iwa_jose・泉信行・さやわかによるアイドルのキャラクター演技についてのやりとり

アイドル的キャラクター演技の視点から見るTVドラマ・または邦画についてとその批評のあり方
9
泉信行 @izumino

.@someru 例えば柴咲コウ主演の『大奥』はぼくにとってなかなか衝撃で、柴咲や玉木宏の存在が「アニメキャラと俳優の中間」にしか感じられなかった、という経験があります。こういう「マンガチックな身体すら表現できる邦画のモード」を含めてぼくは「映画」だ、と認識していたわけで、

2011-08-17 06:59:46
泉信行 @izumino

.@someru なので「従来的な意味での映画やドラマとして論じるべきではない」というのは少し行きすぎに感じていて、「そういう技術も蓄積してきた映画界」というのがあるとするなら、識者の声に耳を傾けたいというのがぼくの欲求だったりします。

2011-08-17 07:03:52
泉信行 @izumino

.@someru 洋画の世界でも、キャラ的なキャラを非役者的な役者に演じさせるような、類似したモードがあるかもしれませんしね。ただ、町山さんのがんばれベアーズによるもしドラへのアプローチにその視点はありませんでしたから、町山評を例に挙げたのは、ちょっと不適切でしたね

2011-08-17 07:07:23
泉信行 @izumino

.@someru 要するにぼくは「従来の映画」と言ったときには「現在の映画のモードを含んだ映画」というように広く考えるのですが、さわやかさん的には「これこそが映画なのだ」と言わんばかりのような、狭い入り口が念頭にあったのかもしれません

2011-08-17 07:12:58
泉信行 @izumino

.@someru ちなみに、結論としてアイドルが演じる意味、につながれば問題はないと思うのですが、町山さんの評も、途中までは「よく出来た過去の名作との比較」という意地の悪い(笑)論じ方だったのが、最後だけ「アイドルの身体によるマンガチックな演出の提案」になっており、

2011-08-17 07:17:27
泉信行 @izumino

.@someru 明言はされてませんが、けっこう「アイドルの身体性」に意識を向けていた気はしました(ニコニコのコメントで「この言う通りに撮ればいい映画だなー」と共感していた人達も、その提案を聞いた途端に「ねーよwww」ってドン引きしたのが、いかにも映画的ではないことの証左のよう)

2011-08-17 07:24:53
泉信行 @izumino

.@someru 最後に、話を巻き戻すとマジすかは「漫画のようなドラマ」として純粋に楽しめる、という側面があって、ぼくの友達にも純粋にストーリーに感動した熱狂的なファンがいるのですが、彼に「アイドルとしてのキャラが役に反映されていること」を説明したら「は?」って反応されて(笑)

2011-08-17 07:31:50
泉信行 @izumino

.@someru 「彼女たちがアイドルであること」をまったく意識しないでマジすかが好きな人もいるんだなーと思って、ぼく自身も「まずドラマとして、物語としてどう面白いのか、アイドルに興味なくてもどこまでリーチするのか」をはっきり知っておきたい、というのがあったわけです

2011-08-17 07:36:56
@someru @someru

「まずドラマとして、物語としてどう面白いのか、アイドルに興味なくてもどこまでリーチするのか」という興味が発端にあることはわかりますが、僕はそこでも、アイドルが演じたが故に生じた(漫画・アニメ的?)リアリズムが、「面白さ」に寄与したのではないかと思っています @izumino

2011-08-17 08:29:29
@someru @someru

僕が言う「従来的な映画」には「漫画的なものを漫画的に表現しようとする邦画」が含まれていませんね。そうしたものがいわゆる「映画好き」に認められているとは思えないからです。「ダークナイト」ならいいけど「踊る大捜査線」はNG、というような線引きがあるように思います @izumino

2011-08-17 08:29:43
@someru @someru

だからいずみのさんは従来的な映画について論じているのではないと思います。しかしその上で言うと玉木宏に漫画の体を感じるというのは結構面白いですね。なぜなら彼は漫画的手法を三次元化した「のだめ」なんかをやっているからです。仰るようにここは一考の余地があると思います @izumino

2011-08-17 08:29:52
cramcram 余生 @MTG_cramcram

@someru 一連のツイート、面白く読みました。私はこの「アイドルが三次元のままで二次元的な何かを演じること」と、「アニメやライトノベルがキャラクターモノの文法のままで三次元でも出来るはずの物語をなぞっていること」がパラレルのような気がしてずっと気になってます。

2011-08-17 04:47:56
@someru @someru

これも面白い視点ですね RT @crambomb: someru 一連のツイート、面白く読みました。私はこの「アイドルが三次元のままで二次元的な何かを演じること」と、「アニメやライトノベルがキャラクターモノの文法のままで三次元でも出来るはずの物語をなぞっていること」がパラレルのよ

2011-08-17 08:33:46
もするさ§( •̀ᴗ•́) @mosurusa_0806

@someru @crambomb アニメやライトノベルに何処かしか三次元へのコンプレックスがあって、最近それが強くなっている……という考えには至りませんか?

2011-08-17 08:54:38
@someru @someru

僕個人の印象では近年むしろそれが薄まってきていると感じます RT @CLONE_P0806: @someru @crambomb アニメやライトノベルに何処かしか三次元へのコンプレックスがあって、最近それが強くなっている……という考えには至りませんか?

2011-08-17 08:57:20
cramcram 余生 @MTG_cramcram

@someru 私も同様です。コンプレックスがあったら、例えばとらドラみたいな作品はやれなかったんじゃないかな、と。

2011-08-17 10:04:42
泉信行 @izumino

.@someru ですです>のだめの玉木宏 だから映画評論ではシカトされているのかもしれませんが、今の映像作家や、今の邦画ファンは「漫画的な実写」をジャンルとして受けていれる気がするので、それはAKBと関係なく見逃せないと思います。その中で、特にAKBの活動にどう注目するかですね

2011-08-17 08:51:42
泉信行 @izumino

.@someru あと素朴な興味として、少林ガールやこち亀を巧く撮れなくて、大奥やマジすかを巧く撮れる日本の映像界はいったいなんなのかってことのぶっちゃけた答えが欲しかったりしますね(笑)

2011-08-17 08:57:14
@someru @someru

@izumino その答えがわかれば、マンガ・アニメ原作ものの実写化を日本独自のやり方で佳作に導く方法論が語れそうですね

2011-08-17 08:59:52
このツイートは権利者によって削除されています。
このツイートは権利者によって削除されています。