オン・ジ・エッジ・オブ・ザ・ホイール・オブ・ブルータル・フェイト #5

翻訳チームによるサイバーパンク・ニンジャ活劇小説「ニンジャスレイヤー」リアルタイム翻訳 (原作:Bradley Bond-san & Philip Ninj@ Morzez-san) ニンジャスレイヤー公式ファンサイト「ネオサイタマ電脳IRC空間」 http://d.hatena.ne.jp/NinjaHeads/ 続きを読む
書籍 文学 ニンジャスレイヤー
1
NJSLYR / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
オン・ジ・エッジ・オブ・ザ・ホイール・オブ・ブルータル・フェイト #5
NJSLYR / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
ギャルギャルギャル!黒光りするモーターサイクル「アイアンオトメ」をドリフトさせてニンジャスレイヤーが入り込んだのは円形の多目的競技場であった。直後、ゲート縁を破砕しながらチョッパーバイク二台牽きチャリオットが突入してくる。そう、ニンジャスレイヤーはこの地へ追い立てられてきたのだ!
NJSLYR / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
「ここが貴様の墓場だニンジャスレイヤー=サン!」ボーツカイはチョッパーバイクのハンドルを操りながら叫んだ。「逃げ場はないぞ!」シンクロするバイク二台に牽引されるチャリオット上でツーハンデッド・カタナブレードツルギを竜巻めいて振り回し叫ぶのがキャバリアー!「正々堂々!勝負せよ!」
NJSLYR / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
「言われずともここで相手をしてやる!」陸上競技トラックを疾駆しながらニンジャスレイヤーは後方のチャリオットへ叫んだ。ナンシーを乗せたネズミハヤイを逃がす事には無事成功した。あとはこのザイバツ・ニンジャを返り討ちし、拷問するのみだ。身を呈して庇うべきものはもはや無い!
NJSLYR / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
懸念は幾つかあった。ニンジャスレイヤーには今現在、カタナブレードツルギと渡り合う長リーチ武器が無い。ネブタパレードでの戦闘で彼は実に11本の旗竿を消費した。それら全て、有効打が無いまま、あの凶悪な武器に破壊されてしまっている。そして、ボーツカイの存在だ。
NJSLYR / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
ボーツカイ自慢の三節棍はカラテ勝負で破壊し、力の差を見せつけて、その心を折ったはずであった。今やボーツカイに武器は無い。卑劣な人質戦術の見通しも無い。そうして手札を一つ一つ奪い、心を折ったニンジャ達を、ニンジャスレイヤーはこれまで数多く絶望に沈めて葬り去ってきた。
NJSLYR / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
だがあのニンジャ、戦闘のさなかで何らかの葛藤を経たのか、チョッパーバイクを自ら操る彼の目に怯懦は無い。すなわちこれは二対一の不利な勝負にあいなったというわけだ。しかしながら、ニンジャスレイヤーのすべき事はなにも変わらない。ニンジャ殺すべし。それだけだ。ゆえに迷う必要も無い。
NJSLYR / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
「ハイハイッ!イヤーッ!ハイッ!」まるで軍馬に鞭を振るかのような攻撃的前のめりで、ボーツカイは牽引バイクをギア・アップする。剣呑な回転刃がフロントカウルから迫り出し、ニンジャスレイヤーのアイアンオトメを轢き潰そうと高速回転する。キャバリアーのみならずこのバイク自体が実際危険!
NJSLYR / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
「イヤーッ!」陸上競技トラック上を追い立てられるニンジャスレイヤーは後方へきらめく金属物体を投げ散らかした。これは非人道兵器マキビシ!ニンジャが踏めば足の裏を切り裂かれ、まともに立つ事すらかなわなくなる危険武器だ。バイクのタイヤを破裂させる事もやってのけるだろう!
NJSLYR / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
「イ、イヤーッ!」ボーツカイはバイクを蛇行運転させて危うくマキビシを回避!キャバリアーが台座から身を乗り出しカタナブレードツルギを振り上げる。「なんたる奸計……正々堂々勝負せよ……!」「その通りだキャバリアー=サン!」ボーツカイが叫ぶ。「敵将ニンジャスレイヤー=サンの首を取れ!」
NJSLYR / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
「ハイハイッ!イヤーッ!ハイッ!」まるで軍馬に鞭を振るかのような攻撃的前のめりで、ボーツカイは牽引バイクをギア・アップする。前方に左カーブが近づく。ボーツカイはインジケーターの「活力」ボタンを親指で押し込んだ。途端にバイクの後方からジェット噴射が二秒!チャリオットは急加速!
NJSLYR / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
ニンジャスレイヤーのアイアンオトメの真左に躍り出るチャリオット!キャバリアーがツーハンデッド・カタナブレードツルギを両手で振り上げる!「ヌウーン……イヤーッ!」振り下ろす!「イヤーッ!」ニンジャスレイヤーの極限的バイクさばき!タイヤのすぐ側の地面をカタナブレードツルギが砕く!
NJSLYR / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
さらに驚くべき速度で返す刀の一撃!「ヌウーンイヤーッ!」「イヤーッ!」ニンジャスレイヤーはアイアンオトメをほぼ真横にまで傾けてこのシビアな斬撃を回避!だが、見よ!前方を!すでにトラックは左カーブし、ニンジャスレイヤーの目前に迫るのは競技場の壁である!
