いや、ちょっと待てよ」
2021-07-03 01:30:34「なあタキオン、『ウマ娘の脚力をブーストするシューズ』あったよな、あれの性能ってどれくらいだ?」 「信じられないくらいウマ娘の脚が早くなるね」 「そういうことじゃねぇ。あれを使えば――そうだな、3ハロン40秒前半のウマ娘があれを履いたら、具体的に何秒タイムを詰められる?」
2021-07-03 01:33:48序盤「わたしたち二人なら解けない謎はない、そうだろう?」というセリフがあり、中盤~終盤くらいに「俺たちなら解けない謎はねぇんだろうがよ?」という返しがあります
2021-07-03 01:34:30タキオンの「わたしたち二人なら解けない謎はない、そうだろう?」に対して「あぁ? 二人だろうが一人だろうがそんなの関係ないだろ」って返すエアシャカール……
2021-07-03 01:37:26タキオンとシャカールに挟み撃ちされた犯人がビビリちらして事件が閉幕。そのエピローグで 「いつも思うんだが、君はいささか人相が悪すぎやしないかい?」 「てめーも人のこと言えねえだろうが。ドブみてえな目の色しやがって」 みたいな会話してほしい
2021-07-03 01:39:22後ろからシャカールに猛追され、行く手でタキオンが不気味に笑っているという形で追い詰められた犯人に対して一周回って同情が集まる回……
2021-07-03 01:46:49タキオンとエアシャカールの猛追に対して逃げ切りこそ出来なかったものの作中でそれなりに長距離逃げられた形跡がある犯人に対して「この二人相手で推定2400メートル近くを逃げ切れるってこのウマ娘、ダービーウマ娘になれる素質があったんでは?」という考察がなされる回
2021-07-03 01:51:59「シャカールくん。これまで私たちは、今回の犯人はウマ娘であるという前提に立ってきた」 「ああ、そうだな。ウマ娘でもなけりゃ、あんな扉蹴破れるわけがねえ」 「だが、これがあれば話は別だ。……私たちのこれまでの推理、全てが無駄になるかもしれないよ」 「キック力増強シューズ、か……」
2021-07-03 01:51:30タキオン探偵がキック力増強シューズっていう分には「タキオンがまた変なこと言ってる」で済むけど、シャカール探偵が真剣な顔で「キック力増強シューズ」って言い出したら時空がギャグになる気がしたので
2021-07-03 01:52:42タキオンがキック力増強シューズと言ってる分には「ああまた変な発明を前提条件に置いてる」で済むけどシャカールが言い出すと確度が上がるのでその代償として作品そのもののリアリティラインが引き下げられ「ひょっとしてその犯人蝶ネクタイ付けてたりしない?」とか言われる
2021-07-03 01:54:25「しかし、ダービーウマ娘と幻の三冠ウマ娘を相手に2400メートルあまりを逃げ切ったあたり、彼女の素質は低くない。皮肉なことに、もし彼女が犯罪に手を染めず、まっとうにライバルとダービーで勝負する道を選んでいたら、実力のみで栄冠を勝ち取れていた可能性もあったのだ」とか書かれるやつ
2021-07-03 01:57:27圧倒的すぎるライバル相手にどうしても2着以下しか取れず、クラシックの本番を前に己の実力に絶望し、栄冠を掴み取れないかもしれないという恐怖から犯行に及んでしまったウマ娘について「決して素質は低くないし十分栄冠を掴み取れる実力はあった」と捕縛シーンで明かされる回
2021-07-03 02:00:49「更にだ。普段うたた寝などまずしない会長が、何故か犯行の時間だけ居眠りをしていたね」 「おい待て」 「この謎のローラー痕、なるほどスケートボードのようなサイズで……」 「やめろ!変なもん召喚しようとすんな!!」
2021-07-03 02:00:17このタキオン、一周回って「己の推理が成立する証拠を発生させる」というFGOのホームズじみたスキル持ってたりしませんかね #その結果青いジャケットの小学生探偵がトレセン学園に召喚された回
2021-07-03 02:02:06ウマ娘、基本的に重賞で輝かしい栄冠を掴み取ったり勝利の大記録を打ち立てた子が実装組には多い中で「負け続けでも走ることそのものを楽しんで明るく振る舞っている」ってウララは特異点めいてるというか全方位に対比が効く感じはあるんですよね
2021-07-03 02:06:29ウマ娘世界でのハルウララ、良くも悪くも自分たちとは同じ勝負のステージにいない(来れない)マスコット的存在だからこその扱いという印象があるのでその前提が崩れるというか、グラスに真剣勝負の相手としてマークされるようになったウララとか見てみたさはある
2021-07-03 02:08:42