オン・ジ・エッジ・オブ・ザ・ホイール・オブ・ブルータル・フェイト #3

翻訳チームによるサイバーパンク・ニンジャ活劇小説「ニンジャスレイヤー」リアルタイム翻訳 (原作:Bradley Bond-san & Philip Ninj@ Morzez-san) ニンジャスレイヤー公式ファンサイト「ネオサイタマ電脳IRC空間」 http://d.hatena.ne.jp/NinjaHeads/ 続きを読む
書籍 文学 ニンジャスレイヤー
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NJSLYR / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
オン・ジ・エッジ・オブ・ザ・ホイール・オブ・ブルータル・フェイト #3
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「イヤーッ!」キャバリアーは両手で構えたツーハンデッド・カタナブレードツルギを斜めに打ち下ろした。「イヤーッ!」速い!ニンジャスレイヤーはギリギリのところでこれを回避!恐るべき風圧がニンジャスレイヤーを 打ち、直撃すれば致命傷を受けるであろうことを想像させる。
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ニンジャスレイヤーは反撃に出ようとして踏みとどまる。仕込み銃を構えたボーツカイである!「イヤーッ!」ドウン!またしてもナンシーを狙った銃撃だ。だがこれ以上ダメージを受ければカタナブレードツルギの餌食!ニンジャスレイヤーのニューロンが時間感覚を研ぎ澄ませた。「イヤーッ!」
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「なに!」ボーツカイが目を見開いて驚愕した。ゴウランガ!ニンジャスレイヤーは左手を真っ直ぐ突き出し、親指と人差し指で赤熱する弾丸を掴み取っていた!さらにそれをボーツカイめがけ人差し指で弾き飛ばす!「イヤーッ!」「グワーッ!?」ボーツカイは眉間に弾丸を受けて仰け反る!
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「正々堂々と勝負せよ」キャバリアーがくぐもった声を発し、カタナブレードツルギを振り上げる。ボーツカイはめげずに再度仕込み銃をナンシーに向けた。ナムサン!あの銃の装填弾数は三発。致死的な斬撃をどうにかかわし、ボーツカイの銃弾をノーダメージで防ぐ……これを更に二度繰り返さねばならぬ!
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「イヤーッ!」キャバリアーがカタナブレードツルギを振り抜く。ニンジャスレイヤーは覚悟を決める。できるか?ではない!やるのだ!だが、その時おかしな事が起こった!
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キャバリアーの横薙ぎの刃がニンジャスレイヤーの頭上を越え、そのまま勢いをつけて、キャバリアーの背後のボーツカイを襲ったのだ!「グワーッ!?」思いがけぬ裏切り攻撃を、ボーツカイは三節棍を掲げて危うくガードする。金属製の三節棍はカタナブレードツルギを受けて一撃で破砕した!「何を!?」
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「正々堂々……勝負せよ……」キャバリアーは尻餅をついたボーツカイにカタナブレードツルギの切っ先を突きつけ、宣告した。「これは神聖なる一騎打ちなり……」ボーツカイ、ニンジャスレイヤーともに、この甲冑ゾンビニンジャを訝しい目で見た。ボーツカイが我に返る。「な、何をバカな!」
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「正々堂々勝負せよ」「き、貴様とてこのニンジャスレイヤー=サンにアンブッシュしたであろうが!今更何を!」ボーツカイはムキになって捲し立てるが、思い直した。「生前の記憶か?忌々しい……ええい、ならば、とにかくやれ!相手を間違えるな!ニンジャスレイヤー=サンを切り刻め!」「ウウ……」
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キャバリアーがニンジャスレイヤーに向き直った。「この痛み……この寒さ……ヌウーン!」あらためて振り上げられるツーハンデッド・カタナブレードツルギ!「……茶番は終わったか」ニンジャスレイヤーはあらためてジュー・ジツを構えた。
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その背後、ボーツカイは看板を次々に蹴って手近のビルの屋上へ跳び上がる。「せいぜい暴れるがいい、出来損ないめ!とにかくニンジャスレイヤー=サンを殺すのだ!」「ヌウーン!」ズシン!ズシン!カタナブレードツルギを大上段に構えたままキャバリアーがニンジャスレイヤーの間合いに踏み込んだ。
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「この痛み……イヤーッ!」斬撃が襲いかかる!風を切るツーハンデッド・カタナブレードツルギ。その重量と長さたるや、9フィート近い巨体の持ち主たるキャバリアーをして両手で振るわねばならぬほどの大業物なのだ!「イヤーッ!」ニンジャスレイヤーはあえて踏み込む。これはセオリーである!
