PCR検査厨対応用：「ワクチンより検査」の何が問題か

しろたく@6回接種M4P2 @taquyallan

今後PCR検査厨がまたやってきたときに備えて、返信用スレッド作っておきます。論点は 1)全数検査できるか 2)検査後隔離できるか 3)偽陰性の問題 4)上記全て実現したとして感染防止できるか の4つ。

しろたく@6回接種M4P2 @taquyallan

検査厨はすぐ検査数が足りないと言うが、どれだけなら満足なのか。東京都の事例で見た場合、第5派に当たる7月～8月の総検査数はおよそ77万件。これは都民1,400万人に対して5.5%に当たる。ご存じの通り、第5波で保健所は完全に機能不全となりこれ以上の検査拡大は不可能だった。

しろたく@6回接種M4P2 @taquyallan

色々タイポあるなあ。 ・頭に1)を追加 ・×第5派　○第5波

しろたく@6回接種M4P2 @taquyallan

この期間の陽性率はザックリ平均で20％前後。さて、「十分な検査数」とされる陽性率5％を確保するには、7月～8月の場合この4倍の検査数が必要となる。それはつまり保健所・医師・臨床検査技師等が4倍必要になるということ（野良PCRは考慮しない）

しろたく@6回接種M4P2 @taquyallan

要するにPCR検査を「充分に」行なう事は、少なくとも第5波レベルの流行の場合は物理的に不可能なのです。これが1点。

しろたく@6回接種M4P2 @taquyallan

2)検査後隔離の問題 検査厨はここのリソースについて一切触れない事が多い。検査で陽性となった人は完全隔離しなければならない。中国の場合は家族とも離されて独房に監禁される。国内で最大2万人／日となった検査陽性者を収容する設備がどこにあるのか。そもそも法的にそれは可能なのか。

しろたく@6回接種M4P2 @taquyallan

不可能ですね。1)と合わせて考えるとヘタすりゃ1日8万人くらいの陽性者を2週間隔離し続けなければならない。部屋から5秒離れたら罰金とかそういうレベルでだ。上記を実行したシンガポールでさえ、感染は再拡大した。

しろたく@6回接種M4P2 @taquyallan

3)　仮に1)と2)が実現できたとしても(無理だけど)検査厨はなんで偽陰性の問題をスルーするのか。10人中3人が検査すり抜けるんですよ。2020年末、PCR受けて帰省…をやる人が大勢いて第3波発生したよね。忘れたの？(忘れたんだろうなあ)

しろたく@6回接種M4P2 @taquyallan

4)　10億歩譲って上記全てが実現したとしよう。検査能力は今の10倍・人権蹂躙して隔離カンペキ・偽陰性も奇跡的に発生しない。それでも、PCR検査したからコロナに罹らなくなることは「全くない」のです。感染リスクは従前のままなのです。

しろたく@6回接種M4P2 @taquyallan

ワクチンは上記の懸念全てを完全に解決した。調達～打ち手確保～ロジ構築の3つがちゃんと機能して、およそ半年で日本国民の75％以上が接種完了予定だ。これは「実現したこと」であり、机上で考えても実現不可能なPCR拡大とは比べものにならない。勿論書いてないけどかかるコストも桁違い。

しろたく@6回接種M4P2 @taquyallan

以上です。これもどっかにまとめて置いておくことにします。

しろたく@6回接種M4P2 @taquyallan

追記。毎日全数検査がカンペキに機能した例が一つだけあります。東京オリパラです。選手人口最大1万人・スタッフ含め多分その3倍くらいの規模でワクチン完全接種＋毎日PCR全数検査隔離で、最終的な陽性率を0.01％まで押さえ込みました。

しろたく@6回接種M4P2 @taquyallan

これはバブルが機能したからに他なりません。ここから導かれる結論は 「全数検査厨は東京オリパラと同じ環境を日本全国津々浦々にどうやって構築するか具体策持ってこいや」 と言うことになりますな。

しろたく@6回接種M4P2 @taquyallan

本ツリーに多くの好意的なコメントを頂きありがとうございます。その後の議論を経ていくつか追記します。

しろたく@6回接種M4P2 @taquyallan

飯尾様@tzYbHjEbLvnRi9wに頂いた「新型コロナは発症前に感染する」という要素、大変重要です。3)の偽陰性の問題に直結しますね。実際には発症2日前くらいがウイルス排出量最大になるので、このタイミングでたまたまPCR検査できない限り陽性にはならない。

しろたく@6回接種M4P2 @taquyallan

ただ検査厨は「それならば無症状でも無作為に検査すべきだ」と主張するのだけど、違うんだなあ。陽性率5％と言うのはあくまで発症者やその濃厚接触者周辺の話で、無作為でやると陽性率は0.1％～0.5％まで落ち込んでしまう。広島や世田谷のいつでもPCRが頓挫した理由です。

しろたく@6回接種M4P2 @taquyallan

「事前確率」が大事なんですわ。感染している可能性の高い集団に検査を行う方が、結果として補足率が高い。さらに言えば日本はCTスキャン保有数世界一で、肺炎の診断がすぐに出来る。第1波においては特にここが有効に機能しましたね。

しろたく@6回接種M4P2 @taquyallan

それからもう一個「検査厨が全員全数検査主張してるワケねえだろ妄想乙」というクソリプ頂いたので。ロジカルに考えると、検査のみで感染拡大阻止しようとすると「毎日全数検査」以外の道はない。そりゃそうっすね。検査してない人がいたらそっから拡大するんだから。

しろたく@6回接種M4P2 @taquyallan

そんなの無理、なのは今更論じるまでもないですな。これも指摘を受けてコストの件を追記すると、PCR検査は現在19,500円/回かかるので、仮に国民の2割・2800万人に毎日検査するだけでも年間200兆円かかりますorz　で、2割じゃ到底感染阻止は出来ない。

しろたく@6回接種M4P2 @taquyallan

検査厨は検査が足りないといつも主張するのだけど、ロジカルには全員全数検査しかない。でもそれは無理。じゃあ可能な限り増やせ、と言っても第5波規模だと必要な検査の25％で実質ギブアップ。これが現実でした（医療崩壊の問題は完全に別です）。どっちから考えても「検査で封じ込め」はNGなんです。

しろたく@6回接種M4P2 @taquyallan

で、こんなことウダウダ論じるまでもなくワクチン打ってしまえば全部解決なんですよ。感染しない・発症しない・重症化しないの最強トリオで、COVIDは「かかってもただの風邪」が現実になりつつある。ゲームは完全側に人類側のターンになりました。

しろたく@6回接種M4P2 @taquyallan

もちろん高齢者の重症化・死亡リスクは残るので検査追跡は継続必須だけど、第1派の頃のような「クラスター追いかけて潰す」事が可能になりますね。理想です。ちなみにブレイクスルー感染者における死亡者は、日本ではまだゼロのはず。

しろたく@6回接種M4P2 @taquyallan

とりあえずこんなところで。何かあればまた追記します。

しろたく@6回接種M4P2 @taquyallan

早速一個追記。検査費用の件ですが、政府が公費負担している総額で本体18,000円・技術料1,500円です（リンク先参照）。野良PCRで5,000円とか6,000円とかでやってるのは無視です。保健所は正式な医療機関での検査以外採用しません。 h-cl.org/column/pcr-ins…

しろたく@6回接種M4P2 @taquyallan

さらに追記。「五輪は毎日全数じゃねえよバーカ」という煽り対応です。ボランティアさんは毎日ではありませんでしたね。クソリプと侮るなかれ、なにがしかの気づきがあります。 yomiuri.co.jp/olympic/2020/2…