オールタイムベスト!タイマン格闘映画TOP10ランキングを決定してみたまとめ。

格闘映画が大好き、または興味のある人向けに作ったまとめです。
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惣流・ドルフ・ラングレン弐号機 @YZNlfuMP8Vbaaoj

古今東西数多あるにも関わらず、ちょっと人を選ぶニッチなジャンル。ソレが『格闘映画』 今回は自分が独断と偏見で選んだ、TOP10ランキングとかをやってみたい。 区分としては多人数戦ではなく1対1のタイマン戦、そしてなるべく武器を用いないステゴロ徒手格闘主体のものを選抜して行こう。 pic.twitter.com/dZrz9pkeAp

2021-12-29 00:02:05
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惣流・ドルフ・ラングレン弐号機 @YZNlfuMP8Vbaaoj

選考基準は役者の動きや、優れた殺陣師による動作設計など。 また編集センスやカメラワークも欠かせない。 特に重要視したいのは、その戦闘シーンに合った“演出”。 映画に於ける格闘場面は実戦試合とは違う、1つの独立したドラマだ。 そういった諸々の点の兼ね合いを、総合評価に繋げていきたい。

2021-12-29 00:12:56
惣流・ドルフ・ラングレン弐号機 @YZNlfuMP8Vbaaoj

まずは第10位は、ジェット・リー主演の『フィスト・オブ・レジェンド』 最終対決のVSビリー・チョウ戦が大きな見所だが、前半でのチン・シウホウ戦や中盤の倉田保昭との対決等、観応え抜群のボリュームあるタイマン戦が3つも用意されているのが、1つの作品としての評価を上げた。 pic.twitter.com/arqcPerENY

2021-12-29 00:24:58
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ジェットの連打をその屈強な肉体で耐える、鉄人の様なビリー・チョウ。 そんな不利な状況で、的確に急所である目や喉を攻めて優勢なペースへと徐々に導いて行く、そのプロセスが面白いポイント。 しなやかな功夫技とはまた違う、肉弾格闘路線では、コレこそジェット・リーのベストバウトだ。 pic.twitter.com/X2OSnDAZsu

2021-12-29 00:48:09
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第9位『人質奪還 アラブテロVSアメリカ特殊部隊』 今では出演作も増えて多少認知度が高まってきた、英国人俳優スコット・アドキンス。 そんな彼が初めて本格格闘を披露した、記念碑的なVシネマだ。 他にも代表作は幾つかあるが、アドキンスと云えば、未だにこの映画で見せた身体技の衝撃が最も強い。 pic.twitter.com/PDp6pUO1GR

2021-12-29 04:58:07
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特徴的なのはスタントマン同士による、宙を舞う様なアクロバットな立回り。 こういった派手な動きは視覚的にも凄さが分かり易く、格闘映画入門にはとても適しているかもしれない。 役者の動き、日本のアルファスタントによる見事な動作設計や観易い的確な編集など、とにかくどれも素晴らしい出来だ。 pic.twitter.com/tbWDbNn07n

2021-12-29 05:16:09
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続いて第8位は、日本では未リリースなデッドロックシリーズの3作目『Undisputed III: Redemption』 前作では悪役だったスコット・アドキンスの持ち役、ボイカが主役へと転身しシリーズの顔ともなった作品。 敵役のマルコ・サロールとの決戦は、アドキンス主演映画の中でも一二を争う名勝負を見せる。 pic.twitter.com/T5OZDftOsk

2021-12-29 22:24:46
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前作、『デッドロックⅡ』と同じく形勢逆転の際には音楽がかかり、高揚感を煽る演出が効いている本作。 その時の両者の立回りは派手な技ではなく、一見地味な寝技のマウント取り合戦というのがまた渋い。 UFCの試合の様なリアルファイトを、映画向けに見映え良く落とし込んだ、工夫が高いポイントだ。 pic.twitter.com/E4db3B9tnA

2021-12-29 23:44:21
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第7位『ドラゴンへの道』 ブルース・リーが、空手世界チャンプだったチャック・ノリスと死闘を繰り広げる、殿堂入りにも等しい映画。 対決が開始するまでの長い溜めやドラマティックな導入は、演出面での観応えを高くしている。 リー主演作の中でも、一対人戦の“ロマン”を最も強く感じさせる内容だ。 pic.twitter.com/lNhkFc1LC8

2021-12-31 02:41:06
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特に目を引くのは、両者の攻防の良さが際立つこの場面。 キレのある鋭の足技が特徴のブルース・リーと、荒々しい豪の蹴りを見せるチャック・ノリスの掛け合いは、タイプが違えど互いの実力が拮抗している事を分かり易く見せている。 同等の者同士が繰り広げる死闘は、やはり熱い。 pic.twitter.com/A8oHloStRi

2021-12-31 22:20:18
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第6位は『SPL/狼よ静かに死ね』 ドニー・イェン主演の現代劇の中でも、最初にMMA=総合格闘路線を推し出した一作。 ウー・ジンとの警棒VS短刀戦の評価が高いが、自分にとって最も衝撃を与えたのはラストのVSサモ・ハン戦。 素手でやり合う事の快感とカタルシスを教えてくれた対決は、コレ以上にない。 pic.twitter.com/l8bgo56fW1

2022-01-01 21:43:20
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初観で驚いた理由は、やはりその掛け合いの中での技とテンポの速さ。 特にドニーの綺麗なフォームは視覚的に見映えが良く、眼福とも言える体捌きだ。 ブルース・リーやジャッキー・チェンの映画を観てもピンと来なかった自分が、コレを発見して以来、格闘ジャンルにハマる切っ掛けになったのだった。 pic.twitter.com/yPGEbE70Sg

