落合正勝流 長く使えるネクタイの選び方

なんとなくネクタイを選んでいるというかた、ご注目。なるほどと思うネクタイの妙は、さすがおしゃれ達人の言(げん)であります。 ※TLがいつもと逆です。下から読むと時系列に読めます。
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世界文化社 ブックニュース(ナナ子) @sebun_digital

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2011-08-29 10:48:05
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【落合流ネクタイ選び】男性のみなさん、ネクタイって何本持ってますか? シーンに合わせて何本かお持ちですよね。でも、流行に左右された選び方をしていたと後から気づき、

2011-08-29 11:00:20
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【落合流ネクタイ選び2】「今となってはこのデザインは使いにくい」ということ、ありませんか。そんなかたに、落合正勝さん流のベーシックなネクタイの選び方をお届けします。

2011-08-29 11:00:42
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【落合流ネクタイ選び3】ネクタイには流行があると思う人もいるだろう。これは、うっとうしい認識である。流行の底にはベイシックなものが必ず存在する。

2011-08-29 11:01:12
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【落合流ネクタイ選び4】ベイシックはクラシックと同義だが、もっと根深いものである。クラシックの核、あるいは思想といってもいい。なんにせよ、まったく新たなモノが突然登場するわけではない。

2011-08-29 11:01:35
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【落合流ネクタイ選び5】モノの誕生には、まず思想があり、それを具現した普遍のカタチが存在し、さらにそれをあれこれいじくりまわした、時代に応じたカタチがある。

2011-08-29 11:01:50
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【落合流ネクタイ選び6】例えば、ソファーには人体を憩わせるという思想がまず存在し、その思想に基づき不変のカタチができ上がる。一般的なソファーのカタチだ。

2011-08-29 11:02:09
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【落合流ネクタイ選び7】次に、時代に応じたモダン・ファニチュアが登場する。

2011-08-29 11:02:23
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【落合流ネクタイ選び8】ネクタイも同じである。手元に70年前のタイがある。ローマのメローラ製だ。セッテ・ピエゲ(※)仕様だが、現在のセッテとは明らかに手の入れようが違う。

2011-08-29 11:02:42
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【落合流ネクタイ選び9】ずっと凝っている。当時の貴族のために作られた最後の1本で、このネクタイを作ってから、作り手のおばあちゃんは90歳位で亡くなった。

2011-08-29 11:03:05
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【落合流ネクタイ選び10】長さは150センチ、大剣の幅は9.5センチ、首回りの幅は3センチだ。理想的な数字である。

2011-08-29 11:03:25
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【落合流ネクタイ選び11】流行のデザイナーのタイの長さは、140センチ、大剣の幅は10センチ、首回りの幅は2センチだ。これは、ネクタイをアスコットタイのように巻くための数字である。

2011-08-29 11:03:39
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【落合流ネクタイ選び12】つまり、デザイナーは、ネクタイをそんな風に巻くべきだと主張し、それが流行につながるのだ。彼らが間違っていると言っているわけではない。

2011-08-29 11:03:57
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【落合流ネクタイ選び13】彼らはベイシックとクラシックを学習しているから、そんなプレゼンテーションができるのだ。そのアスコット風タイが、スーツのスタイルや、シャツの襟(えり)のカタチに連動する。

2011-08-29 11:04:12
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【落合流ネクタイ選び14】だが、今後どんなにネクタイの幅や長さが変化したとしても、不変のカタチは70年前の数字である。

2011-08-29 11:04:41
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【落合流ネクタイ選び15】スーツの成熟期にスーツと共に完成したプロポーションは、崩しようがないからだ。仮にそのプロポーションを崩せば、シャツやスーツのバランスまでが崩れる。

2011-08-29 11:04:55
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【落合流ネクタイ選び16】それがクラシックという意味であり、西洋の衣文化の継続性と強さなのだ。モノに対する西洋人の、精神の強靭(きょうじん)さと執着といってもいい。

2011-08-29 11:05:10
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【落合流ネクタイ選び17】クラシックなモノが存続してこそ流行なのだ。男の服における西洋と日本の大きな相違は、

2011-08-29 11:05:42
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【落合流ネクタイ選び18】西洋は常にクラシックと流行が共存し、日本は流行に依存しがちな点だ。だからクラシックな服が理解しにくいのだ。

2011-08-29 11:05:57
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【落合流ネクタイ選び19】クラシックなタイを選択しなければならない意味は、そこにある。柄もそうだ。もっともクラシックな柄は、無地かドット(水玉)だ。

2011-08-29 11:06:18
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【落合流ネクタイ選び20】大切なことなので、僕は過去の著作のなかで何度も書いた。

2011-08-29 11:06:44
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【落合流ネクタイ選び21】。ドットは白、地は紺がよい。ドットは小さい順に揃える。小さい方が、よりクラシックである。次に紺地に、小さな柄がシンメトリーに配してあるものを選ぶ。

2011-08-29 11:07:13
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【落合流ネクタイ選び22】数十年も前にロンドンで購入した無地や水玉のタイを、僕は今でも締めている。

2011-08-29 11:07:28
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【落合流ネクタイ選び23】※セッテ・ピエゲ:イタリア語で7つ折りの意味。大剣の裏側を7つ折りにした、手のこんだ最高級ネクタイ。

2011-08-29 11:07:42