野球などボールスポーツや格闘技での危険な事故で起きる心臓震盪 しんぞうしんとうについて

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鉄平石 @teppeiseki

@AikidoMichiko サッカーの競り合いの中で肘が胸に、 おっしゃるとおりライナー打球が胸に、 などはよく例示されえますね…… いつか、もしも、に後悔しないために、備えておきたいですね!

2019-09-20 13:24:19
二重作 拓也 @takuyafutaesaku

心臓震盪(しんぞうしんとう)という言葉ををご存じですか?未成年の胸部やその周囲への外力により突然死を引き起こす「非常に危険かつ致死的な病態」です。「スポーツの場面」はもちろん「日常生活」でも起きています。子供に関わるあらゆる立場の人たちにとって「マストの知識」のひとつです。 pic.twitter.com/ItHFs7nH9g

2020-06-16 16:53:22
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二重作 拓也 @takuyafutaesaku

心臓震盪の国内での発生件数の90%以上が18歳未満、アメリカでは70%が18歳未満。子供、未成年に好発。衝撃手段は「ボール等の備品がぶつかった」「コンタクトスポーツの打撃や投げ」「遊びで殴った」「親のしつけで胸を叩いた」「兄弟喧嘩で肘で胸を小突いた」等。日常生活にリスクあり。

2020-06-16 16:58:45
二重作 拓也 @takuyafutaesaku

心臓震盪(しんぞうしんとう)とは【心臓に加えられた機械的刺激により誘発】され、もともと【心臓に異常のない子供や若者】が、胸にボールが当たったり、肘が胸に当たったり、投げられたりして【心臓に致死的不整脈が発生してしまう現象】です。

2020-06-16 17:05:57
二重作 拓也 @takuyafutaesaku

1.心停止の直前に前胸部に非穿通性の衝撃をうけている 2.詳細な発生状況が判明している 3.胸骨、肋骨および心臓に構造的損傷がない 4.心血管系に奇形が存在しない この4つがアメリカでの診断基準。

2020-06-16 17:07:52
二重作 拓也 @takuyafutaesaku

【AED】と【心臓震盪】とリンクしなければ適切に動けない。ナース、教師でも「心臓震盪の言葉を知らない人」は多い。「子供の胸部、腹部、背部への衝撃で意識が消失し、呼吸がなければ(あやしければ)【心臓震盪】を疑い、即、救急隊要請とAEDを。除細動の必要性の有無は【AEDが自動的に判断】する。 pic.twitter.com/U7ui94eBrh

2020-06-16 17:25:59
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二重作 拓也 @takuyafutaesaku

コンタクトスポーツ領域での心臓震盪の講義や発信に対し「俺たちの時代には心臓震盪なんてなかったけどな、今の子供が弱いんじゃないか」と言われたこともあったが、この概念は90年代にアメリカで提唱された。「未成年を中心とした突然死」の犠牲と研究の結果あることをどうか忘れないで欲しい。 pic.twitter.com/vv90Esd60W

2020-06-18 16:11:32
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二重作 拓也 @takuyafutaesaku

心臓震盪に関して「正しておくべき誤解」がある。それは「強い衝撃で起きるという誤解と希望的観測」だ。心臓震盪の発生には【タイミング】が関わる。「心電図上、T波と呼ばれる波の出現の直前で発生しやすい」ことがわかっている。【弱い衝撃でもタイミングによって起こりうる】と認識しておくべき。 pic.twitter.com/BfJ2elo1e2

2020-06-19 07:50:23
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二重作 拓也 @takuyafutaesaku

打撃系格闘技で「ありがち」なのは「防具着用」「拳・足部サポーター着用」で心臓への外力を軽減しようとする方策。だが、 ①心臓震盪はタイミングで起きうる ②着用でかえって打撃の頻度が増す ③「防具の上から思いっ切り」の曲解を生む ④サポーターと防具の重量も力積に加わる 等の問題を生む。 pic.twitter.com/XnooxOVJlE

2020-07-07 13:54:45
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二重作 拓也 @takuyafutaesaku

格闘技・武道の専門誌や媒体で心臓震盪の危険性について発信し始めた2010年頃、実はあるメーカーと組んで「胸部プロテクター開発」の計画があった。試行錯誤した結果、僕はこのプロジェクトを断念した。病態と悲惨な例を知れば知るほど「胸部への打撃は危険の情報共有が先」だと判断したからだ。

2020-07-17 08:47:06
二重作 拓也 @takuyafutaesaku

「くの字」になったタイプの打撃ミットがある。これを身体前面に構えた練習生に、重量級の選手が蹴りを見舞ったところ、突然の意識消失、救急搬送され、ドクターより心臓震盪を指摘された事例がスポーツ安全指導推進機構に報告された。(2020年7月)ミットが心臓震盪の媒介となってしまった例。

