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初年次の演習で「ソシオロジ」掲載の「それゆけ!アンパンマンの社会学」を読ませた。内容はちょっとアレだが、ジャムおじさんを「隠れた支配者」とする解釈はなかなか面白い。学生にも好評。
2012-04-24 22:30:54Historian of National Socialism and German-Japanese relations. 田野大輔『ファシズムの教室』大月書店より刊行! amazon.co.jp/dp/4272211234/
「ジャムおじさんはアンパンマンの顔をつくる技術を他人に教えず、独占することで、みんなが彼に従わざるをえないようにしている」
2012-04-24 22:35:36自己犠牲を強調していた絵本版のアンパンマンが、アニメ版で単なる勧善懲悪のストーリーになってしまったのは、やはり劣化といっていいんじゃないかな。
2012-04-24 23:19:01なお、やなせ氏はこう述べている。
現在は新型肺炎(SARS)とか、鳥インフルエンザとか、バイキンが猛威をふるっていて人類共通の敵になっています。しかし酵母菌のようにパンをつくるときに必要な菌、納豆菌とか乳酸菌とか有用善玉菌も多いから、バイキンを死滅させると人間も絶滅する。うまい具合にバランスがとれてるのがいいわけです。
だからアンパンマン対ばいきんまんの闘いは、バランスを保ちながら永遠に続いていくことになります。
(やなせたかし 「人生なんて夢だけど」)
@tanosensei そうなのです。「それいけ!アンパンマンの社会学」と同じ号で査読誌デビューできたことは、一生忘れません(笑)
2015-04-30 23:52:27@ishihara_shun あの論文、導入教育の授業で配って読ませていますが、「これで掲載されるのか」と驚くような内容ですね。外国人枠で特別に掲載されたんだろうと邪推しています。
2015-04-30 23:55:29なお公式サイトには
アンパンマンワールドに人間はいません。ジャムおじさんとバタコさんも人間の姿をしていますが、妖精なんです。
とある
リンク
導入教育の授業で紹介しなくなった「それゆけ! アンパンマンの社会学」をゼミで紹介してみた。やはりバイキンマンをトリックスター、ジャムおじさんを立法者とする解釈は初学者には新鮮なようだ。
2021-10-07 14:48:34しかしアンパンマンはトラブルを暴力で解決する上に、彼の暴力行使を善とするのがみんなの反応であるから周囲への同調を当然の前提としており教育上よくないという私見が同意を得られたかどうかは自信がない。
2021-10-07 14:51:43原作の絵本は困った人に顔を食べさせる自己犠牲の話だったのにアニメ化にあたってあのような有害な内容になってしまったのは返す返すも残念。
2021-10-07 14:55:28