ずいぶん前から検討している「津波波力に対する検討」だけど、あれから3ヶ月ぐらい経ってるけれど、未だに迷走を続けていて、なかなか決定打に至っていない。やっぱり建築基準法で決まっているわけでもなく、また、明確な基準のないときに「どういう風に考えるか」っていうことが求められてる。
2011-08-30 00:00:21結局「現段階では」内閣府が出した「津波避難ビルに係るガイドライン」しかなくって、それには特に具体的なことが書かれていなくて、それに加えて今回の震災の調査や中間発表等による解釈の違いや考え方の違い等が加えられて、本当に大混乱している状況になっている。
2011-08-30 00:02:31実際、この「津波避難ビルに係るガイドライン」では、想定津波高さの3倍に耐えられることが求められているんだけど、これはかなり厳しいもので、逆に既存建物の「津波避難ビルの指定」が進まなかったんだって。で、実際の今回の津波でも、津波波力は想定津波高さの1.0〜1.5倍程度だったらしい。
2011-08-30 00:04:22@s_tomokazu 力学的には、これから取り組もうとしているシュミレーションの世界に何かヒントがあるかもしれませんね。絶賛苦戦中です。その施設のコンセプトは思考やコミニケーションを繰り返すしかないかもしれませんね。
2011-08-30 00:06:35仮に1.5倍としても現在の基準の半分。この差は大きい。確かにRC建築で杭が折れた状態で転倒している建築もあれば、津波に流されて元の位置から相当先まで動いた建築もあるらしいけれど、それらについても徐々に検証されているようだ。もちろんまだまだ確定的なことは言えないようなんだけど。
2011-08-30 00:06:35で、色々検討・検証していく中で分かってきたことは「いかに水の力を受け流すか」ということと「いかに浮力の影響を受けないようにするか」ということ。
2011-08-30 00:08:54@yasu4523works そうですね。もっと具体的なシミュレーションが出来れば、より安全で経済的な建築が提案できるような気がします。
2011-08-30 00:09:49僕が考えてることは(すごく当たり前のことだけれど)その地域によって想定される災害も違えば、それらの災害対策も異なってくるだろう、と。そしてそれらは地形にもよるだろうし、地盤の状況にもよるだろう。自分たちの地域の状況に応じた防災を意識した都市を提案する必要があるということ。
2011-08-30 00:13:21@s_tomokazu 津波の高さと言いますが、津波というより巨大なエネルギーをもつ水の流れだと思うのですが、水圧による水を持ち上げる力を考慮されているのでしょうか。それが無ければ意味がないですよね。
2011-08-30 00:17:13例えば僕の住んでる件だと、総人口のうちの約半分が市内に住んでいて、その半分ぐらいが中心部の平地に住んでいる。しかしその平地は地震・津波の際にどうなるかというと、最悪の場合ほぼ全域が水没・浸水する予測が立っている。では「高台に住む」ことが可能かというと、現実的にはそれも無理っぽい。
2011-08-30 00:17:45だから直撃エリアは厳しいかもしれないけれど、直撃ではないエリアに、いかに津波から命を守る場所をつくるかってことが現実的な対応になるように思う。で、それを「津波避難タワー」のようなものでなく、住まいや働く場所と一緒にできないか。そこで「津波避難ビル」機能のあるマンションの登場。
2011-08-30 00:19:30@s_tomokazu 福島第一も10mだったかもしれません。水圧によって水が持ち上げられ浸水を許してしまった。ということにはならないのだろうか。津波は水圧を受け止めるのではなく、「いなす・かわす」デザインが有利かもしれませんね。
2011-08-30 00:20:20確かにそういうところはありますね。そしてそれを実務的に援用しようとすると、現場で混乱するっていう。。。RT @akaiCAR: s_tomokazu メンバー見たら当然かなと。性能規定でもなく概念規定?
2011-08-30 00:21:05@yasu4523works そうなんです。「水の力を受け流す」ことが重要なんですね。そしてそれには、津波発生時の水の流れのシミュレーションが欠かせません。
2011-08-30 00:22:06もちろん「津波避難ビル」をつくりたい訳ではなくて、現在の状況から取り組める部分で、防災・減災を意識しながら、新しい住まい方の提案や都市の骨格のようなものが考えられたらと思う。
2011-08-30 00:24:00@yasu4523works 街並みの問題は難しいですねぇ。昔ながらの「街並み」を意識してつくれるのは、それこそ津波被害のない場所、昔からの街がある場所しかないのかもしれません。
2011-08-30 00:27:04@s_tomokazu 空気のほうでは、街並みによる風圧シュミレーションが出来ているようなので、その応用かなと簡単に考えてしまっているのですがね。
2011-08-30 00:28:58あ〜なるほど。そういうことでしたか。可能性はあると思うんですが、民間だけだとできることとできないことがありますよねぇ。RT @yasu4523works 空気のほうでは、街並みによる風圧シュミレーションが出来ているようなので、その応用かなと簡単に考えてしまっているのですがね。
2011-08-30 00:31:14だから僕たちの地域が次に被災したときには「津波直撃エリア」「高浸水エリア(または長期浸水エリア)」と「浸水エリア」「無被害エリア」に分類して、それらと都市計画等を整合させる必要があるだろうなぁ。そして「津波直撃エリア」には住宅を推奨しない方針も必要かと。
2011-08-30 00:33:29しかし次の100〜150年先の津波に備えて高台に移住することなく「浸水エリア」もしくは「無被害エリア」に津波避難ビルを兼用した中高層建築をつくっていくこと。商業エリアについては「高浸水エリア」を含んだ全域で考える、というようなことはできないかな。
2011-08-30 00:35:11なんとなく、原爆で瓦礫だけになった街に、津波で殆どの建物が流されて更地になった場所に、津波の被害を受けなかった山の上に、自分たちの理想の建築・都市を夢想するだけじゃなくって、現実の延長線上にできることを設定してもいいんじゃないかなっと。それは決して鮮やかなものではないけれど。
2011-08-30 00:38:573年程前、横浜のファミレスにて、奥様方が「住むならタワーマンションか戸建か」を話されていて、主な話の争点が「セキュリティ」だった事を思い出した。
2011-08-30 00:39:40