2020-08-01 10:54:19
二重作 拓也 @takuyafutaesaku

もともと身体のダメージを軽減する目的でつくられた「ミット」が、使い方によっては「心臓震盪の媒介となりうる」こと。心臓震盪が外力の大きさではなく「タイミングによって起きうる」知識があれば、その可能性も「想定の範囲内」となるはずです。

2020-08-01 11:12:03
二重作 拓也 @takuyafutaesaku

「衝撃」は、与える側の変数だけじゃない。「与える側にとって軽い打撃」でも、「受ける側にとっても軽い」とは限らないからだ。しかも衝撃の入射角度が少し変われば、受ける側の強度はあっけなく変わる。対人競技の本質は「相互作用」にあるが、「軽くならOK」と一方通行的に考える人が意外に多い。

2020-08-26 09:42:04
二重作 拓也 @takuyafutaesaku

・心臓震盪とは? ・なぜ子供に起きやすいのか? ・命に関わるその病態とは? ジュニアと心臓震盪(1) 子供の心臓を守るのは大人の責務 - スポーツ安全指導推進機構/格闘技医学会 …etyoffightingmedicine.hatenadiary.com/entry/2019/02/…

2021-05-06 08:50:41
二重作 拓也 @takuyafutaesaku

「いまとなっては」になるけれど、心臓震盪予防のプロテクターの開発を断念して良かったと思っている。「未成年の心臓への打撃自体を見直す必要がある」のに、「プロテクターをしてるから大丈夫」の曲解を生んでしまうところだった。ミットやプロテクターが「増幅器」として働く可能性も否定できない。

2021-10-17 09:45:03
二重作 拓也 @takuyafutaesaku

格闘技ドクター/スポーツ安全指導推進機構代表/ほぼ日の學校講師/ 『Words Of Prince』アメリカアマゾンsoul部門1位 最新刊『可能性にアクセスするパフォーマンス医学』 糸井重里さんと 1101.com/futaesaku_itoi/

facebook.com/takuya.futaesa…

_hyopi_ @hyopi_84

youtu.be/obnV86gPPWg #SNS医療のカタチONLINE 第8回 二重作先生@takuyafutaesakuのご講演 「子供は大人のミニチュアではない ~スポーツ医学の現場から~」 このリプをトンデモ校則で見かけたけど、「心臓震盪はタイミングが悪ければ打撃の強弱関係なく起きる」 まさに、ですよね… twitter.com/passwordKTT/st…

2020-07-16 06:24:23
べつぼ @passwordKTT

@Akikun1124 ハイタッチ禁止は、手にタッチできず互いにぶつかって片方が心肺停止になったのが原因(母校での実話)

2020-07-14 23:08:59
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救急救命士/格闘技者 @ts61290519

柔道で投げられた衝撃でも心臓震盪が発生した事例があると二重作先生から聞いて驚きと大人との違いを改めて感じました。子どもへの胸への衝撃は危険性が高いのです。 僕は子どもの成長に武道はとても良いものだと思っているからこそ、子どもの武道の取り組み方を1から考えます。 twitter.com/takuyafutaesak…

2020-06-16 19:03:52
けこはや@双極性障害・ASD @kekohaya

この一連のツイート、保護者の方々もぜひご一読を。 ところで読後に心臓震盪で検索したところ、心臓震盪から子供を救う会さんによる一般市民による救命事例まとめを見つけました。 narumi-ecl.co.jp/shinzou-shinto… こちらを読み、救命講習を再受講しようと思いました。 twitter.com/takuyafutaesak…

2020-06-16 17:40:49
ナオたん @unyaneko2005

@DTSV_kizuna_ ありがとうございます。 自分でも少し調べて、だいぶわかってきました😊 大人でもなる可能性はある…胸は心臓からすぐ近い所にあるので、衝撃にあうと本当に怖いですね。誰もが用心しなくては…大変勉強になりました。

2020-06-17 12:28:24
404 not found @hankver2

@takuyafutaesaku これはじめの一歩に出てくる伊達のハートブレイクショットって技の効果ぎまんまそれですよね

2020-06-17 01:00:51
ゾルゲル(大ナマズ) @heavensdoor402j

@takuyafutaesaku 昔、大阪市消防局協力のNHKドラマで「ボーダーライン」という作品があり、その中でボールが胸部に当たって倒れた子の救命するシーンがあり、その時に心臓震盪を学びました。

2020-06-17 02:09:27
terry A @terry1967a

@takuyafutaesaku ヴォルク・ハンの心臓打ちもコレだとすると、危険な技ですね。

2020-06-17 10:40:24