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遠心力の乗った外側よりも、より敵の懐近くで斬撃をいなすべし!だがキャバリアーのケリ・キックが接近を阻止すべく再び襲いかかる。ニンジャスレイヤーはこの反応を想定済みだ!「イヤーッ!」ニンジャスレイヤーは小さくジャンプし、キャバリアーの蹴り足の膝を蹴って跳び上がった!
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「イヤーッ!」「グワーッ!?」これは!跳躍の勢いを乗せた高高度サマーソルトキックである!顎を下から蹴り上げられたキャバリアーはのけぞってよろめく。ニンジャスレイヤーは後ろの地面を蹴り、休む間無く飛びかかった。タタミ三枚分の距離を一気に縮める低空ジャンプパンチだ!「イヤーッ!」
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「グワーッ!」腹部にジャンプパンチを受けたキャバリアーがよろめく。ニンジャスレイヤーは手を休めず、さらにショートフックを執拗に叩き込む!「ィィイヤアーッ!」右!左!右!左!右!左!「グワ、グワーッ……この苦しみ……」「ヌウウッ!?」ニンジャスレイヤーは手を止め防御姿勢!何故か!?
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キャバリアーは連続で叩き込まれるフックのダメージを意に介さず、攻撃を受け続けながらカタナブレードツルギを逆手に持って振り上げ、ニンジャスレイヤーに 狙いを定めていたのだ!ゴウランガ!恐るべきはゾンビニンジャの異常なまでのニンジャ耐久力!「イヤーッ!」打ち下ろされる刃!
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「イヤーッ!」ニンジャスレイヤーは後方へ転がって致命的打ち下ろし刺突を回避!カタナブレードツルギがアスファルトに深々と埋め込まれる。咄嗟の状況判断が彼の命を救った!だがキャバリアーのイニシアティブは続く。ゾンビは地面に埋まったカタナブレードツルギに力を込める。「……イヤーッ!」
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ゴウランガ!地面が爆ぜ割れ、テコの原理で掻き出されたアスファルトが散弾めいてニンジャスレイヤーへ襲いかかる!「イヤーッ!」ニンジャスレイヤーは右手チョップ!飛来するアスファルト片を叩き落とす!「イヤーッ!」左手チョップ!飛来するアスファルト片を叩き落とす!右手!左手!
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「イヤーッ!」そこへキャバリアーが飛び込んできた。ジャンプからの横斬撃!巨体に見合わぬ剣技、身に宿すはいかなるニンジャソウルか!「イヤーッ!」ニンジャスレイヤーは瞬間的なブリッジでこの致死的斬撃を回避!キャバリアーは着地しながら斬撃の勢いで一回転しさらに下段横斬撃!「イヤーッ!」
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まずい!後退回避の結果、今やニンジャスレイヤーのすぐ背後には前後不覚のナンシーがいる。この斬撃をジャンプ回避すれば、地面にへたりこんだままのナンシーはカタナブレードツルギの恐るべきリーチの餌食となろう!ニンジャスレイヤーは咄嗟に敵に背中を向け、ナンシーを抱え上げる。迫る刃!
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ニンジャスレイヤーは目を見開いた。そしてナンシーを抱えたまま、全力で跳躍!足元を一瞬後に薙ぎ払うカタナブレードツルギ!ニンジャスレイヤーは宙を飛び、アスファルトへ激突……否!
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ギャルギャルギャルギャル!ドリフトしながら角を曲がってきたクロームシルバー車両のボンネットが、ナンシーを抱えたニンジャスレイヤーの背中を受け止める!瓦屋根シュラインを戴く改造武装霊柩車は、挨拶がわりとばかりに強烈なフロントライトをキャバリアーへ照射した!「グワーッ!?」
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運転席のウインドウが開き、中から白色脱色した逆モヒカン・ヘアーの男が顔を出した。「ドーモ、ナンシー=サンにニンジャスレイヤー=サン。お楽しみの最中、邪魔したかい……」彼こそは武装霊柩車ネズミハヤイDⅢのオーナーにしてプロフェッショナル運び屋、デッドムーンである!
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「……遅いじゃない……」ナンシーは呟いた。「そりゃ、合流地点が不明となれば、こんなものさ」デッドムーンは肩をすくめる。「それにしても、あンた石みたいだな。嫌な事でもあったのかい……」「それだ」ニンジャスレイヤーは口をはさんだ。「彼女は故あって朦朧状態だ。どこか安全なところへ……」
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「ヌウッ!」ビル屋上から戦闘を監視していたボーツカイは思いがけぬニンジャスレイヤーへの救援に歯噛みした。「なんだあの武装霊柩車は!」ニンジャスレイヤーがコーカソイド女を霊柩車に乗り込ませるのを見ながら、彼は判断を迷った。既にヤクザ小隊とフロートガン三機を失った彼は増援をためらう。
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コメント

オスツ🍣 @alohakun 2011年8月20日
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