NJSLYR / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
「ヌウッ……」「逃がさいでかニンジャスレイヤー=サン!」ボーツカイが叫んだ。チャリオットの車輪から真横にスパイクが飛び出し回転を開始!壁を前にニンジャスレイヤーが少しでもスピードダウンすればスパイクがアイアンオトメもろともネギトロにしてしまうだろう!実際危険!
NJSLYR / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
「どうだッ!」迫り来る壁!ダメ押しとばかりにボーツカイはチャリオットを左前方へ加速、壁ぎりぎりにドリフトさせてアイアンオトメの左折先進路を塞ぐ!「逃げ場無し!これで貴様は速度によって壁面に叩きつけられペシャンコのイカジャーキーよーッ!」危うしニンジャスレイヤー!ナムアミダブツ!
NJSLYR / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
ニンジャスレイヤーはアクセルをフルスロットルした!ナムサン!自殺めいた加速!だが刮目せよ!我々は見届けねばならぬ!「イヤーッ!」加速そしてドリフトしながら壁へ突っ込むアイアンオトメ……その車体が、おお、なんたる事!壁のカーブに沿った繊細なドリフトにより、真横に壁を走行し始めた!
NJSLYR / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
「何だとーッ!?」ボーツカイが絶叫する。アイアンオトメはそのまま壁を走りながら上へ上がってゆく。そして、「イヤーッ!」チャリオット上のキャバリアーめがけ、高高度から飛びかかった!「ヌウーン!イヤーッ!」キャバリアーがカタナブレードツルギを振り回す。だがアイアンオトメが速い!
NJSLYR / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
「イヤーッ!」「グワーッ!」アイアンオトメの前輪がキャバリアーの顔面を捉えた!いかな巨人ゾンビーニンジャであろうと、速度を乗せた1200CCモーターサイクルの全質量を上半身に叩き込まれれば無事では済まない!ギャルギャルギャルギャル!無慈悲に回転するアイアンオトメの車輪!
NJSLYR / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
「グワーッ!この、この苦しみ!」カブトの奥からキャバリアーの苦悶の声が漏れる。「イヤーッ!」ニンジャスレイヤーはさらにアイアンオトメを押し込む!「ヌウーン!」キャバリアーはカタナブレードツルギを取り落とし、両腕でバイクを抱きかかえるようにした。そして……「イヤーッ!」投げ飛ばす!
NJSLYR / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
なんたる怪力!投げ飛ばされたアイアンオトメはスピンしながら転倒、ニンジャスレイヤーは車体から転がり落ち、そのまま七連続バック転を繰り出して着地した。「お、おのれーッ!」ボーツカイが毒づく。「カタナブレードツルギを!カタナブレードツルギを拾えキャバリアー=サン!」「ヌウーン!」
NJSLYR / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
チャリオットが停止すると、キャバリアーが台車から飛び降り、やや離れた位置に置き去りにされたカタナブレードツルギに向かってノシノシと歩く。「イサオシ……我がカタナブレードツルギ……」「させぬぞ」ニンジャスレイヤーは短距離走者めいてトップスピードでダッシュする!
NJSLYR / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
ニンジャスレイヤーの狙いは当然、丸腰のキャバリアーである。カタナブレードツルギが無くばあのゾンビーニンジャは鈍重なスモトリと大差無し!得物を拾い上げる前にケリをつけるつもりである。「そうはさせぬぞ!イヤーッ!」ボーツカイがバイク上からニンジャスレイヤーへスリケンを七枚投擲!
NJSLYR / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
「イヤーッ!」ニンジャスレイヤーは眉一つ動かさず、全力疾走しながらスリケンを十一枚投げ返す!七枚がボーツカイのスリケンとそれぞれぶつかり合い破砕消滅!残る四枚がボーツカイの体軸に突き刺さる!これは単純極まる引き算の演習だ!「グ、グワーッ!」
NJSLYR / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
ニンジャスレイヤーは言い放つ!「下がっておれ!急がずともオヌシのことは痛めつけた後に殺す!」「グ、グワーッ!」そしてキャバリアーめがけダッシュの勢いを乗せたスピニング・ドロップキックを繰り出す!「イヤーッ!」「グワーッ!」キャバリアーは脇腹にヤリめいた突撃を受け、よろめく!
NJSLYR / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
さらにニンジャスレイヤーは踏み込みながら連続攻撃!「イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!」嵐の如きチョップ突きの連打である。これは実際テクニカルな攻撃であった。甲冑の繋ぎ目を狙い、最大のダメージを与えていくのだ!「グワーッ!グワーッ!グワーッ!グワーッ!」腐った血が噴き出す!
残りを読む(26)

コメント

オスツ🍣 @alohakun 2011年8月23日
オン・ジ・エッジ・オブ・ザ・ホイール・オブ・ブルータル・フェイト #1 http://togetter.com/li/174643
fukaten @fukasetsuten 2014年5月6日
連載順だと実際こっちのリンクが正しいかも。 ブレードヤクザ・ヴェイカント・ヴェンジェンス #1 http://togetter.com/li/179249
ログインして広告を非表示にする
ログインして広告を非表示にする