黛敏郎の電子音楽を聴いて思ったのは、最初のミュージック・コンクレートのための作品「X」「Y」「Z」から最後の「ザ・カブキ」のPrologue に至って、なんか遠くまで来てしまったな感があんまり無いなってことかな。
2011-08-31 13:05:21黛電子音楽:60年代以降の作品は「菓子皿」みたいな印象をうけた。皿そのものもいいことはいいけど、その上にお菓子を置いて初めてしっくりくるように皿自体の意匠には何かが控えられていたり欠けたりしている感じといえばいいのか。音楽単独ではもひとつ魅力を十分見せてくれない。
2011-08-31 13:13:11黛電子音楽:前日までの不摂生のせいで上演中たびたび梵我一如になりかけてたけど、集中して作品を聴ける貴重な機会に足を運べたのはよかった。帰り「おみやげ」に配布された本の約10倍ページ量の本を購入した。隣でCDを買ってた人にお前まだそれ買ってなかったのかみたいな目で見られたけど笑
2011-08-31 13:22:16黛敏郎の電子音楽全曲上演会で、「万博のための音楽」を初めて聴いた。三曲目の「21世紀へのメッセージ」で、途中から「怒りの日」の初めの4つの音らしきものが何度も出てきたのでまさかと思っていたら最後に完全な形で姿を現したのには驚かされた。 #mayuzumikyoto
2011-08-31 18:28:51黛敏郎の電子音楽全曲上演会のつづき。1955年から69年に塩谷宏や佐藤茂によって制作された作品は今聴いてもどれも充実したもの。前々から何度も聴いて馴染んでいることもあるかもしれないがマルチ・ピアノのための「カンパノロジー」は名作だと思った。 #mayuzumikyoto
2011-08-31 22:11:19黛敏郎電音総復習中。ミュージック・コンクレートのための作品「X・Y・Z」(日本の作曲 21世紀へのあゆみ7)、宗教施設内で結構デカ音で「Y」聴くのは度胸がいるぞ!続いて「素数の比系列による正弦波の音楽」「素数の比系列による変調波の音楽」(音の始源を求めてvol.1)
2011-08-31 22:19:04承前)しかしこの度の最大の聴きものは、主催者の尽力によって聴くことのできた「日本万国覧会のための音楽」と「世界救世教 光明神殿 御本座祭 典礼音楽」であった。前者はかつてレコードで出されたことがあるが後者が公開されたのは初めてであるらしい。 #mayuzumikyoto
2011-08-31 22:26:46承前)「世界救世教」の典礼音楽は既に50年代から60年代の純粋な意味での「電子音楽」ではなくなっているが、「神道」的な素材と理念・発想に基づいた音楽で、非常に興味深いものだった。これと万博のための音楽はさらに何回も聴いてみたいものである。 #mayuzumikyoto
2011-08-31 22:41:32日本のある音響技術者がこの曲(シュトックハウゼン「習作1」)のデモンストレーションのあと《電子音楽はエロティックですなあ》と言ったのを聞いて、エンジニアの耳の素直さを知った。音素材の珍奇さを通り抜けてしまえば、ここにはオペラのラヴ・シーンの甘い響きが残るはずである。(柴田南雄)
2011-08-31 22:44:00演奏家という他人に再現してもらう必要のないこの種の音楽(電子音楽)には、そこから来る気やすさの面、つまり真の自由からくる遊びがある。それを聞かなくてはつまらない。(柴田南雄「現代音楽の歩み」角川新書 1965年刊より 前ツイートの出典も同じ)
2011-08-31 22:48:25先日はるばる京都まで行ってきた。黛の派手で男性的な管弦楽がすごく好きな自分としては万博の音楽が聞けてよかった。あとなんじゃこりゃーな電子音楽もあって(笑)。しかしこうしてある作曲家のある分野の曲だけ全部通して聴いてみるっていうのはなかなかよい勉強になる。
2011-09-01 00:12:46続いて、「鋸歯状波と矩形波によるインヴェンション」「七のヴァリエーション」(音の始源vol.1)。「七ヴァリ」はやはり諸井誠による1〜6変奏も聴くべきだろう。これを聴くと日本間で聴いていると、京都でのコンサートが残響も含めかなり操作されていたのだと感じる。
2011-09-01 00:39:19『黛敏郎の電子音楽』私の担当箇所に、校正漏れがあることを発見。うーん。何度も見直したのになあ。重版時には直しておいていただけるとありがたい。。。
2011-09-02 02:26:22神奈川県立近代美術館: 鈴木昭男のパフォーマンスを見るために葉山に来た。ら、京都の黛敏郎電子音楽全曲上演会で見た顔のひとがいた。誰かは知らないが、たぶん知り合いの知り合いなんだろう。 http://t.co/FfR7BVn
2011-09-03 14:37:13.@koji_ks さんの「黛敏郎の電子音楽全曲上演会」が250PV達成!みんな注目してるんだね! http://t.co/6fVaWau
2011-09-02 21:40:06なぜ、こんなにカッコイイ音楽を作れた人が、「The Kabuki」のプロローグではあんなことになってしまったのか。これって音楽学が真剣に考えるべき問題ではないかと。「ジャズ・オーケストラ'73」を作れた水野修孝が「交響曲第4番」みたいな失笑ものの作品を書いてしまうのと同様。
2011-09-05 02:15:55黛敏郎の電子音楽(川崎弘二編著)を購入。『日本の電子音楽』の、辞典なみの分厚い印象が強かったので、一目見た印象は「本が薄い!」。しかし、ぱらぱらとページをめくると、異様に濃密な内容のテキストが満載。すみませんでした。
2011-09-05 09:44:20先日の京都でのイベントに行けなかったら、川崎弘二さんが当日発刊されたという書籍『黛敏郎の電子音楽』を送って下った。ありがとうございます。120頁の極めて充実した内容。ISDNが付いてるから書店売りもするのかな。
2011-09-05 17:16:45【読了】『黛敏郎の電子音楽』川崎 弘二,黛 敏郎,川島 素晴,清水 慶彦... ☆4 http://t.co/gyDTfsJ #booklog
2011-09-05 21:05:04