新聞・雑誌・テレビ・ラジオなどの日本のマスメディアの衰退、壊滅化を呼んだ日本の40～50代の極端なネット指向

中高年によるネットトラブル沙汰が相次いでいる。加害者は40～50代の年齢が並び、これでよくあんなことしたなと感じるほどの年齢だ。中には「脳が老い始めて云々」などという人すらもネットで若者と変わらないことをしているという衝撃。

2021-09-06 20:51:16

中高年のネットトラブルリスクは数字上からも明らかだ。週刊誌などは単純に29歳未満の数字と比較していわゆるネトウヨやネトサヨのは多くないと言っているが、これには細工がある。若者はもともと偏向した思想の人間が多く彼らの割合が高い世代なのだ。

2021-09-06 20:51:17

40～50代とそれ未満を比較すると、前者は誹謗中傷の加害率が高い。しかもこれには情報環境が考慮されていない。若者とは違いネットでも広い範囲から情報を集めることをしない。情報を得られる量は数字が出されていないが、若者層をはるかに下回ることは確実である。

2021-09-06 20:51:17

しかも中年層は自分のネットリテラシーに自信を持っており、若年層のそれを自分より劣っていると考えている。また自分はネット社会の強者と思っている層が他の年齢層よりも多いのが特徴だ。つまり彼らは時代錯誤さを認めたがらないのだ。

2021-09-06 20:51:18

現在の40～50代が若い頃、つまり1990年代～2000年代初頭、日本のIT産業は急伸しつつある時期であった。この頃の若者はネットを契約してパソコンを持つことがステータスだった時代だ。中年層はその頃の憧れたるネット文化から離れられない。

2021-09-06 20:51:18

しばしば中年層がネットに依存する理由として、マスメディアが壊滅状態で、毛嫌いせざるを得ないからだと言われるが、これは原因と結果が逆だ。というのもこの年代のネットでの誹謗中傷行為はマスメディア相手でもまんべんなく起きているのである。

2021-09-06 20:51:19

つまり1990年代~2000年代の時点でマスメディアが終わっていたから仕方なくネットに頼っているのではなく、中年層が若い頃からネットばかりにこだわり、マスメディアを適度に利用しなかったことが現在のいびつな現実を呼んでいるのだ。

2021-09-06 20:51:19

だからマスメディアの無料購読範囲を拡大したとしても、情報リテラシーに妙な自身を持ち、しかもマスコミ嫌いの中年層が現代の環境にアップデートすることは期待できない。今でも中年層と会うと、たとえ無料でも新聞や雑誌やテレビは使わないという人が少なくないのだ。

2021-09-06 20:51:19

一部では中高年向けに新聞等の無料配布や受信料無料化という動きもみられるが、それよりも邪魔されたくないと望む者の方が多いので、中年層によるネットトラブルはしばらく減らないことになるだろう。では単純にネット時間制限制度を持ち込めばいいのか？これは単純には賛成できない。

2021-09-06 20:51:20

有害図書の購入可能年齢が18歳(一部は20歳)に決められているのは、この頃は年齢による差が少ないからだ。だが中高年の場合は個人差が大きくなる。例えば50歳になっても、知能は30代の人もいれば70代の人もいる。この大きな個人差のため、一律な制限はかけにくい。

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