- TakashiUSUI
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ようやく21日のワークショップの振り返り。子どもが楽しんでくれたのはいいけど、ひっかかりが少なかった。「職業体験みたいなノリにはしたくないんだよね」と山本さんも言っていたけど、そうなってしまいがちな「分かりやすさ」があったのかも。
2011-08-26 23:26:56「低学年のぼんやりした状態を抜け出しはじめた子どもたちが、自己主張しはじめるんだけど、自前のものがあるわけではなくて親から与えられたものにすぎない。それってイタいと思っていた。でも、与えられた条件の中で自己表現しようとしているということをポジティブに捉え直せないかと思った」
2011-08-26 23:32:10抽象度を上げて考えると、社会から押し付けられた規範や条件の下で、それを編集したり誤読したり横領したりして自分のための隙間を作っていく、そういう行為として「10代前半のファッション」を取り上げたわけですね。
2011-08-26 23:37:26そういうさ、抽象的なレベルで、アシスタントひとりひとりが、作品とそれを作るためのプロセスを理解していないと、出来上がったものがなんとなく鈍くなるんじゃないかなぁと思った。
2011-08-26 23:41:08山本さんの作品は非常に難しい。やってることは具体的だけど、その意味は抽象度がかなり高い。現代アーティストだから当たり前だけど。
2011-08-26 23:45:27例えば、ゼロダテで発表された「なまはげといきる」は、この時期に作られたことで、社会に対するいっそうの批評性を持つことになると感じた。「〜といきる」というタイトルは、現代的な課題に対する山本さんのスタンスの表明でもある。
2011-08-26 23:53:13そこまで抽象度を上げて作品全体を捉え直してみると、「やさしくなーれ」を5回唱える女の子が、あの作品の中ではとても重要な位置を占めると思われる。そういうアイデアを子どもから引き出せる、あるいは、たくさんの中からそれをピックアップできる鋭い感覚が、アシスタントにも求められると思う。
2011-08-26 23:57:53だから、アー児のプロジェクトでも、ボランティアさんたちに、けっこう深いところまで理解してもらうことが大事な気がするんです。というわけで、@TakashiUSUIくん、よろしくお願いします。
2011-08-27 00:02:58