終末期医療とは
現在の「死」は延命処置によって薬漬けにされて生き長らえた挙句の「死」である。時には自ら呼吸を出来ないときでも、臓器停止していても、薬や装置によって生かされる。果たしてその状態が「生きる」という事なのだろうか? 「人間らしく死ぬ」という事なのだろうか?
2011-08-26 03:11:39そうした疑問を持ったとき「自然な状態で死にたい」という欲求が出てくる。従来の人間には無かった類の死の考え方である。この考え方に乗っ取った医療方針を終末期医療といい、欧州では盛んに行われている医療方法である。
2011-08-26 03:14:57【終末期医療とは?】 ターミナルケアともいいターミナルケア(Terminal Care)とは、末期がんなどに罹患した患者に対する看護のこと。終末(期)医療、終末(期)ケアともいう。
2011-08-26 02:52:52主に延命を目的とするものではなく、身体的苦痛や精神的苦痛を軽減することによって、人生の質(QOL)を向上することに主眼が置かれ、医療的処置(緩和医療)に加え、精神的側面を重視した総合的な措置がとられる。
2011-08-26 02:53:03ターミナルケアを専門に行う施設はホスピス(Hospice)とも呼ばれる。Hospice の原義は、聖地への巡礼者や旅行者を、小さな礼拝堂を持つような教会が泊めた巡礼教会hospice の意味が転用されたものである。
2011-08-26 02:53:35アメリカと日本の現状
現在アメリカでは高齢者の1/4にあたる人が自宅でホスピスケアを受けている。 ホスピスケアを受ける条件は余命が6ヶ月以内と診断された人である。しかし実際の現場では例えばガンでは最期の2ヶ月で急速に機能低下して死んでいく為、正確な余命診断ができずポスピスケアを受けれないという人もいる
2011-08-26 02:50:11そのためホスピスケアを受ける人の3割が利用1週間で亡くなる事態が起きている。 日本ではアメリカの余命6ヶ月でホスピスケアを受けられるというような制度はなくほとんど全て医者の責任の下で行なわれている(ほとんど行なわれておらず延命治療にならざるを得ない)
2011-08-26 02:50:54全国にホスピス病床は2600ほどしかないなどアメリカに比べ大幅に制度も設備も不足している。国も2007年5月にガイドラインを作るなど努力はしているが法的整備ではなくあくまでも方針のみであり、結果の責任についても触れず、また安楽死については全く考えられてもいない。
2011-08-26 02:51:26問題提起
生き物である以上死とは避けられないものであるし、その死に方というのが今までと変わってきたのだから今まで以上に真剣に話されて当然だと思う。
2011-08-26 02:55:54日本の制度は大幅に遅れている。 それ以上に、終末期医療の事をより多くの人々が理解し、関心を持ち、みんなで話し合う場面を増やすことの方が大切である。
2011-08-26 02:57:18他の国では終末期医療は盛んに議論されているの対して世界一の長寿国の日本では終末期医療に関心がないのはやはり意識の問題、価値観の問題であるように思える。その意識を変え、生物らしい死に方をする為にも話し合いの場を多くする事が今後の日本の終末期医療を充実させるために不可欠であると思う。
2011-08-26 02:58:53どうしてこの国では「死」について考えたがらないのだろうか?コレほど高齢者が多い社会であるにも関わらず、考えること、問題にする事は「元気に」「健康に」という「生」に対する欲求である。(それが医療費の増大に関与しているかもしれないがまた別の話) 「死」について真剣に考えたほうが良い
2011-08-26 03:21:46