飲み会は全員参加が義務?来たい人だけでいい? SMマトリックス概論2
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5.第三の軸、ハードとソフト
ここまで「支配・服従」「S・М」という二軸による4つのパターンの話をしてきたが、ここでさらにもう一つの軸「ハード・ソフト」を入れる。この軸は相補的ではない。ハードとソフトはかみ合う関係ではない。ハード同士、ソフト同士の方がかみ合う。そこは他の二軸と異なる。#SMマトリックス
2019-09-02 22:30:59例:私はこの夏、沖縄旅行に行きたい。目の前にいる相手も誘ってみよう。すると、相手は沖縄ではなくて韓国に行きたいのだという。さてどうするか? #SMマトリックス pic.twitter.com/Czigtmc2WM
2019-09-02 22:40:53「ハード」な対応は自分か相手、どちらかに行き先を合わせて、二人で一緒に行く。異なる望みは一致させねばならない。「ソフト」な対応は、各自が行きたい場所に行く。両者の望みの違いはそのまま、不一致なままでいい。#SMマトリックス pic.twitter.com/Enl1o3UwJT
2019-09-02 22:44:28さて、ではSMマトリックス4分類の上にハード、ソフトを重ね合わせる。4分類の上に2本の対角線を入れ、各コミュニケーションパターンをハードとソフトに分ける。縦の蝶々型がハード、横の蝶々型がソフトの領域だ。#SMマトリックス pic.twitter.com/CSNzPj9l3T
2019-09-02 22:59:17このSMマトリックス8パターンにおいても、図形的に円の中心を基準としてちょうど180度反対側のパターンがかみ合うやりとりとなる。「ハード支配S・ハード服従М」「ソフト支配S・ソフト服従M」「ハード支配М・ハード服従S」「ソフト支配M・ソフト服従S」の組み合わせだ。#SMマトリックス pic.twitter.com/1dck3eiO0p
2019-09-02 23:04:31まさにそうなんですよ。ハード・ソフト概念が入ってくるとさらに面白くなってきます! twitter.com/neko_638/statu…
2019-09-02 23:05:44ハードでは不一致な望みを一致させなければならない。感覚的にはshould(~すべき)という義務の感覚に近い。 ソフトでは望みはするものの、相手がそれを望まなければ不一致な望みは不一致なままでいい。だから、単なるwant to(~したい)という感覚である。義務や強制を伴わない。 #SMマトリックス pic.twitter.com/9bIRLQKPJZ
2019-09-02 23:26:20支配S(指示・直接要求)はハード支配Sとソフト支配Sにわかれる。ハードな支配性は自分の望みに相手が合わせることを強制する。従ってハード支配Sは拒否する余地のない指示や命令の形をとる。拒否する余地がないことを示すために、それに従うべき正当性や理由が添えられることも多い。#SMマトリックス pic.twitter.com/adXPYgszu5
2019-09-02 23:33:54ハード支配Sに対応するのは同じくハードなハード服従Мである。ハードな服従性は相手の望みに合わせなければならないという義務感を持つ。いうなれば絶対服従の感覚だ。断る余地はない。#SMマトリックス pic.twitter.com/JF22FHBvAs
2019-09-02 23:36:23おお。ハードとソフトの話まで導入すると、反応がいいなあ。やっぱり8分類あってのSMマトリックスなのかな。難しすぎるかなと思ってわりと話さないで来たのだけど。出してみてよかったかも twitter.com/mandarinn0714/…
2019-09-02 23:39:13ソフトな支配性は自分の望みを相手が叶えてくれることを期待するものの、相手にも自由に行動を選ぶ余地があり、断る自由がある表現を選ぶ。ソフト支配型Sの場合、言葉でハッキリと「~してもらえませんか?」などと依頼はするが、穏やかに断りやすく頼む。#SMマトリックス pic.twitter.com/LBWvfHkriv
2019-09-02 23:42:54ソフトな服従性は相手の望みに沿うけれど、義務ではなく断る自由がある中で自分で選んで相手の要求にこたえてあげる感覚。ソフト支配型Sに対応するソフト服従Мもそうで、相手からの依頼を一度受け止めて、自分で引き受けるか判断した上でOKを出す。絶対服従のハード服従Мとはそこが違う#SMマトリックス pic.twitter.com/DaQTUu4JxS
2019-09-03 00:05:58支配Mは相手に期待を察してもらい、受け取ろうとする。ハード支配Мの場合、自分の期待を相手が察するのは義務であり、察してもらうことは当然の権利と考える。察してもらって当たり前、スルーされたら不機嫌そうな態度、間接的な嫌味などで相手の気づきを促す。#SMマトリックス pic.twitter.com/lBbXkV6wO2
2019-09-03 00:10:22支配Mを受けるのは服従S、ハード支配Мを受けるとなれば対角のハード服従S。ハードな服従性を発揮し、言葉に直接表されていない相手の期待まで全て察して正しくその期待に応えなければならないという義務感から動く。よくできた執事のようだが、やりすぎると疲れる。#SMマトリックス pic.twitter.com/3hsWTIkioE
2019-09-03 00:13:15ソフト支配Mは相手に期待を察してもらって受け取りたいが、もしも気づかれなかったり、スルーされても不機嫌にはならない。そこには義務はなくて察してうごいてもらえたらラッキー!ぐらいの感覚。相手が察して動いてくれた時に大喜びして、可愛げで勝負。#SMマトリックス pic.twitter.com/LIRYbd7CId
2019-09-03 00:20:05ソフト支配Mとかみ合うソフト服従Sは相手の期待を察して動く服従S対応をするものの、それは義務ではなく、自分が相手の希望を拾って反応してやりたいと自分で思ったときにやる動き。やりたい範囲でやりたいように対応するので無理がなく長続きする。#SMマトリックス pic.twitter.com/85uZpJvWq9
2019-09-03 00:24:30SMマトリックスの8分類の導入はここまで。ぶっちゃけ、話題の中心は断トツでハード支配M。ここから先のさまざまな解説はハード支配Мを起点に色々となされるはず。めんどくさい人も、カリスマ性あふれる人もたいていハード支配М的なコミュニケーションを使っている。プライドの高い姫。#SMマトリックス pic.twitter.com/Sfs3FJztDl
2019-09-03 00:27:526.コミュニケーションパターンと性格の関係
SMマトリックスはコミュニケーション1つ1つの表れ方のパターンであって、性格パターンそのものではないです。相手や状況が変わればコミュニケーションパターンは変わるし、自分の望みを通そうとする場合(支配性)と相手の望みに応えようとする場合(服従性)でも変わります。#SMマトリックス
2019-09-03 14:00:48ただその人が典型的によく使うコミュニケーションパターンみたいなものがあり、それが採用される背景にその人の思考や感情のパターン、つまり性格のようなものも強く関係しているのは事実です。重要なのはどこか1つのパターンに性格が分類されると考えちゃうと混乱するということ。#SMマトリックス
2019-09-03 14:09:07SMマトリックス開発途上の時にぼくも半分性格パターンのように捉えていた時期もあり、みんながそのように考えたくなるのは大変よくわかるので、定期的に性格パターンそのものではないと告知をしていくつもりです!#SMマトリックス
2019-09-03 14:11:508分類図にキャラクターが書いてあるので、これが誤解をさらに産みやすくしているんだけど、一方でやり取りそのものを考える時にもこうやってキャラクターでイメージがあった方がわかりやすいかな、とも感じていて、絵とキャラクターを出すか、出さないかは迷った。一応、出してみた。#SMマトリックス
2019-09-03 14:14:32