「戦場で精神を病み、帰還後に家族との関係が壊れた」戦後PTSDになった日本軍兵士についてNHKが特集 #目撃にっぽん

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印度洋一郎 Yoichiro Indo @ven12665

そういえば今朝のNHK総合の「目撃にっぽん ずっと父親が嫌いだった」は、このところNHKが熱心に伝えている「PTSDの日本軍兵士の戦後」だった。ものごころついた頃から、無気力で働かない父親のために貧しい暮らしを強いられ、ずっと父を軽蔑していた息子が、戦時中の父について調べて意外な事実を知る

2021-08-22 22:56:41
印度洋一郎 Yoichiro Indo @ven12665

兼業ライターです。映画のDVDのコメンタリーや情報誌の映画情報コーナーの文章を書いたりしてます。雑誌ミリタリー・クラシックスで海外の歴史改変作品(小説、コミック、映画、TVドラマ、アニメーションなど)を紹介する「世界の仮想戦記」、世界の地上兵器をコンパクトに解説する「歴史的兵器小解説・陸編」というコラムを連載しています

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リンク 目撃!にっぽん - NHK 「ずっと父が嫌いだった ~ 家族が向き合う戦争の傷あと~」 - 目撃!にっぽん ずっと父が嫌いだった…。体は丈夫なのに抜け殻のようだった父。二十歳で従軍、中国大陸で死線をくぐり抜けた。父が背負わされた戦争の傷痕と向き合う家族の姿を追った。 ずっと父が嫌いだった…。30年以上前に亡くなった父は、体は丈夫なのに日常生活も他人の手を借りなければならない抜け殻のような状態だった。二十歳で従軍、中国大陸で死線をくぐり抜けた父。戦地で撮られた写真には精かんな顔つきの父が写っていた。一体、何が父を変えたのか。戦場で何を経験したのか。この夏、家族は父の足跡をたどる旅に出た。戦後76年。父が背負わされ 1 user 571
印度洋一郎 Yoichiro Indo @ven12665

PTSDの元アメリカ兵の「戦場で精神を病み、帰還後に家族との関係が壊れた」という証言に父の事が浮かび、調べてみると戦前に出征した頃の父は精悍な容貌の若者で、戦功で表彰される優秀な兵士だった。しかし、何年も従軍した中国でゲリラ掃討戦に参加し、その中で精神が病んでいったらしい。

2021-08-22 23:01:42
印度洋一郎 Yoichiro Indo @ven12665

息子は、生活力のない無気力な父を軽蔑し、無視し続けた。しかし、自分は父のおかれた境遇も苦しみも全く理解しないまま、死に別れたのでないかと深い悔悟を持つようになる。とても悲痛な内容の番組だった。今では、同じようなPTSDの日本軍兵士の遺族と交流する活動をしている。

2021-08-22 23:07:24
印度洋一郎 Yoichiro Indo @ven12665

同じPTSDになった日本軍兵士の父を持つ男性は、「子供は子供で、戦後の社会を生きなければならなかった。あなたの立場も仕方がなかったと思う」と語りかけていた。確かに、父親が戦争で精神を病んだことを、社会的にもなかなか知られない中で子供に理解し共感せよ、とは無理だろう。

2021-08-22 23:11:17
印度洋一郎 Yoichiro Indo @ven12665

先週の「クローズアップ現代+」でも、この問題が取り上げられ、戦後周囲から「戦争ボケ」と呼ばれた男性の事が出てきた。やはり戦後は無気力で仕事もせず、地域では「戦争で頭がボケたらしい」とバカにされ、他人とも交わらすに生きた。親族は「本人も皆から見下されてるのはわかっていただろう」と

2021-08-22 23:15:56
NHKクローズアップ現代 公式 @nhk_kurogen

【“戦争神経症” 兵士たちの戦後】 「戦争はこういう事実を必ず起こすんだと、医学的に記録し残すことが大事だ」 戦後、元兵士たちの症状や暮らしを追跡調査した医師が語りました。 私たちが知ることのなかった、壮絶な「戦後」とは。 今夜の #クロ現プラス を見逃し配信中 nhk.jp/p/gendai/ts/WV…

2021-08-19 22:40:00
リンク クローズアップ現代+ - NHK シリーズ 終わらない戦争② 封印された心の傷 “戦争神経症”兵士の追跡調査 - クローズアップ現代+ 先の大戦で精神障害を患い、存在を隠された元日本兵たち。彼らがその後、どう生きたのか追跡調査した「極秘資料」を独自取材。初めて明らかになる兵士たちの戦後とは。 戦争で精神障害を患い、存在を隠された元日本兵たち。彼らはその後どう生きたのか。戦後、彼らを密かに追跡調査した極秘資料が初めてNHK取材班に開示された。調査したのは精神疾患兵が収容された病院に赴任した精神科医(当時30)。焼却命令に背いて残されたカルテを基に、全国に散った元兵士たちの症状や暮らしの調査を続けた。「真実を闇に葬ってはならない」と封印を解く 1 user 142
印度洋一郎 Yoichiro Indo @ven12665

