DIeさんとA.feudatoriusさんによる東方製糸・藍染め議論

考察クラスタのDieさんとA.feudatoriusさんの会話ログです。 繊維と染色で同人誌を書いたDieさんと、 日本史考察の濃さなら随一のA.feudatoriusさんの 濃いトークをお楽しみください。 続きを読む
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@sphenylbot A.feudatorius
@die3035 いいですね。私はついつい専門に近いところばかりです。 /確かにクワコやカイコから糸を取るのもありそうですね。ただ、高級なものになっていそうですが。

Die @die3035

@sphenylbot 色々な分野に顔を突っ込んで、色々な人にツッコんでもらえて、中々楽しいです。絹は、おそろしく貴重品で、博麗の系譜か、妖怪の山の大幹部程度が使えるのもかなー、と思っています

2011-08-29 21:41:10

@sphenylbot A.feudatorius
@die3035 絹は恐ろしい貴重品なのは同意です。 ただ、博麗はそこまでの上流階級とは見てないです。絹使うのは、各勢力幹部や人里名主階級かな、と。 幻想郷は、身分がある程度残存していそうです。

@sphenylbot A.feudatorius
絹の生産もある程度あるだろうが、もしかすると糸にできる繭が作れず、真綿の形でしか流通してないかも。 という説はさすがに厳しいな。仮に繭作れずとも、紬糸にはできるはず。 ただし、高度な分業はなされていない気がする。

@sphenylbot A.feudatorius
日本の蚕生産技術が発達して、再び糸が取れる繭が作れるよう

Die @die3035

@sphenylbot 神事に関して絹は必要になるかな、と思いまして。残念ながらそちらの方面はからっきしなので、思いつき程度ですが。身分制度は、多分無いと集団としてやっていけなさそうな気がします

2011-08-29 21:49:00
Die @die3035

後、幻想郷の住人は何とかして僅かばかし手に入った木綿を、麻と組み合わせて服にして使いまわす、とかしてそう

2011-08-29 21:51:29

@sphenylbot A.feudatorius
@die3035 絹使いましたっけね、神事に。そこは私も詳しくないのでなんとも。ぬさは大麻らしいですが、絹を献じたりする気もしますね。 かような小さい集団で、かつ近代を否定した場所であるなら、身分秩序は確固と残っているでしょうね。

Die @die3035

@sphenylbot 神事の際には白絹の服を着る、的な記述を資料で見た気はするのですよねぇ。麻は注連縄にも使いますし、色々と必須でしょうね

2011-08-29 22:00:06

@sphenylbot A.feudatorius
@die3035 なるほど。あれは絹なのですかね。 なんとなく麻のイメージを抱いてましたが。

@sphenylbot A.feudatorius
幻想郷人里だと、水呑―本百姓―地主と分かれてると安易に想定。その地主の大きいのが、人里を差配してるのだと思う。稗田なんかは、たぶん寄生地主じゃないかなとか。

@sphenylbot A.feudatorius
ついでながら、人里の差配をするのは"肝煎"ではないかと。これは幻想郷を東北に想定するから。 もし西日本に想定するなら"庄屋"だし、東日本に想定するなら"名主"。

@sphenylbot A.feudatorius
しかし、麻は染まらんし固いから大変だな。 人里の中級以下は麻の柿渋染めなどだろうが、マジで固いぞこれは。超堅牢だが、着ると痛い。

Die @die3035

まあ、フェムト本その2でも書いたが、霊夢には最終必殺技の神を降ろして蚕の繭を得る、があるんだけどねー

2011-08-29 22:02:06
Die @die3035

稚産霊神カモーンって奴。まあ、流石にこれは考える上での最終手段ではあるが

2011-08-29 22:03:47
Die @die3035

@sphenylbot 今は兎も角、昔は麻で純白を出すのが難しかったからかなぁ、とは朧げに思ってはいますが…

2011-08-29 22:47:01

@sphenylbot A.feudatorius
@die3035 神社で重要なのは、白でなく生なりであるきもしますからね。寒冷地だから、水に晒すとかなり白くなりそうですし。 むしろ白い絹を作れたかどうか。

Die @die3035

@sphenylbot 漂白剤や蛍光増白剤がある現在ならともかく、昔は基本的には水洗いと天日干しですからなぁ。特に、野蚕から採れるものは色付きが多いですし、中々大変そうです

2011-08-29 23:45:34

@sphenylbot A.feudatorius
@die3035 麻は川や雪に晒して白くなりますから、ある程度どうにかなります。 蚕も、きちんと育てられさえすれば、白い糸は取れますね。 あるいは、神社で繭も育てているかもしれません。

Die @die3035

@sphenylbot 隔絶地である幻想郷に養蚕技術があった、とは今一つ思えないんですよねぇ。なので天蚕の、飼育と呼べるかも微妙なレベルの生産どまりかなぁ、とは思っているんですが

2011-08-30 00:17:37

@sphenylbot A.feudatorius
@die3035 個人的には、五箇庄や白川郷といった、冬季に孤立するような豪雪地帯でも養蚕が行われていたことを考えると、技術があってもおかしくないかなと思ったりしています。 クワコの生産のみだと、白糸絹は生産不能ですね。

Die @die3035

@sphenylbot 実際、寒冷地でも生産は可能なんですが、その技術自体が幻想郷にまで届いたのかなぁ、と思うんですよねぇ。基本的に養蚕は外来の技術ですし。後、立ち絵の服の白に純白が無いのは、天蚕絹だからかなと

2011-08-30 00:43:08

@sphenylbot A.feudatorius
@die3035 野蚕だと、完全に別の色になってしまいますよね。白っぽくもならないと思います。 白川郷や五箇庄が、幻想郷に匹敵し得るような山間集落であり、かつ江戸末には日本の隅々に貨幣経済が浸透したことを考えれば、幻想郷への技術伝播もありえるかな、と。

Die @die3035

@sphenylbot 天蚕の色はやはりかなりの苦労をしたようで、灰汁によるアルカリ精錬によってかなり色を薄める事には成功してはいますね。それでも純白は不可能でしたが。まあ、最近だと酵素精錬法なんてあったりはしますが…

2011-08-30 00:57:38

@sphenylbot A.feudatorius
@die3035 現在での精練法をするなら、養蚕した方がはやいでしょう。 絹をアルカリ処理とはこれまた強引ですね。絹がそれだけでかなり痛んでしまいそうですが。 高級品としての使用に堪えられるだけのものになりえたのでしょうか?