それらが差別的な待遇であることには同意するんですが、それを「血液型差別」という議論にすることがいいことかという問題です。やってはいけないことのポジティヴ・リストをつくるのではなくて、人権的に人事のあり方を逸脱しているという言い方がいいかもしれない @sayaka_morimura
2010-05-01 15:27:25いやいや、それはまず最初の段階では宗教を悪いイメージで使ってますよ。ただ、それは手続き的にあり得ることかと。 RT @kasoken: 「宗教」という言葉のイメージの違いがあるのか、と感じました。私は宗教もイデオロギーも「悪い」意味に決して捉えていないんですよね。
2010-05-01 15:28:25つまりですね、@kasoken さんのやっていることは、大枠で言えば脱構築(デコンストラクション)なんです。優位の項と劣位の項を比較して、実は劣位の項の中にも構造に対して支配的な要素が入っていることを見いだすことで構造全体に対する先入観を揺らがせる、というのが手続きですね。
2010-05-01 15:30:22通常科学は現代社会を助けていて、理性的で、公平で、みたいなイメージがあって、逆に宗教は前近代的で、非理性的で、不公平、みたいなイメージがあるじゃないですか。ところが、科学の世界にも様々不合理な要素があると示して、実は宗教と科学にはこんなに共通点があるんだよ、と… @kasoken
2010-05-01 15:32:08そこから @kasoken さんがなにを読み取らせたかったのかは、まだ本が手元にないので(すいません)読んでからの話ですが、たぶんそういうことをしたかったんですよね? それは(ちゃんとやれば)哲学的には極めてまっとうな議論の手続きであるかと思います。
2010-05-01 15:33:41いきなり「宗教もありだよね!」って書いちゃいけないのかしら。おれならそう書く。RT @skasuga: 通常科学は現代社会を助けていて、理性的で、公平で、みたいなイメージがあって、逆に宗教は前近代的で、非理性的で、不公平、みたいなイメージがあるじゃないですか。 @kasoken
2010-05-01 15:34:52で、結論部分に反発するのはともかく(それはいつでもあり得ることだ)、「宗教的だ」という類比の部分ですでに反発があるというのは、個人的には大変興味深い(それが駄目だとか分かってないとかいうつもりはないです。いろいろ背景事情があるだろうから。その事情を知りたいとは思いますが)。
2010-05-01 15:35:44まぁ、そのへんは「レトリック(修辞学)」というやつで、議論の逃げ道を少しずつふさいでいくようなやりかたが「かっこいい」のです(プラトン的に)。 RT @nennpa: いきなり「宗教もありだよね!」って書いちゃいけないのかしら。おれならそう書く。
2010-05-01 15:36:59「かっこいい」のかw。「科学の地位を宗教に『引き摺り下ろす』」よりも「宗教の地位を科学並に『引き上げる』」ほうが受け入れられやすいかなって思ったのです。RT @skasuga: 「レトリック(修辞学)」というやつで、議論の逃げ道を少しずつふさいでいくようなやりかたが「かっこいい」
2010-05-01 15:39:34上げて下げたりその逆をした利がヒトを惹き付けるのです。 RT @nennpa: 「かっこいい」のかw。「科学の地位を宗教に『引き摺り下ろす』」よりも「宗教の地位を科学並に『引き上げる』」ほうが受け入れられやすいかなって思ったのです。
2010-05-01 15:44:14ううう、人文は大変だなあ。バトルっぽいなあ。RT @skasuga: 上げて下げたりその逆をした利がヒトを惹き付けるのです。 RT @nennpa: 「かっこいい」のかw。「科学の地位を宗教に『引き摺り下ろす』」よりも「宗教の地位を科学並に『引き上げる』」ほうが受け入れられやす
2010-05-01 15:46:13どうして @Mochimasa さんは、例えば「私の信条のせいかもしれませんが、宗教やってるみたいに親に思われたら侵害です」と思われるのですか? お時間あれば教えて下さい。
2010-05-01 15:47:24ええ、もちろんそれはありだと思います。RT @skasuga: でも、そういう「議論のながれ」に名前がついているのは便利だと思いません? @nennpa
2010-05-01 15:57:56中世まではどの分野もバトルですよ。王様の前で早く美しく難問を解けた方が勝ち、みたいなことやるわけで。 RT @nennpa: ううう、人文は大変だなあ。バトルっぽいなあ。
2010-05-01 15:58:23いやま、今もどの分野もある意味バトルではあるのだけど。ううん。RT @skasuga: 中世まではどの分野もバトルですよ。王様の前で早く美しく難問を解けた方が勝ち、みたいなことやるわけで。 RT @nennpa: ううう、人文は大変だなあ。バトルっぽいなあ。
2010-05-01 16:00:17.@skasuga すんごく頭の中がすっきりしました! まさに私は「脱構築」をしたかった。まさに「科学と社会の関係は、脱構築が必要だよね」というところからでした。で、途中の大事なプロセス「…実はこんなに共通点があるんだよ」が抜けていたのが問題だった気がします。
2010-05-01 16:06:18私は、宗教が制度化することはしばしば弊害を招きますが、個々の人々の人生に価値観や判断基準のようなものをもたらしてくれる何かが無くては世の中が持たないだろうと感じています。 @Mochimasa
2010-05-01 18:11:30そういう意味で「科学的、理性的になればなんでも上手くいく」というのも一つの宗教という言い方はあながち間違いでもないのではないかと思っています。 実際、万人が理性的になっても社会が上手くいくというものでもないですし。@Mochimasa
2010-05-01 18:12:13「共有地の悲劇」みたいにプレイヤー全員が合理的に振る舞っていると適切なところで止まれなくて破局的なことになってしまうということは多々あると思うのですが、そういうときに「周りが止まらなくても自分はここで止めよう」という「覚悟」みたいなものを、ベイトソンなんかは宗教的だと表現する…
2010-05-01 18:23:20@skasuga それをここで説明するのはすごく大変なので、私の考えに比較的近いドーキンスの『神は妄想である』を参照いただきたいところです。
2010-05-01 18:23:56元の文脈ではそうですが、最後の @Mochimasa さんとのやりとりはだいぶ議論の対象が広がったと判断したので… RT @kikumaco: @skasuga それは「宗教的」だとしても「宗教」ではない。「宗教的」なものを「宗教」と呼ぶのは今の文脈において単なる混乱のもと。
2010-05-01 18:40:49