ここまではっきりした形ではなくても、戦争体験で精神にある程度変調を来した人は結構いたのかもしれない。アメリカ映画の「ハクソー・リッジ」でも主人公の父親は第一次大戦に従軍後家族に暴力を振るう情緒不安定な人になったという描写があった。日本だけであるはずかない。

2021-08-22 23:20:04
リンク 映画「ハクソー・リッジ」公式サイト 映画「ハクソー・リッジ」公式サイト|6.24 Sat. ROADSHOW 〈本年度アカデミー賞 2部門受賞〉本年度アカデミー賞 作品賞他6部門ノミネート!映画『ハクソー・リッジ 』6月24日(土) TOHOシネマズ スカラ座ほか全国ロードショー 11 users 2228
印度洋一郎 Yoichiro Indo @ven12665

「クロ現」の戦争ボケの男性は、元は精鋭部隊である空挺部隊の兵士だったが、戦時中に精神に変調を来して病院に収用され、そのまま終戦を迎える。軍のエリート兵士が、戦後はバカ扱いで生涯を終えた。人生って何だろう。

2021-08-22 23:25:29
リンク e-ヘルスネット 情報提供 PTSD 生死に関わるような体験をし、強い恐怖とそこから逃れることができないという無力感を体験した後、その記憶が恐怖とともによみがえる現象がPTSDです。しかし半年以内に8割程度が回復しますし、エクスポージャー療法(認知行動療法)やSSRIなどの薬で治療することができるようになってきました。 1

同様の体験談

タンコスキー @LUCKY1336305379

@ven12665 そういえばうちのばあちゃんも「父親や兄弟が戦地から生きて帰ってきても家庭が壊れた友達が沢山いた」って言ってたっけ・・・

2021-08-23 02:26:38
ともりまゆみ/沖縄不動産専門FP @elephant_tomori

子どもの頃、近所に精神を患っている様子の大人が数名いた。奇行を繰り返す大人を見て気味が悪く近寄れなかった。沖縄戦での辛い経験が心に傷を残し、精神を病んでしまった大人がたくさんいることを知ったのはかなりあとになってからだった。 twitter.com/ven12665/statu…

2021-08-23 11:48:04
鳥を見た @jmyqy196

@ven12665 私の母方の祖父も戦争に行って帰ってきた人でした。遠隔地に住んでいたので、あまりくわしく人となりを知らないですが、復員した後は性格が荒れていたと聞いた気がします。元からの性格だったかどうかは知りませんが、そういう事はよくあるのだろうと思います。

2021-08-22 23:36:42
coz @coz_t

うちの爺様も戦時中は海軍工廠の技師でわりと高給取りだったらしいけど戦後はまったく働かなくなり親父は貧乏生活を強いられたらしいけど、あれもPTSDだったのかもな twitter.com/ven12665/statu…

2021-08-23 11:36:37
のみん大佐 @nomin7500love

自分の祖父も、自分の口から戦時中の事を全く話さなかった。 原因はこういう事だったのかも知れない・・・ ただ、手記としてシベリア抑留体験を残した事は、尊敬しています。 twitter.com/ven12665/statu…

2021-08-23 11:33:15
ヤボ夫 @amareviewer

戦地に行かれた方だけでなく、空襲なんかの悲惨な経験をされた方にもPTSDに苦しんだ方は多いのでは。戦後の広島や長崎で被爆後に無気力化した被爆者を「ぶらぶら病」と呼んでいたという事例もあると聞くし。 twitter.com/ven12665/statu…

2021-08-23 11:15:58
リンク Wikipedia 原爆ぶらぶら病 原爆ぶらぶら病(げんばくぶらぶらびょう)は原爆症の後障害のひとつ。 体力・抵抗力が弱く、疲れやすい、身体がだるい、などの訴えが続き、人並みに働けないためにまともな職業につけない、病気にかかりやすく、かかると重症化する率が高いなどの傾向をもつとされる。 広島市への原子爆弾投下後、市民のあいだで名付けられ、医師の肥田舜太郎が被爆患者の臨床経験をもとに研究してきた。肥田によると、当時よく呼ばれていた"ぶらぶら病"の状態­が続き、医師に相談していろいろ検査を受けてもどこも異常がないと診断され、仲間や家族からは怠け 10 users 507