2022-01-01 22:17:13
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第5位は同じくドニー・イェン主演の『スペシャルID 特殊身分』 肉弾MMA路線の3作目であり、ドニーの総合格闘技への拘りが最も色濃く出たのが本作。 派手な蹴りやゲンコツラッシュ等の見映えある技が幾つか飛び出すが、柔術の攻防からなる地味な型を、如何に面白く見せるかの工夫も大きな見所である。 pic.twitter.com/2oo12987v2

2022-01-02 22:34:28
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レスリングのテイクダウンから始まる地面に組みしての対戦パートは、“停滞してるかの様で退屈”といった好みの分かれる意見もある。 だが、この組んず解れつとしたマウントの取り合いは、非常にリアルだ。 他ではあまり類を見ない、ドニーの拘り抜いたこの動作設計を、自分は強く推したい。 pic.twitter.com/bbW5ARGCiT

2022-01-03 11:48:43
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第4位『スパルタンX』 本作の主演であるジャッキー・チェンと、格闘家として有名だったベニー・ユキーデとの対決の出来映えは、ジャッキー自身がベストバウトに挙げる程だという。 間合いを計りタイミングを見切る互いの攻防は、確かにジャッキー映画の中で最もリアルファイトに特化した試合内容だ。 pic.twitter.com/VsduRo8qaX

2022-01-05 12:13:37
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『スパルタンX』は演出が特に良い ジャッキーが自分のペースを意識し、勝負を有利に運んでいくシチュエーションや、その際にかかるバックの音楽で気分は更に盛り上がる ジャッキーとユキーデの掛け合いの見事さも、この辺りがピークだろう 観る者に高揚感を与えて、最も熱くさせるNo.1がこの映画だ。 pic.twitter.com/xKaUc5DAii

2022-01-05 22:05:00
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第3位は、ある種この手のジャンルの金字塔ともなった『導火線 FLASH POINT』 ドニー・イェン主演作では未だに最高傑作の声も多い、名高い格闘映画だ。 『SPL』に続いてMMA路線となった継承作であり、前回以上にリアルファイト表現を追及した為か、拳闘の“痛々しさ”をより強調した仕上がりとなる。 pic.twitter.com/KVET2BTWSq

2022-01-06 01:11:52
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『導火線』で最も目を見張るポイントは、やはりこのパンチのラッシュとソレを捌く、掛け合いのタイミングの速さ。 ここまでテンポが独特な動作設計も珍しい。 モーションの大きいパンチの振りを、素早く動かす事で更に迫力が増すという事を見事に表した、ドニー・イェンのベストバウトである。 pic.twitter.com/Pnain79yVc

2022-01-07 22:28:10
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第2位はこれしかない。作中の斬新な殺陣に、度肝を抜かれた映画『HYDRA』 主演の三元雅芸が、スタントマン出身の川本直弘と繰り広げる格闘戦は、ちょっと他ではお目にかかれない様式。 役者2人の動きも素晴らしいが、何よりも動作設計の面での出来の良さが突出している。 pic.twitter.com/inw4fETP0i

2022-01-09 11:11:50
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互いに密着するかの様に、ガツガツと技を仕掛けるのが特徴のこのスタイル。 これまでの格闘映画にあった振り付け、別の言い方なら“段取り臭さ”といったものを殆んど感じさせない設計だ。 こういのが観たかった!というかねてからの欲求を、『HYDRA』は満たしてくれたのだ。 pic.twitter.com/gJUYrMyh6c

2022-01-09 11:27:49
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そして栄えある第1位は迷いもなく、ダントツでこちら。 『ザ・レイド GOKUDO』   前作『ザ・レイド』では見事な2対1戦を見せたが、今作はソレ以上の白熱戦を展開する。 役者の動き、動作設計、編集、演出等、総合点では未だトップの座に位置する出来映えだと強く思える。 pic.twitter.com/6JJf0aNmrc

2022-01-09 21:33:37
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まず良さが挙げられるのは、その動作設計。 主演のイコ・ウワイスと、敵役のセセプ・アリフ・ラーマンは共に、インドネシア武術シラットの使い手。全身を使った荒々しい型の技が素晴らしく、互いの素早い殴打も気に入ってる箇所である。 pic.twitter.com/4nPKPprV7f

2022-01-09 23:55:52
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次に良いのは編集センス。 的確なカメラワークとカット割は勿論だが、他に優れているのはスローの使い方。 蹴りがヒットした瞬間にスローとなり、セセプがカランビットナイフで仕掛ける間で素早く元に戻す、緩急のバランスが絶妙だ。 尺の長いバトルを飽きさせずに見せるのは、こういった工夫にある。 pic.twitter.com/bVnLTVmrsg

2022-01-10 00:40:41
惣流・ドルフ・ラングレン弐号機 @YZNlfuMP8Vbaaoj

そして何より素晴らしいのはその“演出力”。 激しい交戦から一旦距離を置き、小休止する2人の“間”と睨み合いの演出は、局面を盛り上げる劇的な効果を発揮している。 特にセセプの悪鬼の如き形相は、本業が英語教師だったとは思えない名演技ぶりで、そのシチュエーションに一役買っていた。 pic.twitter.com/Vi4fahesAf

2022-01-10 01:09:04
惣流・ドルフ・ラングレン弐号機 @YZNlfuMP8Vbaaoj

格闘場面で重要視したいのは、決着=〆の見せ方。 ヒートアップしていく攻勢からの、決着が付くと同時に音楽が鳴り止む効果的な演出。コレ以上のトドメ描写は他にない。 イコの表情、抱き合うかの様な形で並ぶ、絵面が出す余韻がまた良い。 やはり、問答無用で『ザ・レイド GOKUDO』が不動の1位だ。 pic.twitter.com/c7RHrF2tkY

2022-01-10 02:36:54