レンタル話し相手ライフスタイル分析の記録 2021年9月13日
- osugi_akira
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本日のレン話師匠のライフスタイル分析終了。きょうはちょっと趣向を変えてゲシュタルト療法的な感じで感情に焦点を当ててやってみた。結構負荷が高いので、師匠も途中でぐったりして休憩を一回挟んだ。
2021-09-13 17:17:50考えていることと、感じていることというのは違っていて、感情に目を向けるということは感じていることに注目するわけなのだけど、それはそれで結構難しい。
2021-09-13 17:18:50感情に目を向ける一つの入り口として、その感情を感じているときの体感覚に目を向けるというやり方がある。「Aさんに怒りを感じる」という感情を自分は体のどこにどんな体感覚として感じているか?言葉や思考は脇に置いておいてもいいから、とにかく、その体感覚を味わう。
2021-09-13 17:20:54レン話師匠が「あの瞑想みたいなやつ」と表現していたけれども、これは言いえて妙で、自分の感情がわいてきたときの体感覚に注目するというのは瞑想的な側面がある。いつも様々な理屈、ストーリーを作り出す思考、言葉を一回止めて、今、ここでまさに感じていることに注目する効果がある。
2021-09-13 17:22:34今日は「こうであらねばならない」「こうすべきだ」という正論的な義務感と「そうは言っても、こうしたい」「そんなのはいやだ」という義務感に反発する感情、声の双方に着目して、その葛藤構造を見つめる形になった。こういうのは誰でもよくある形で、きちんと双方の感情の声をきいていくとよい。
2021-09-13 17:31:15その中に学校の運動会でフラフープをやらねばならないが、うまくやれないので家で練習してできるようになった、という非常に良いパターンのエピソードが含まれていたので、それを扱った。
2021-09-13 17:42:10そのエピソードと現在の問題との関連について尋ねたら、「母に教わって料理をできるようになった」「片付け、掃除をやってきれいにできた」「Wifiの契約について訳がわからなかったが、あれこれ調べて契約できた」などの問題を解決した現在のエピソードが語られた。これは素晴らしいことである。
2021-09-13 17:44:16その一方で、「でも、そこまでうれしいわけじゃない。このぐらいできて当たり前のことだから」「目標を高く掲げておかないと、上を目指してがんばれない」という「~であらねばらない」というタイプの正論がまた現れた。「わーい!できたぞ!」という喜びにその正論が表れて水をかけて火を消していく。
2021-09-13 17:46:02この辺は、現在の問題と直結している感じのする話だから、ちょっとライフスタイル分析から脇にそれて、次回はその問題を取り扱おうという話になった。
2021-09-13 17:47:00その『こんなことで満足していてはいけない』という正論が、実際に自分の行動を起こし、結果を出すことの役に立っていれば、そのままにしておいてもいいのだが、単に嫌な気分にさせて自分を落ち込ませ、物事に取り組むやる気をなくさせる結果になっているのなら、ちょっと困るわけだ。
2021-09-13 17:49:21あとは大変に面白かったのは、レン話師匠の持つ対人関係的な義務感として「目の前の相手を心配しなければならない。そうしなければ、目の前の相手はひどい目にあったり、自分を嫌って姿を消すかもしれない」「相手を心配することで相手から受けた恩を返すことになる」というのがあることだった。
2021-09-13 17:51:23ぼくは「目の前の相手を過剰に心配することで、その人は無力化される。相手の能力を信じて安心して見守っておき、援助を頼まれたらやれる範囲で手伝えばよい」という世界観なので、レン話師匠からすれば「他人を心配しない上に、そのことについて罪悪感すら持たない!」=「心がない」となること。
2021-09-13 17:53:473人とも「なるほど!そういうことか!」という感じであった。レン話師匠は「受けた恩を返す義務」ということを強く感じ、そのための手段として「相手を心配する」があるのだ。実際に相手の役に立てることがなくても、確かに心配だったらできる。
2021-09-13 17:55:20ぼくは「そもそも人間はみんな利己的な部分を持っていて、それは全く悪いことだと思っていないよ。でも、君の中に『利己的な人間であってはならない』という義務感があるのかもね」と返答したのだが、これも扱うべき重要な義務感だと思った。実りの多い回であったよ。
2021-09-13 18:04:15【自己理想】 私は利他的な人間であるべきだ 私は受けた恩を必ず返すべきだ (借りを作ってはならない) ↓ 【問題状況】 もしそれらに反すれば、相手は自分を嫌い離れていく ↑ 【対処行動】 そうならないように、相手のことを心配しよう(利他的恩返し) こういう構造はきれいに見えた気がする
2021-09-13 18:13:05仮に「私は優れているべきだ」が師匠の究極の自己理想だとして、この「優れている」の中に 「利他的だ」 「恩返しをする」(師匠用語の「フェアである」 という意味が含まれているのであれば、大枠のライフスタイルともマッチする。
2021-09-13 18:17:27自己理想の一番の大枠「優れている」自体が書き換わることがないとしても、その具体的内容は後から書き換え可能なので、 「利他的だ」 「恩返しをする」 などはなくなることもありうる。 また、「利他的」「恩返し」の具体的な内容の方がより適応的なものに書き換わることもある。
2021-09-13 18:19:00